映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『フレンチ・コネクション2』

2014年01月31日 | Weblog
ふつう

ジョン・フランケンハイマー 監督
ジーン・ハックマン、フェルナンド・レイ、ベルナール・フレッソン、ジャン=ピエール・カスタルディ、キャスリーン・ネスビット 出演

麻薬密売組織のボス、シャルニエを追ってNYから敵の本拠地マルセイユに乗り込んだポパイことドイル刑事。一時は組織に捕らえられ、麻薬によって廃人寸前まで追い詰められるが、執念に燃えるポパイの決死の追跡行はとどまることはなかった!



ラストがすばらしいが、そこに行くまでが長い。

三週間も他国の刑事を監禁して麻薬中毒にするくらいなら、なぜ殺さなかったのだろうか? どちらにしても国際問題になると思うのだが。

ホテル・タンジールの女将がいい味を出している。

『エンダーのゲーム』

2014年01月29日 | Weblog
ふつう

ギャヴィン・フッド 監督・脚本
エイサ・バターフィールド、ハリソン・フォード、ベン・キングズレー、ヴィオラ・デイヴィス、ヘイリー・スタインフェルド、アビゲイル・ブレスリン、アラミス・ナイト、スラージ・パーサ 出演

産児制限が行われている未来の地球。謎の地球外生命体フォーミックの侵攻を受けた人類は、辛くも絶滅を免れる。そして、さらなる侵攻に備え、優秀な子供たちを徴兵し、地球軌道上に設置された訓練施設“バトル・スクール”でエリート戦士の養成が行われていた。そんな中、非凡な兄と姉の存在ゆえに、宇宙戦争を終結させる者との期待を受け、政府の特別許可で生まれた禁断の第3子“サード”の少年エンダー。彼は、その生い立ちがもとで孤独な少年時代を過ごしていた。やがてバトル・スクールへと送られたエンダーは、監督官であるグラッフ大佐の下、情け容赦ない幾多の試練を課されていくのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346945





映画館で観た。

話もおもしろいし映像も悪くないが、キャラクターの深みがまったくない。

敵があそこにいられた理由がわからない。

敵がゲームに出るくらいの能力があれば、もっとわかりやすいコミュニケーションがとれるだろうに。

伝説的英雄のメイザー・ラッカムのビデオがカットされていた理由がない。

わざわざ宇宙にでて訓練する必要性があったのか?

『フレンチ・コネクション』

2014年01月29日 | Weblog
よい

ウィリアム・フリードキン 監督
ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ、トニー・ロー・ビアンコ、マルセル・ボズフィ、フレデリック・ド・パスカル 出演

”フレンチ・コネクション”、それはフランスとアメリカを結ぶ麻薬密輸ルート。マルセイユからニューヨークへ密輸される3200万ドルのヘロインをめぐって、NY市警の敏腕刑事ポパイこと、ドイル刑事と相棒ラソー刑事が、国際麻薬シンジケートの黒幕を追い詰める!



いまどきのわかりやすい作品ではない(笑)!
最初に殺される人がいったい誰なのか? というのは作品内で答えはない(ブルーレイのトリビア・トラックで、フランスの刑事だということがわかる)。
おそらく黒幕の敵対勢力のだれかだろうというのは想像できるが、フェルナンド・レイが黒幕だということも冒頭ではわかりにくいのだ。

「足の指をこすっているのか?」は、わけのわからんナンクセをつけて容疑者をビビらせるという、原作に忠実な設定らしいが、そりゃわからんって(笑)。

中盤で捜査の打ち切りが決まる。しかし、その直後にジーン・ハックマンが狙撃される。すると、ことばの説明なしに捜査は続行される。狙撃犯は冒頭の殺人事件の犯人でもあるのだが……。

このように、エピソードの積み重ねで観客に考えさせるつくりになっている。

カーチェイスもいいが、黒幕を尾行するところもいい。

『地底探検』

2014年01月21日 | Weblog
よい

ヘンリー・レヴィン 監督
パット・ブーン、ジェームズ・メイソン、ダイアン・ベイカー、アーレン・ダール、セイヤー・デヴィッド、ピーター・ロンソン 出演

19世紀末、地質学者のリンデンブルック教授は学生のアレックが持ち込んだ珍しい溶岩を溶解してみた。すると、その中から地底世界への道を示したおもりが出てきたのだ。興味をそそられた2人は未亡人のカーラと3人で噴火口から地底に降りてみるのだが、そこには想像を絶する世界が待ちうけていた。





アマゾンで本作と『地球の危機』の2枚組DVDがとんでもなく安く売っていたのでためしに買ってみたが、大当たりであった。

ストーリーはそのDVDジャケットに書いてあったものだが、「噴火口から地底に降りてみ」たっけ? ちょっと違ったような気がする。

作品全体にあふれるユーモア、話が進むほどにマヌケになっていくアレック(パット・ブーン)、アヒルかがちょうのガートルードかゲルトルート! 

あっさりというか弱い理由でキャラクターが死んだり助かったりするが、最後まで楽しく観ることができた。

リマスターされていて、画質もかなりいい。

『ブリングリング』

2014年01月19日 | Weblog
ふつう

ソフィア・コッポラ 監督・脚本
エマ・ワトソン、ケイティ・チャン、タイッサ・ファーミガ、イズラエル・ブルサード、クレア・ジュリアン 出演

セレブなハリウッド・スターに憧れる少女ニッキーは妹のサムと共に、学校に行かず母親の自宅授業を受けている。一方、新しい学校に転入したばかりのマークは、おしゃれやブランドが好きな少女レベッカと意気投合、マークにとっての初めての親友が出来る。ある日、パリス・ヒルトンがラスヴェガスでパーティをすると知ったマークとレベッカは、ネットで彼女の自宅を調べてその豪邸への侵入を試みる。やがて2人にレベッカの友人クロエとニッキー、サムの姉妹が加わる。以来、5人はネットでセレブの動向をチェックしては、その留守宅に侵入し、高価な品々を易々と盗み出していくのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346545#1





映画館で観た。

音楽の使い方がうまいなぁ。

ことばにしにくい感情を映像化するのがこの監督の得意技、というわたしの考えは変わっていない。

金持ちのバカ息子やワガママ娘をくさるほど知っているはずのソフィア・コッポラには、やりやすかった内容ではないか。

序盤がわかりにくいなぁと思っていたら、新興宗教の話で終わってしまった。
イワシのアタマでも固く信じている人間は強い、ということだろう。いいか悪いかは別にして。


『ペーパーボーイ 真夏の引力』

2014年01月19日 | Weblog
ふつう

リー・ダニエルズ 監督
ザック・エフロン、ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザック、メイシー・グレイ、デヴィッド・オイェロウォ 出演

1969年、真夏のフロリダ州モート郡。人生の目標を見失い、大学を中退して父の営むローカル新聞の配達を手伝うだけの無為な毎日を送る孤独な青年、ジャック。ある日、大手新聞社に勤める兄ウォードが、同僚の黒人記者ヤードリーを伴って帰省する。目的は、4年前に地元で起きた保安官殺害事件の再調査をするため。既に判決が確定している死刑囚ヒラリーに冤罪の可能性があるというのだった。そしてジャックは運転手としてウォードたちの取材を手伝うことに。そんなジャックの前に、金髪のセクシー美女が現われる。彼女は今回の取材の依頼者で、獄中のヒラリーと文通の末に婚約までしてしまったという女性シャーロットだった。挑発的で謎めいた彼女の魔性の色香にすっかり心奪われてしまうジャックだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=345292#1





これはサスペンス映画の衣を借りた、時代や人間のダークサイドを描いた作品である。

問題はそのサスペンス要素のほうがそれほどよくなくて、しかも話の終わり方が非常にイージーである。
こちらのほうをもうちょっと工夫していれば名作になったかもしれない。

ニコール・キッドマン、ジョン・キューザックの下品な演技もすばらしい。メイシー・グレイもよかった。

『ラストスタンド』

2014年01月19日 | Weblog
よい

キム・ジウン 監督
アーノルド・シュワルツェネッガー、フォレスト・ウィテカー、ジョニー・ノックスヴィル、ロドリゴ・サントロ、ジェイミー・アレクサンダー、ルイス・ガスマン、エドゥアルド・ノリエガ 出演

元ロサンジェルス市警のエリート刑事レイ・オーウェンズ。現在は第一線を退き、のどかな国境の町ソマートンで保安官として静かな日々を送っていた。そんなある日、麻薬王にして警官殺しの凶悪犯コルテスが、軍隊並みの兵力を有する仲間の援護で脱走に成功、そのまま猛スピードでメキシコ国境へと向かう。その知らせを受けたオーウェンズはにわかに現役時代の闘志を呼び覚まし、なんとしてもコルテスとその一味の逃亡をこの街で食い止めると決意する。しかしFBIの応援はとても間に合わない。しかも手元にある武器は銃器オタクが所有する第二次大戦のコレクションだけ。それでもオーウェンズは副保安官らわずか4人の仲間と共に、大量の最新鋭武器を備えたコルテス軍団に果敢に立ち向かっていくのだった。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344069





無能なフォレスト・ウィテカーと空気をまったく読まないクリスティアーナ・ルーカス(ダイナーのウェイトレス役)がとてもよかった(笑)!

銃器博物館だとか市長の車だとか、わかりやすすぎる前フリが許せるかどうか。

あの車から落とされる女FBIのあつかいはちょっとおかしい。うまく活かされていない。

『地球の危機』

2014年01月19日 | Weblog
よい

アーウィン・アレン 監督
ウォルター・ピジョン、ジョーン・フォンテイン、ピーター・ローレ、バーバラ・イーデン、ロバート・スターリング 出演

ハリマン・ネルソン提督の設計した原子力潜水艦シービュー号が、北極海を試験航海中、世界中の空が赤く燃え上がるという事態が起きた。原因は、地球を取り巻くヴァン・アレン帯の異常と判明。ネルソン提督は、国連で開かれた緊急会義で、核ミサイルを爆発させヴァン・アレン帯を一気に燃え尽きさせる計画を提案するが、猛反対に合う。提督は、シービュー号を強行発進させ、艦長のリー・クレーンすら反対するのを押し切って、発射地点へ向かう。だが、各国はその阻止に動き、艦内でも何者かの妨害工作が起きるのだった。
ストーリーはウィキペディアより
http://bit.ly/KrCAiS





ラスト以外はおもしろい(笑)、空想科学映画!

シービュー号内部の説明にうわ~と感動する。
リーダー(天才)の孤独を描き、密閉空間での人間不信の怖さ、世界観、宗教観の違い、ナゾの海底生物との戦い! も含んでいる。

これまでどこか異常さを感じさせる役でしか印象になかったピーター・ローレが、しっかり者の副官的存在でおもしろかった。

『テッド』

2014年01月19日 | Weblog
ふつう

セス・マクファーレン 監督
マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス、ジョエル・マクヘイル、ジョヴァンニ・リビシ 出演 テッドの声 セス・マクファーレン

1985年、クリスマスの夜。友だちのいない孤独な少年ジョンは、神様にあるお願いをする。すると奇跡が起こり、大好きなテディベアの“テッド”に魂が吹き込まれ、人間のように動いて喋り出したのだ。以来、片時も離れず友情を育んだジョンとテッド。やがて月日は流れ、27年後。ジョンはすっかりダメ中年オヤジに成長し、一方のテッドは姿こそ昔と変わらない愛くるしさだが、中身はジョンに輪を掛けて不良で下品なエロオヤジになっていた。そんなテッドの存在に我慢ならないのがジョンの恋人ロリーだった。勝手気ままなテッドのせいでジョンとロリーの生活は引っかき回されっぱなし。ついに怒りが爆発したロリーは、テッドを家から追い出すようジョンに迫るが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344125





英語版で観たが、日本人にはわかりにくいギャグがいくつかあった。しかし、これは減点対象にはならない。

金持ちを装った変態親子の扱いが、唐突であり、都合がよすぎであり、流れになじんでいない。

会社内で隣のデスクの女の子ともうちょっと何かあってもよかったのではないか。


『ジャッジ!』

2014年01月19日 | Weblog
ふつう

永井聡 監督
妻夫木聡、北川景子、リリー・フランキー、鈴木京香、豊川悦司、荒川良々、玉山鉄二、玄里 出演

一流広告代理店・現通で働く落ちこぼれクリエイターの太田喜一郎。ある日、身勝手な上司・大滝から彼の替え玉となって世界一のテレビCMを決める祭典“サンタモニカ広告祭”の審査員を務めるよう命じられる。そして、現地で夜ごと開かれるパーティにはパートナーの同伴が必須と知り、優秀な同僚・大田ひかりに偽の妻となって同行するよう懇願する。最初は断られるも、ラスベガスが近いことが幸いし、ギャンブル好きのひかりの説得に成功する。こうしてようやく乗り込んだ広告祭では、一癖も二癖もある審査員たちが自社の作品を有利にしようと熾烈な駆け引きを繰り広げていた。そんな中、大滝から“ちくわのCMを入賞させる”という真のミッションを告げられる太田だったが……。
ストーリーはallcinemaより





映画館で観た。

出演陣が豪華なふつうの日本のコメディだが、ひとつ際立ったことがある。
それは、エースコックとトヨタの太っ腹対応だ。
企業というのはイメージを気にする。有名な会社になればなるほど。
それをいじられることを嫌うのが常識である。
特にエースコックは具体的な商品まで使わせている。
参考動画(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=1uwnFw1-GAk&feature

作品内で最終的にまるくおさまることがわかってしまっても(笑)、これは挑戦的なこころみだ。

後半審査会場がメインになるので動きが少なくて、前半のこれでもかという豪華キャストなどでうわ~すげ~という勢いがなくなってしまうのが残念。

出演陣もトヨタやエースコックがらみの人がかなりいたような……。

豊川悦司の秘書役の玄里がとてもよかった。「サイテー」(笑)。

『秒速5センチメートル』

2014年01月12日 | Weblog
ふつう

新海誠 監督・原作・脚本
声の出演 水橋研二、近藤好美、花村怜美、尾上綾華

小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く…。貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨を切り取った表題作「秒速5センチメートル」の3編を収録した連作短編アニメーション。監督は「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」の新海誠。ありふれた日常の中で繰り広げられる男女の心の機微を美しい映像でリリカルかつノスタルジックに綴る。
ストーリーはallcinem,aより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=326527#1



iTunesの無料レンタルで観たので、画像なし。

キャラクターデザインは好みではないが、止め絵的な背景が美しかった。

第一話と第二話は理解できたと思うのだが、第三話がさっぱりわからなかったので、ネットで解説ページを探した(笑)。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1284892507

こちらを参考にして、やっと第三話が理解できたつもりになったのだが、それだと第三話だけひどいデキということになる。

ひきずるくらいならこの男は大学時代に何をしていたのか? 高校時代に手紙なりメールなりだせなかったのか? 懐かしい土地を訪れるくらいなのに、声もだせないのか?

雰囲気だけで第三話を成立させようとしているようだ。

それとこの主題歌って『月とキャベツ』でも使われてなかったか?

『最終目的地』

2014年01月12日 | Weblog
よい

ジェームズ・アイヴォリー 監督
オマー・メトワリー、シャルロット・ゲンズブール、ローラ・リニー、アンソニー・ホプキンス、ノルマ・アレアンドロ、アレクサンドラ・マリア・ララ、真田広之 出演

アメリカの大学院生オマーは、自殺した作家ユルスの伝記を執筆すべく遺族の公認を求めるも、あえなく拒絶されてしまう。しかし恋人に鼓舞され、直接面会して説得するため南米ウルグアイの人里離れた亡き作家の邸宅へと向かう。そこでは作家の妻、作家の愛人とその娘、作家の兄とそのゲイの恋人が奇妙な共同生活を送っていた。さっそく交渉を始めると、兄のアダムからは条件付きながらすんなりと公認を得られた一方、妻のキャロラインには頑なに反対されてしまう。そんな中、作家の愛人アーデンとの距離が急速に縮まっていくオマーだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342922



自分や周囲の状況を微妙にわかっていない人間たちの人間ドラマ。

そこに、水たまりのことを流砂だと思い込んで足をつっこむような大馬鹿マヌケ野郎(ただしイケメン)がやってくることで、それぞれの人間が刺激を受け、状況に変化があらわれる……。

こういう大人のドラマは日本では受けないのだろうな。

エンディングがイージーすぎる。

『愛、アムール』

2014年01月12日 | Weblog
よい

ミヒャエル・ハネケ 監督・脚本
ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ、イザベル・ユペール、アレクサンドル・タロー、ウィリアム・シメル 出演

パリの高級アパルトマンで悠々自適の老後を送る音楽家の夫婦、ジョルジュとアンヌ。ところがある朝、アンヌが突然の発作に見舞われ、夫婦の穏やかな日々は終わりを迎える。検査の結果、病気が発覚したアンヌは手術の失敗で半身に麻痺が残る事態に。“二度と病院には戻りたくない”とのアンヌの願いを聞き入れ、ジョルジュは自宅での介護を決意する。自らも老いた身でありながら、これまで通りの生活を貫こうとする妻を献身的に支えていくジョルジュだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344164





国の制度や文化によって、選択肢に違いがでてくるはずなので、評価にも幅があるはずである。

無理心中という文化がある日本からすると、それほど奇異には感じられないエンディングであった。
しかし、病院に入れないという約束を守るためには、ほかに取るべき道がなかったのかどうかがわからない。

「自宅で、なんて考えちゃダメよ。介護でとも倒れしちゃうわよ」と介護ヘルパーの資格を持っている女性から言われたことを思い出したが、だからといっていい答えが日本にあるのかどうかもわからない。

以下ネタバレ







まあ、キリスト教圏からすると、このような善意に近いものから生まれる(もしくは悪意のない)殺人に関しては大騒ぎしがちである。

『REDリターンズ』

2014年01月12日 | Weblog
よい

ディーン・パリソット 監督
ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、イ・ビョンホン、アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ブライアン・コックス 出演

元CIAエージェントのフランクは、恋人サラと2人でようやく手にした平穏を満喫していた。そんなある日、元相棒のマーヴィンが現われ、フランクを新たなミッションに誘う。これを断固拒否するフランクだったが、思わぬトラブルに巻き込まれ、結局スパイの最前線に舞い戻るハメに。32年前、フランクとマーヴィンは、米ソ冷戦下のモスクワで小型核爆弾製造に関する極秘プロジェクトに関わった過去があった。そして今、その極秘計画が再び動き出し、彼らは核爆弾を奪ったテロリストとの濡れ衣を着せられ、各国諜報機関から命を狙われる事態に。自分たちの汚名を晴らし、行方不明になった核爆弾を発見すべく、真相解明へと乗り出すフランクとマーヴィンだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346408





映画館で観た。

1よりも落ちるが、それでもおもしろい。

「見るなよ。絶対見るなよ」という上島竜兵ギャグ。

英国女王をやって賞もたくさんもらっているヘレン・ミレンに、自分が英国女王だと思い込んでいる精神病患者を演じさせるところと、『ニキータ』にもでてきた遺体処理方法がツボであった。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズの処理がちょっと雑。

2013年に映画館で観た特によかった映画

2014年01月02日 | Weblog
今年も特によかった映画を観た順番に書いていく。

『LOOPER/ルーパー』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/44021c2cdff2660468abe0f84a9be14e
脚本に欠点が多いが、リズムと世界観はいい。映画評論家の町山智浩さんは、もしかしたらラストの自己犠牲が気に入ったのではないか。

『ムーンライズ・キングダム』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/904d60fb989feaaf95b985006d43cc10
この監督の作品を映画館で見られることが嬉しいし、この監督の作品にビッグな俳優さんが出ているのもうれしい。

『フライト』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/39ca15b3cccaf62d3ed6d09818049691
アクション巨編を期待すると後半がちが~うということになるが、虚心坦懐にこの作品に接すると、その重層的なおもしろさ、素晴らしさが楽しめる。

『クラウド アトラス』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/dbafbd92edbdb8b5e15d1a5c321777b9
失敗・間違いの肯定、ひょっとしたら悪の是認も含んでいるかもという愛の映画。

『ホーリー・モーターズ』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/3d2f8da7fbe338bd94e2e82d23552060
2月に日本語版のディスクが出るそうだ。こういうのを総合芸術というのではないか。とてもいい。

『パシフィック・リム』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/41a57c1032a7de5155d2ec5f3b1cc483
日本語版で観ると、「ロケット・パ~~ンチ!」ということばがあるのだよ。

『地獄でなぜ悪い』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/a737dd4975b787c6ca95690fcec93eeb
邦画は元々観る数が少ないけど、満足できたのはこれだけ。

『クロニクル』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/108e937fa6f03dfd574c078f2b476b49
自分で殺しといて主人公に話しかけるエンディングは納得しないが、かなりいい。

『マラヴィータ』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/24800123eb4f170c55f38356cc92f42b
ひさびさにベッソン監督作品で満足できた。

『ゼロ・グラビティ』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/6a3117a0817b9d365e671a94597e107e
息詰まる展開とはこのことだ。

『ムード・インディゴ うたかたの日々』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/787d496b878e580d3f589d258632eae5
こういうのも楽しめる人間でよかった。ディレクターズカット版を日本でやってくれることにも感謝したい(誰に?)。


以上になります。

『ホーリー・モーターズ』と『クラウドアトラス』あたりが2013年のマイベストかもしれない。体調やその時の気分で好みも変わるけどね。

興味をもたれたかたは各作品につけたURLを参照してください。もう少し詳しい(ほんのちょびっとですが)わたしの感想があります。