眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

老後資金は2000万円不足が、政治問題となってしまいました。

2019-06-14 | Weblog
麻生さんが、またやってくれました。
財務省の諮問機関がまとめた報告書を、どうだとばかりに会見の場で公表です。

年金だけでは、老後資金が足りないことは、雑誌等でよく取り上げられますから、
買って読まなくても、電車の中の広告で知らされていることです。
すでに年金を受け取っている世代にではなく、これから老後を迎える人たちに向けてのものになります。
年金世代は、全く足りなくて否応なしに働いていたり、逆に企業年金や個人年金をもらって、悠々生活しているかどちらかですからね。

ライフスタイルのブログを見ると、定年後の生活カテゴリーでは、悠々自適の人たち、
60代の生活カテゴリーでは、きつきつの生活を送っている人たちが、ブログを書いているのが興味深いところです。

さて、必要な金融資金2000万円は、常識的にはまあ妥当なところですね。
試算通りに月額20万円の年金をもらえるのは、現役世代では恵まれた人になりますから、不可能な額ではありません。
しかし、厚労省ではなく財務省の試問で、報告書をまとめたのが投資会社の関係者というのが、みそになります。
要は、投資に向かわせようとしている魂胆が見え見えです。

それはともかく、今は昔、小泉内閣での骨太の政策、100年安心の年金政策を真っ向から否定したものになりました。
麻生さんも阿倍さんも、内閣の一員でしたから、野党の絶好の的になってしまいました。
参院選挙も、関心を呼ばずに終わるだろうと思っていたのが、思わぬ波紋です。

お金持ちのお坊ちゃんの麻生さんは、下々のものに警告しようと親切心で言っただけなのでしょう。
衆参同時選挙はなくなった雰囲気でしたが、またその芽が出てきそうです。

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