M1：去年に比べたら、いまいちだったかな、、、

年々、参加者の粒がそろっているというか、技術が上がっているのを感じます。
前期10年では、まだＴＶに出られる腕のないコンビも出ていましたが、
そういったことがなくなっています。
ただ、新しい漫才という余地が少なくなってきた、気はします。

今回のファイナル3組も、まあパターンとしては、これまでもあったというような漫才ばかりでした。
別にケチをつけるつもりはなくて、笑わせる技術はすごいです。
敗者決定戦では、コンビの必死さばかり、目につきますが、決勝では必死さを隠せるコンビが出ていました。

ぺこぱは、去年より進歩していたけど、やはり飽きられたかな。
2期目に入って、芸の目新しさより、人物の目新しさがインパクトとなっている気がします。
実力のある和牛が、3回優勝できずに、初めて決勝進出したコンビに勝てない。

今年も、ピン芸人でにわかコンビを組んだり、2回目でも地方に埋没したコンビが、ファイナルに進出しました。
決勝常連の見取り図なども、優勝に届きませんでした。

やはり、常連の芸は、決まった笑いはとれるけど、新しい芸人の笑いには勝てない。
心理学的にも、裏づけできそうです。
ただ、三組の中では、やはり優勝したマヂカルラブルーが、テレビ映えすると思います。
吉本が操作したわけではないですが、うまくできています。

マヂカルラブルーは、3年前上沼に酷評された後、大宮にとばされ、地下芸人になりかけていたので、
去年のミルクボーイと境遇は似ています。
吉本最下位劇場の大宮から、優勝者が出たということは、素直に喜びたいと思います。