クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

コダックの トライ-X は、私の青春のシンボルだった

2012年01月06日 13時25分05秒 | 写真
昨日の午後3時頃、車を運転する私は、流れてくるニュースにびっくり。
なんでも、イーストマン・コダック社が破産宣言も検討中であるとか。
そんな事態を避けるために特許の売却をしようとしているが、売却がうまくいかず最悪の場合は、破産宣言をするというのである。

コダックといえば、40年も前の話になりますが、大学の写真部の頃、トライ-Xを常用していた私。
35ミリサイズの100フィートのロール缶を買い、暗室の中で中古のパトローネに巻き取って、36枚撮り19本くらいにしていました。

トライ-Xは、粒子一粒一粒は大きいのですが、粒がはっきりとしていて、また粒と粒の感覚もきれいに揃っており、大伸ばしには適したフィルムです。
富士のパンドールで12分間現像し、ASA400のトライ-Xを1600として使っていた私は、曇り空の元、下町の工場街を広角28ミリレンズをいつもパンフォーカスにし、ひたすら目に飛び込むものにシャッターを切っていました。

私の青春時代、夢中になれた行動ワンパターンです。

そんなコダックが無くなってしまうとなると、とても寂しいですね。
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写真の記録する力

2012年01月06日 12時52分20秒 | 写真
今日の中日新聞朝刊に 『 水没データを復元 卒業アルバム完成 』 の見出しで、次のような記事が出ていました。

石巻市立門脇小学校のアルバム撮影を60年間続けてきてみえる写真店の伏見龍一郎さんが、津波で泥水につかったパソコンの中の画像データを業者に復元してもらい、昨日、無事生徒たちに小学校の卒業アルバムを手渡すことができたとのことです。
伏見さんは、 『 アルバムを手渡すまでが仕事 』 の強い思いで、500万円近くをかけ自費で画像データを復元されたそうです。

伏見さんのプロ根性もすごいし、卒業アルバムの1ページ1ページをめくる生徒たちの喜びの顔を見られて、伏見さんもほっと一息でしょうね。

写真の記録する力。
写真は、目の前に見えるその時の世界を、目の前に見える姿形で記録してくれます。

時を止めて写された写真は、あとから見れば、撮影者はもちろんのこと、写された人、そしてその場にいた人は、その時の周りの友達や先生の声、様々な物音、さらには、その時吹いていた風、匂いなども思い出され、その時点の自分の心が見事に再構築されて、いつ見ても懐かしいものです。
そうです、写真は光と一緒に、音や匂いや空気までもを、記録と一緒に記憶させるのです。

そういった沢山の写真(画像データ)を復元し、生徒の心に飛び込むアルバムを完成された伏見さんは、素晴らしい人だと思います。
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2つの本の書名が、こんがらがります

2012年01月06日 11時41分38秒 | ボケまくり
昨日の図書館でのこと。
参考室内で“ロダンと花子~プチト・アナコ”を探しても、探しきれません。
係のお姉さんにお願いして探してもらうことにしました。

お姉さんが探している脇口からのぞく位置に、ぉぉ、ちょうどありました。
私は、お姉さんに、「ここに、ありました」とその本を手にとって、お礼をいいました。

お姉さんが参考室からカウンターへ戻った後に気が着いたのですが、私の手にある本は、“ロダンと花子~プチト・アナコ”ではなく、“尾三の女たち”でした。
この日は、2冊の本が見つけられず、もう1冊の開架図書棚にある本と勘違いしたのです。

まぁ、勘違いと書きましたが、これもボケの一種なんでしょうね。
2つの書名が一緒になってしまって、こんがらがっちゃうのですから。

さっきのお姉さんにすぐに探し直してもらうのも恥ずかしく、自分で再度参考室内を探そうと5分ほど粘りましたが、“ロダンと花子~プチト・アナコ”は探せれません。
結局、最初のお姉さんとは違うお姉さんに頼んで、探してもらい、無事参考室内で読むことができました。
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