眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

本を読むのは、単なる時間つぶしか?

2020-10-21 | Weblog
何のために、人は本を読むのでしょうか?
何かを知りたいため、仕事の必要に迫られて、ただ教養をつけるため、
色々な事情があると思います。

僕自身は、ドラマや映画以上に、小説を読むのが苦手です。
読む目的がわからない。
単なる時間つぶしにしか思えないのです。

とは言っても、中高校生のころは、けっこう読んでいました。
たぶん、そのころは何を読んでいいかわからなかったからでしょう。
ともかく、年100冊以上を読むことをノルマにしていたので、
薄い文庫本の小説は達成するのには最適でした。

20代、30代になると、仕事などに関連した専門書しか読まなくなりました。
40代になると、それまで関心がなかった哲学、古典とかを、古本屋で買いあさっては、
積読していました。
いつか読める時が来るだろう、それは50歳過ぎの早期リタイヤを夢見ていたからでしょう。
その時間が来ないまま、買ったまま積まれた本は、相当の量になりました。

60歳を過ぎると、今度は歴史に凝り始めました。
一般むけの本では飽き足らず、学術的な本を捜します。
ただ、この手の本は高価で、数千円から1万円くらいはします。
幸い、図書館がネットで予約できるので、本は増えなくなりました。

買うのは新書ぐらいになったのですが、気付いたことがあります。
同じ作者の本ばかり出版されているということです。
この出版不況の中、毎年数冊、本を出している著者がいます。

すでに大学を引退した学者が多いのですが、書く内容は、ほとんど変わりません。
ほとんど同じ内容で、新しい本を出している。
教養のためと言っても、新しい知識知見は得られないのです。
それでも、買う人がいる。

要は、小説などと同じように、単なる時間つぶしで読んでいるのでしょう。
テレビで、クイズ番組などは、常に放映されていますが、ドラマと同様に、
時間をつぶしたくて仕方がない人が、大部分ということでしょう。

出版不況と言われていますから、固定した読者がいることは、最低限の部数は売れると見込めます。
それで著書を増やしているのでしょう。

残された時間が少なくなった自分としては、つきあってはいられないですね。
まだ、ボーとしていたほうがましだと思っています。

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