眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

日馬富士引退は、終わりでなく始まり

2017-12-01 | Weblog
ようやく、日馬富士が引退を表明しました。
相撲協会と協会寄りのマスコミは、なんとか貴乃花側を悪役にして、
暴力を正当化しようとしていました。

よっぽど、モンゴル勢に関して明るみにしたくないことがあったのでしょう。
今の相撲界は、モンゴル力士なしには成立しません。

部屋を違えた力士たちが、地方巡業中に深夜個室に集まって、
酒を飲みながら密談をする。
これだけで、勝負の世界ではあってはならない出来事です。
これが、貴の岩を除いたモンゴル力士たちの間で頻繁に行われていて、
協会も何も注意していなかったことには驚くばかりです。

その席上で、横綱が平幕に対してめった打ちの暴力行為を行ったのが
今回の事件です。
しかも、ご丁寧にモンゴル横綱3力士のそろい踏みの中です。
言うことをきかない仲間の一人を、代表して制裁したというのが、
通常の暴力事件の刑事的判断になるでしょう。

白鵬は、自分はちゃっかり優勝して、部外者として、二人とも
相撲界に残れればいいなどと発言していました。
いつのまにか、被害者の貴の岩が排除されるかのように発言しています。
このときは、白鵬自身も、刑事責任を問われる立場だとは、思いもしなかったことでしょう。

この席上でのボス、集団行動を左右していたのは白鵬です。
ボスの暗黙の指示に従って暴力を行ったとも、判断することができるのです。
そうでなくとも、この会合での統括的な責任は彼にあります。
そために、彼への警察の事情聴取は、日馬富士とほぼ変わらない時間を要しました。

事情聴取の中で、当然モンゴル勢だけの会合の目的も厳しく聞かれたでしょう。
八百長のための親睦会で、言うことをきかない力士に制裁を加えて
言うことをきかせるようにした
という刑事責任のストーリーも警察側は描くはずです。

さらに、日馬富士は、引退表明のインタビューで余計なことを言ってしまいましたね。
礼儀を教えたなどと言ってましたので、貴乃花側は和解をすることはなくなりました。
貴の岩を休場させて申し訳ない、に徹すれば、もしかしたら和解の道もあったかもしれません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。