クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

桜井悦子さんの歌舞伎の日、伊藤繁雄さんの源流、岡田忠夫さんの赤坂情景に流れる時

2012年09月22日 12時23分38秒 | 写真展
『 今 私の想いを伝えたい 一宮写真協会展 』 を見てきました。

力作が並ぶ中、私の心をとらえたのは次の3作。
写真家それぞれの時間の流れが、意気込みが感じられる写真でした。

桜井悦子さんの 「 歌舞伎の日 」 。
5枚の組写真です。
本番が始まる前の化粧の準備。
緊迫した役者の表情が、爽やかな時の流れを誘います。

伊藤繁雄さんは10枚の 「 源流 」 。
山奥深くの水の流れを、神秘的なタッチで切り取られ、幽玄に時が流れています。

岡田忠夫さんの 「 赤坂情景 」 。
幾重にも階段状に削り取られた赤い山肌が、小さく見える重機と一緒に迫ってきます。
圧倒的な力感をもった時が、情景全体に大きく揺れ動いています。

『 今 私の想いを伝えたい 一宮写真協会展 』 は、9月30日(日)まで、一宮市博物館で開催されています。

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