映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『審判』

2022年10月20日 | Weblog
よい

オーソン・ウェルズ 監督・脚本
アンソニー・パーキンス、オーソン・ウェルズ、ジャンヌ・モロー、ロミー・シュナイダー、エルザ・マルティネリ、シュザンヌ・フロン、マドレーヌ・ロバンソン 出演

銀行で働く平凡な男ヨーゼフ・Kが、突然、身に覚えのない罪で逮捕を宣告される。身に迫る底知れない不安と恐怖。冷酷で不毛な現代社会の罠にはまった彼の行く末は?
(ストーリーはパッケージより)



原作はカフカ。
不条理劇は不安定で退屈である。
その退屈さをオーソン・ウェルズはどのようにごまかすのか?
彼独自の映像美とセックスのにおわせである(そんな激しいものはないが)。



まず主人公をめったやたらとモテる存在にする。
そしてその主人公をアンソニー・パーキンスにする。
すると、モテるたびに何か不安定なことが起きるのは観ているものには刷り込み済みなのである(笑)!
(↑参考資料『サイコ』より)

上品なベッドシーンと濃厚なブックスシーン!
上下からの視線の見下ろしと見上げるシーン!
迷宮を思わせる様々なつながり方。

主人公の職場の雰囲気と手続きの煩雑さ(見かけ上の無実の証明)は『未来世紀ブラジル』へ影響を与えている。

『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』

2022年09月08日 | Weblog
ふつう

キャリー・ジョージ・フクナガ 監督
ニール・パービス、ロバート・ウェイド、キャリー・ジョージ・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ 脚本
ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レア・セドゥー、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、クリストフ・ワルツ、レイフ・ファインズ、アナ・デ・アルマス 出演

現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、CIA出身の旧友フィリックス・ライターが助けを求めにやってきたことから、平穏な日常は終わりを告げる。誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を追うことになるが……。
(ストーリーは映画.comより https://eiga.com/movie/87900/)



遺伝子工学の発達により、人種別に攻撃可能な毒物というのはあるかもしれない。もっともらしさがある。
しかし、あるグループ・集団にだけ効果を発揮する毒物というのはまったく説得力がない。バカ丸出しである。

ご存知仮面ライダーでショッカーより強いゲルショッカー、それより強いデストロン、そしてそれらの首領は同一生物というところに物語の深みがあったのだ。
それらよりさらに強い対抗集団がショッカー側にまったく知られず存在できるのがおかしい。
スペクターを憎む人がいるのはわかる。が、少女時代にいちど助けたレア・セドゥーをまた捕まえたり、主に植物の毒物研究をしている人がいきなりあんなスーパー毒物を開発できるのか? また、スペクターよりも規模が小さい犯罪集団にしか見えないのは大きなマイナスポイントである。

『上海から来た女』

2022年02月24日 | Weblog
ふつう

オーソン・ウェルズ 監督・製作・脚本
リタ・ヘイワース、オーソン・ウェルズ、エヴァレット・スローン、グレン・アンダース、テッド・デ・コルシア 出演

あまりの美しさに思わず声をかけたエルザが、そのすぐ後で強盗に襲われる。それを助けたマイケルは、後日エルザの亭主である弁護士のアーサーからヨット旅行の船員として雇われる。ヨット旅行には弁護士事務所の共同経営者のグリズビーとエルザの監視役としてブルームという男も参加していた。


日本語の記事か英語の記事か忘れてしまったが、本作の完全版が見つかったという内容のことが書いてあったと思う。しかし、すくなくとも日本ではまだ発売されていないようだ。
DVDのピーター・ボグダノヴィッチの特典映像に、本作はもともと2時間半のものだったという発言がある。
ぜひそれを見たいものだ。


ヨット旅行までで登場人物たちの状況や性格のゆがみ・悪さが紹介されるのだが、長すぎる。
以下ネタバレ





第一目的はアーサーの消去のはずなのだが、それよりも優先してあっちをアレするものだから話についていけなくなる。
アーサーを片付けてからやればいいだろうに。

揺れる女心というよりもストーリーのつじつまがあわない。
銃を見つけるのが簡単すぎる。

『LUCY/ルーシー』

2022年02月24日 | Weblog
ふつう

リュック・ベッソン 監督・脚本
スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド 出演

訪れた台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまったごく平凡な女性ルーシー。体内に新種の麻薬が入った袋を埋め込まれ、運び屋として利用されてしまう。ところが、袋が破れて謎の物質が体内にあふれ出し、彼女の脳に異変が生じてしまう。通常の人間は脳の潜在能力の10%しか活用できないが、ルーシーの脳はそれを遥かに越えて覚醒を始めたのだ。マフィアの追手を易々とかわし、脳科学の権威ノーマン博士とコンタクトを取るべくパリへと向かう。その間にも、脳の覚醒は留まるところを知らず、いつしか自分でも制御できなくなっていくルーシーだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=349260





映画館で観た。

ストーリーがうんこ、とんでもSFであった。
もう上の写真の情報をビジュアルで理解するあたりから、理解不能であった。

もうちょっとまともな理由付けがほしいところだ。

ここまで書いて下書き状態のまま公開していませんでした。

『宇宙大戦争』

2022年02月19日 | Weblog
ふつう

本多猪四郎 監督
丘美丈二郎 原作
関沢新一 脚色
池部良、安西郷子、千田是也、土屋嘉男、村上冬樹、伊藤久哉 出演

近未来、宇宙ステーションと地球上で原因不明の怪事件が起きる。国際宇宙科学センターは対策に奔走するが、メンバーには宇宙人のスパイが紛れ込んでいた。地球侵略を企てる宇宙人ナタールは、月に基地をつくっていたのだった。月面での攻防戦を何とか生き延びた宇宙科学センターのメンバーたちだが、さらに大きな危険が地球に迫っていた……。
ストーリーはallcinemaより
https://www.allcinema.net/cinema/85964



アマゾンでこの『宇宙大戦争』と『美女と液体人間』の2枚組ブルーレイを約2000円で売っていたので購入した。『美女と液体人間』はレンタルで見たことがあったが、本作は初見であった。



『地球防衛軍』の姉妹編として製作された東宝のSF映画で、スタッフや出演者の役名で重なるところがある。
安西郷子(その後結婚して三橋達也夫人)はチャーミングだが、そのほかはたいてい宇宙服を着ていて地味。
最初と最後の戦闘のあいだがすこし長い。
当時は月の一部に空気があるという説があったそうで、月面探険車がホバリングで前進するシーンがある。
音楽はもちろん伊福部昭だが本作の『宇宙大戦争マーチ』の一部は初代ゴジラにも『シン・ゴジラ』にも出てくる。よく使われている有名な曲。

『ラストナイト・イン・ソーホー』

2022年01月03日 | Weblog
ふつう

エドガー・ライト 監督
エドガー・ライト、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ 脚本
トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス、テレンス・スタンプ、マイケル・アジャオ、ダイアナ・リグ、シノーヴ・カールセン 出演

ファッションデザイナーを夢見て、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学したエロイーズは、寮生活になじめずアパートで一人暮らしを始める。ある時、夢の中できらびやかな1960年代のソーホーで歌手を目指す美しい女性サンディに出会い、その姿に魅了されたエロイーズは、夜ごと夢の中でサンディを追いかけるようになる。
(ストーリーは映画.COMよりhttps://eiga.com/movie/95435/)



2021の年末に映画館で観た。

エドガー・ライトはコメディがいい。本作をホラーとは知らずに観てしまった……。

映像的には美しいところがたくさんあるが、ストーリーがのれない。

道に飛び出して車に轢かれそうになるシーンが3回くらいあるのは多すぎである。

以下ネタバレ




主人公はもともと亡くなった母の姿を現実に見る能力がある(許す)。
それで後半に出てくる男たちの霊だけ顔がはっきりしない(なぜ?)。

主人公は幻覚剤を飲まされた可能性がある(許す)。
同級生はともかく、アパートの女主人が飲ませる理由がない(なぜ?)。

サンディが殺されるイメージはどこから生まれたのか?

あまりにも映画製作者側に都合のいい設定になっている。
こんなんじゃ観客はのれないぞ。

『17歳の肖像』

2021年12月26日 | Weblog
ふつう

ロネ・シェルフィグ 監督
ニック・ホーンビィ 脚本
キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、ドミニク・クーパー、ロザムンド・パイク、アルフレッド・モリナ、カーラ・セイモア、エマ・トンプソン、オリヴィア・ウィリアムズ 出演

1961年、ロンドン郊外。ジェニーはオックスフォード大学を目指す16歳。進学のための味気ない毎日を送る日々。ある大雨の日、倍も歳の離れた大人の男性デイヴィッドに出会い、初めてのクラシックコンサートやエレガントなディナーなど刺激的な大人の世界に魅了され、恋の虜になっていく。だが彼にはある「秘密」があった……。



話がありきたり。

キャリー・マリガンの出世作として有名らしいが、声が今よりもかなり低い。そして監督の狙いなのか、初夜を迎えるまでかなりのブスにみえる。

キャリー・マリガンと校長とのシーンが3回あり、ふたつめのシーンにかなりの重点がかけられているのだが、作品全体の流れとしてそれほど活きてこない。

スタッブス先生役のオリヴィア・ウィリアムズとのシーンのほうが、前半と後半とでうまく対比されていてわかりやすい。

2枚めの写真は映画本編では使われておらず、特典映像の未公開シーンの中にある。

平凡な実生活と派手な虚飾の生活とその中間の学生生活とでまとめればよかったはずなのだが……。

ガソリンスタンドで嘘がバレるシーンは、いくらなんでもイージーすぎる。

1960年代のロンドンでコンドームはそれほど使用されていなかったのだろうか? 

『六月の夜』

2021年12月08日 | Weblog
ふつう

ペール・リンドベルイ 監督
ラグナル・ヒルテーン・カヴァリウス、ペール・リンドベルイ 脚本
イングリッド・バーグマン、マリアンヌ・レーフグレン、ウーロフ・ヴィドグレーン、ハッセ・エクマン、リールトリ・セルマン、マリアンヌ・アミノフ 出演

アバンチュールの別れを切り出したことが原因で、相手の男から拳銃で撃たれ重傷を負ったシャスティン。事件はスキャンダルとなり、シャスティンは身も心も傷つき名前を変えてストックホルムへと移る。シャスティンは傷を診てもらった医者から紹介された医者のもとで働く看護婦や、彼女の友人たちとアパートで共同生活をする。しかし平穏な生活は長くは続かなかった。
ストーリーはDVDのパッケージより



1940年の製作だが、男も女も話も軽い(笑)。
新聞社の電話交換手の性格が最も深く描かれているが、ほかはまともな起承転結になっていない。
アメリカでのイングリッド・バーグマンには「清楚」というイメージがあると思うが、スウェーデンではただの美人扱いみたいな印象を受ける。
モノクロ映画なのに、赤髪の女役をイングリッド・バーグマンがやっているのは興味深い。

『ぼくとアールと彼女のさよなら』

2021年11月14日 | Weblog
ふつう

アルフォンソ・ゴメス=レホン 監督
ジェシー・アンドリューズ 原作・脚本
トーマス・マン、オリヴィア・クック、RJ・サイラー、ニック・オファーマン、コニー・ブリットン、モリー・シャノン、ジョン・バーンサル 出演

高校生のグレッグは、幼なじみのアールと共に自主映画をつくる毎日を送っていた。そんなある日、グレッグは母親から近所に住む同級生のレイチェルが白血病になったことを聞かされ、彼女の話し相手になるよう命じられる。レイチェルのもとを訪れるようになったグレッグは、いつしかレイチェルとの間に友情を育んでいく。病状が悪化していく彼女を励ますため、グレッグはアールと共にレイチェルに見せる為に映画の制作を始める。
(ストーリーはウィキペディアより https://bit.ly/3Fep2mX)



アールの人物があまり描かれていない。
自主映画の映像と編集が上手すぎる。
プロムに力がはいるのはアメリカ、カナダ、イギリスらしい。その割には当然のように人生の重要ポイントとして描かれている。
それと、物語のエンディングを人の死で閉じるのはイージーである。
ただし本作はひとひねりある。これはひょっとしたら黒澤の『生きる』あたりがヒントになっているのかもしれない。

これらのことから評価はふつう。「よい」と感じる人がいてもかまわない。

目立たない高校生活を目指すというのはおもしろいが、だからといって全範囲外交をするっていうのも無理がある。
昼食を教師の部屋でとる(場所だけ提供)というのはありふれているのか? なぜあのふたりが?

『青空に踊る』

2021年11月01日 | Weblog
ふつう

エドワード・H・グリフィス 監督
フランク・フェントン、リン・ルート 脚本
フレッド・アステア、ジョーン・レスリー、ロバート・ベンチリー、ロバート・ライアン、エリザベス・パターソン 出演

中国大陸で日本軍相手に大手柄を立てた戦闘機パイロットのフレッドが帰国。彼は歓迎攻めの過密スケジュールからエスケープして軍服を脱ぎ、平服姿でニューヨークの休日を楽しむ。ナイトクラブで取材をしていたすてきな美女に一目惚れした彼は、あの手この手を繰り広げる……。
(ストーリーはIVC版の「参考資料」を参考にしました)


戦時中の1943年に作られたことを加味すれば、作品の評価は「よい」でもいいかもしれない。
戦時中にこんな映画を作る国に戦争をしかけるとは、バカな国もあったものである。

ジュークボックスと雑誌社内のりんごの自販機がとても気になる。

雑誌社の社長との恋愛勝負がとても紳士的で、お互いが譲り合うのが美しい(笑)。
その社長が飛行機会社の社長を紹介するシーンは、おそらく笑うところなのだが、長い割にはおもしろくない。

『摩天楼を夢みて』

2021年10月24日 | Weblog
よい

ジェームズ・フォーリー 監督
デヴィッド・マメット 原作・脚本
アル・パチーノ、ジャック・レモン、アレック・ボールドウィン、エド・ハリス、アラン・アーキン、ケヴィン・スペイシー、ジョナサン・プライス 出演

ニューヨークの小さな不動産事務所ミッチ&マレー社のかつては凄腕セールスマンだったシェリー・レーヴィンは、今では成績不振に陥る。それに対してリッキー・ローマは社内トップの優秀セールスマン。ある日の会議で、成績トップのリッキー以外のモス、アーロナウ、シェリーに対して、支店長ウィリアムソンと取締役のブレイクは売り上げ3位以下の社員をクビにすると伝える。
(ストーリーはDVDパッケージの説明をわかりやすくまとめました)



原題は『GLENGARRY GLEN ROSS』
グレンギャリー社が開発・造成した売り物の土地がグレンロスという名前らしい。
「らしい」というのは、「グレンギャリー」は字幕に出てきたが、グレンロスというのはネットで調べた情報だからである。

本編100分にこれらの出演者。濃密である。芝居好きがこれを見ないでどうする!
元は舞台劇で、テレフォンボックス→トイレ→バー→土砂降りの道を横断→事務所→セールス先の家という場面転換で屋外のシーンが常に雨が降っているというのが面白い。

原題を調べるためにネットで情報を探したが、アル・パチーノが舞台で同じ作品に出演して、そのときはジャック・レモンの役をやったそうである。

『 Mr.ノーバディ』

2021年06月22日 | Weblog


よい

イリヤ・ナイシュラー 監督
デレク・コルスタッド 脚本
ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、RZA、アレクセイ・セレブリャコフ、クリストファー・ロイド 出演

地味なハッチは平凡な毎日をおくっていたが、ある日自宅に強盗がはいり、被害が最小限で済むように行動したのだがそのことで周囲の人間はおろか、家族からも失望されてしまう。娘が大事にしていた猫用のネックレスまでも奪われたことでハッチのスィッチがはいり……。






映画館で観た。
テンポがよい。短さがよい。コメディとアクションのバランスがよい。
人は死んでも猫は死なない。ここあたりは『ジョン・ウィック』での反省が活かされている。
この脚本家はロシアン・マフィアを悪役にすえるのが好きなのかもしれない。そして、謎を次回作以降に残していいものと思っているのかもしれない。ここあたりは『ジョン・ウィック』とのパターンが同じである。

『バーニング 劇場版』

2019年02月19日 | Weblog
ふつう

イ・チャンドン 監督
ユ・アイン、スティーヴン・ユァン、チョン・ジョンソ 出演

小説家を目指しながらアルバイト生活を送るイ・ジョンスは、街で幼なじみのシン・ヘミと偶然の再会を果たす。するとアフリカ旅行に行くというヘミに、留守の間、彼女が飼っている猫にエサをあげてほしいと頼まれる。ある問題で実家暮らしを余儀なくされたジョンスは、ヘミのアパートに通い、姿を見せない猫にエサをあげ続ける。半月後、ヘミがようやく帰国することになり、空港へ迎えに行くと、アフリカで出会ったという謎めいた男性ベンをいきなり紹介され、戸惑いを覚えるジョンスだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=365803






映画館で観た。

村上春樹の原作はおおむかしに読んだが忘れてしまった。悪い印象はない。

状況証拠だけの容疑者に復讐するのが納得できずに気持ち悪い。

餌やりのときに一回も姿を見せなかった猫が近寄ってくるだろうか?

『来る』

2019年02月19日 | Weblog
よい

中島哲也 監督
岡田准一、黒木華、小松菜奈、青木崇高、柴田理恵、太賀、志田愛珠、蜷川みほ、伊集院光、石田えり、 松たか子、妻夫木聡 出演

子煩悩な田原秀樹は身の回りで起きている怪異な出来事に不安を抱き、妻の香奈と幼い一人娘・知紗を守るため、友人の民俗学者・津田に相談し、藁にもすがる思いでオカルトライター・野崎のもとを訪ねる。さっそく野崎は日本最強の霊媒師・琴子を姉に持つキャバ嬢・真琴とともに調査を開始する。しかし、その“何か”はとうてい真琴の手に負える相手ではなかった。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=363376





映画館で2019年に観た。

恐怖の対象がぼやけている(ひとつじゃない)のが欠点だが、楽しめた。


以下ネタバレ




黒木華だけ別なものにやられたように見える。
また黒木華のこれまでのイメージだと小心小声のいい人が多いが、本作は別の面も楽しめた。

松たか子の鉄拳!
伊集院光と柴田理恵の笑いの要素のない演技もよかった。

松たか子はコメディにがんがん出てほしい。

『ボヘミアン・ラプソディ』

2019年02月19日 | Weblog
よい

ブライアン・シンガー 監督
アンソニー・マクカーテン 脚本
ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョー・マッゼロ、エイダン・ギレン、トム・ホランダー、アレン・リーチ 出演

複雑な生い立ちや容姿へのコンプレックスを抱えた孤独な若者フレディ・マーキュリーは、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、バンド“クイーン”を結成する。この個性的なメンバーの集まりは、互いに刺激し合うことで音楽的才能を開花させていき、常識にとらわれない革新的な名曲を次々に生み出していく。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=364404




映画館で2019年に観た。

フィクションにしては事実に頼りすぎているし、ノンフィクションにしては都合の悪い事実をカットしすぎているが、ミュージカル映画としてかなり楽しめる。