眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

震災当日は福島にいました。

2021-03-11 | Weblog
今日で、東日本大震災から、まる10年になります。
あまり早いようにも感じず、私にとっては遠い日のように思えます。
ただ、被災した皆さんにとっては、時間の経過は全く違って感じられることでしょう。

直後にもブログに書きましたが、当日なんと福島にいました。
磐梯地方に、スキーに行き宿泊していて、帰ろうと準備をしていた時でした。
宿泊していたのは、磐梯山温泉ホテル、昔のアルツ磐梯で、今は星野リゾートが運営を委託されています。

地盤が固かったためか、大きい地震であることはわかっても、大震災レベルとは思わず、
バスも普通に出たため、郡山駅まで行きました。
途中の建物や道路の状態を見て、これは普通の地震ではないと気付きました。
郡山駅では、新幹線が動くどころか、駅が封鎖されています。

あわてて、駅前のホテルに向かい、泊まろうとしますが、すでに満室になっています。
幸い、バスが、迎い客を待っていたので、乗せてもらいホテルに引き返しました。
戻れなかったら、泊まる場所もない被災者の一人になっていました。

その日の宿泊客は、当然来れないので、ホテルの部屋は空いていました。
そこで、津波のことを知りました。
その後、原発の様子が映し出されて、一気に焦り始めました。

情報操作が行われて、原子炉のメルトダウンが報じられなかったと言われています。
しかし、テレビ画像を見れば明らかで、このままだと少なくとも福島県一帯は、
致死的な放射能に覆われることは確実でした。
あわてて、関東に脱出する方法を模索しました。

なんと動いている鉄道路線がありました。
会津鉄道で、東武線につながると関東まで戻れます。
では、翌日これに行けるところまで行こうと決めました。

準備をしていたら、ホテル側で新潟駅までのバスを出すと言ってきました。
こちらのほうが確実です。
新潟まで乗って、新幹線で帰ることができました。

メルトダウンしながら、日本が壊滅的な放射能被害を受けなかったのは、
「神風」が吹いたためです。
これも、誰も指摘する人はいません。
原発事故については、この後書こうと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。