眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

もともと無理な話:希望との合併

2017-11-28 | 時事
希望の党の惨敗を受けて、誰々のあの時の言葉が悪かったなど
マスコミの犯人探しが続いています。
しかし、民進党すべてを希望が飲み込んで、政権交代はあったのでしょうか?
そんな党に、どれだけの票が集まったのでしょうか?

小池さんの「排除する」という言葉が独り歩きしていますが、
政党の代表としては、むしろ当然の発言です。
すべての人を連れていくといったのは、前原さんであって、
すべて受け入れるとは、初めから小池さんは言っていません。

民進党の右往左往ぶりを見ていると、維新の時の幕府がだぶります。
幕府も自分の統治能力に全く自信を失い、表面的に天皇に政権を委ねようとしました。
民進党も、自分たちの未来はないとすべての議員が思ったからこそ、希望への
合流を決め、小池さんに船頭を任せようとしました。
いつどのように解散するか、というところまで追い込まれていましたし、
選挙後は、ある程度は自分の意のままに希望を動かせると思ったのでしょう。

小池さんが、もし政権を取りたければ、そうした邪気を含んだ民進党を
飲み込むしかない、試されたのは小池さんでした。
ただ、それだけの器量は小池さんにはなかった、、それだけの話です。

もともと、小池さんにとって、今回の選挙は単なる足がかりで、若狭さんの言うとおり、
次の次を狙う戦略だったのでしょう。
若狭さんも非難されていますが、ただ正直だっただけです。
しかし、政治家としては、やはり資質に欠けていたということになりますか。

今回の選挙結果については、いろいろ分析されてくるでしょう。
もともと、自民が数を減らすのは必至で、その分、野党である民進党が一番恩恵を受けたでしょう。
その取り分を、希望が横取りしようとしたので、前原さんをはじめとする
民進党議員があわてて、正気を失った行動に出た。
その結果、野党は全体として、増えるはずの議席を失った。

結局、誰が悪いの話ではなく、合流を決めたその時の民進党議員全員が総括すべきでしょう。





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