映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『4デイズ』

2012年10月29日 | Weblog
ふつう

グレゴール・ジョーダン 監督
サミュエル・L・ジャクソン、キャリー=アン・モス、マイケル・シーン、ブランドン・ラウス、スティーヴン・ルート 出演

アメリカ政府に届いたテロ予告。それは、国内の3都市に核爆弾が仕掛けられており、4日後に爆発するという衝撃的なものだった。犯人のイスラム系アメリカ人、スティーブン・アーサー・ヤンガーはすぐに逮捕され、爆弾の所在を聞き出すための尋問が開始される。担当するのはFBIのテロ対策チームを率いるヘレン・ブロディ捜査官。しかしそこに、CIAのコンサルタントという謎の尋問スペシャリスト“H”が加わる。ところがHの手法は拷問さえも平気で行う非人道的なものだった。そんなHのやり方に反発するヘレンだったが、犯人はなかなか口を割らず、時間ばかりが過ぎていく。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338975#1





がんばってはいるが、予算が低すぎるのではないか……。

サミュエル・L・ジャクソン扮する「H」のキャラクターの描き方が足りない。

そしてエンディング! 音だけでもいいから爆発シーンが必要なのに……。それだけで作品がピシっと締まるはずなのに……。もったいない。

『ラブ&ドラッグ』

2012年10月21日 | Weblog
よい

エドワード・ズウィック 監督
ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ、オリヴァー・プラット、ハンク・アザリア、ジョシュ・ギャッド、ガブリエル・マクト、ジュディ・グリア、ジョージ・シーガル、ジル・クレイバーグ 出演

イケメン・プレイボーイのジェイミーは、世界最大の製薬会社ファイザーのセールスマンに働き口を見つける。持ち前の話術で病院相手に奮闘するが、強力なライバル商品の前になかなか成績を上げられずにいた。そんなある日、病院で若年性パーキンソン病に苦しむ美女マギーと出会い急接近。ところが、次第に本気になっていくジェイミーとは対照的に、マギーは病気のことを理由に深い付き合いになることを避けてしまう。そんな中、ジェイミーは夢の新薬“バイアグラ”の販売権をどうにか手に入れると、瞬く間に成績を伸ばしていくのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338101





ラブコメの衣を借りた啓蒙映画。ひとつはパーキンソン病に関してであり、もうひとつは薬価が高すぎてカナダにまでバスで買い付けにいく老人集団に関してである。

具体的な病気の苦しみを描いた部分は少ないが、ステージ4の苦しみを端的に描いたところだけでも価値がある。

アン・ハサウェイが思いっきり脱いでくれるのもいい!

『鏡』

2012年10月21日 | Weblog
ふつう

アンドレイ・タルコフスキー 監督
マルガリータ・テレホワ、オレーグ・ヤンコフスキー、イグナト・ダニルツェフ 出演

この作品は、アンドレイ・タルコフスキー監督の自伝的映像詩である。映画は、作者である"私"による一人称形式で進行し、"私"が胸に秘めている母への思いや、別れた妻や息子との間に織りなされる感情の綾を意織下の過去と現実を交錯させながら浮かびあがらせていく。
ストーリーはアンドレイ・タルコフスキー映画祭より
http://www.imageforum.co.jp/tarkovsky/kgm.html





父と母、その息子とその嫁、さらに彼らの息子の関係性と時代を描いた作品だが、エピソードがポンポン飛ぶし二役もあるものだからわかりにくい。

『トゥルーマン・ショー』

2012年10月21日 | Weblog
よい

ピーター・ウィアー 監督
ジム・キャリー、エド・ハリス、ローラ・リニー、ノア・エメリッヒ、ナターシャ・マケルホーン、ホーランド・テイラー 出演

典型的なアメリカ市民・トゥルーマン。だが彼の暮らす環境は、どことなく不自然だ。それもそのはず、実は彼の人生は、隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として世界中に放送されていたのだ!
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=84338




エレベーターの奥が舞台裏だったり、安易なショーの演出があったりするがおもしろい。

「すべてがでっちあげられた世界」というのをSFじゃなく描くところがいい。

『アン・ハサウェイ/裸の天使』

2012年10月21日 | Weblog
ふつう

バーバラ・コップル 監督
アン・ハサウェイ、ビジュー・フィリップス、シリ・アップルビー、マイケル・ビーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マット・オリアリー、フレディ・ロドリゲス、ローラ・サン・ジャコモ 出演

LAの裕福な家庭に育ちながら、退屈な生活に飽きたらずコカインとケンカに明け暮れる毎日のアリソン。さらなる刺激を求めて、仲間とヒスパニック街に出かけた彼女は、メキシコ人のヤクの売人ヘクトルと出会い、彼らストリート・ギャングのエキサイティングな生き方に魅了される。しかし、仲間に入れてほしいと持ちかけた彼女に、ヘクトルが出した条件は、サイコロを振って出た目の数だけ、彼の仲間たちとセックスをすることだった……。
ストーリーはアマゾンより
http://amzn.to/gs5joM





アン・ハサウェイの裸目当てで観たが、それは期待通りだった。

しかし後半、特に警察に捕まって以降が急速に話がおかしくなる(笑)。

それが気にならなくてアン・ハサウェイが好きならば一見の価値あり。

ストーリーもよくて最近のアン・ハサウェイの裸が観たいという人には、『ラブ&ドラッグ』をおすすめする。

『惑星ソラリス』

2012年10月10日 | Weblog
よい

アンドレイ・タルコフスキー 監督
ナターリヤ・ボンダルチュク、ドナタス・バニオニス、ユーリ・ヤルヴェット、ニコライ・グリニコ、アナトリー・ソロニーツィン、ウラジスラフ・ドヴォルジェツキー 出演

近未来、未知の惑星ソラリスの軌道上に浮かぶ宇宙ステーションで異常事態が発生。その調査のために科学者クリスは地球を出発する。到着したステーション内は荒れ果て、先発の3人の科学者は皆、狂気の淵に立たされていた。そして、クリス自身も数年前に自殺したはずの妻ハリーの姿を目撃し、言い知れぬ衝撃を受ける。だがそれは、人間の意識を反映して具現化させるソラリス表面のプラズマ状の海の仕業だった……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=26077#1





やっと観ることができた。

基本映像が美しい作品なのだが、ストーリーもしっかりしている。
ただし、ソラリスがもともと知性があるような言説が多いが、人間がX線を照射して以後の現象だと作品内でいっている。

ヤマ場は主人公の家庭環境がわかるところ(嫁・姑!)とエンディング。

日本の高速道路が未来世界として使われているのも有名。

液体酸素のところなど、唐突に感じる部分がいくつかある。

『モールス』

2012年10月10日 | Weblog
ふつう

マット・リーヴス 監督
コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、イライアス・コティーズ、リチャード・ジェンキンス、カーラ・ブオノ、サーシャ・バレス 出演

しんしんと雪の降る小さな田舎町。母親と2人きりで暮らす12歳の孤独な少年、オーウェン。いつも学校でいじめにあっている彼は、夜になると団地の中庭でひとり寂しく過ごしていた。ある日、隣に引っ越してきたばかりの謎めいた裸足の少女アビーと出会う。2人は夜の中庭で言葉を交わすようになり、少しずつうちとけていく。その後、部屋の壁越しにモールス信号で連絡を取り合うまでになる2人だったが、やがてオーウェンはアビーの驚くべき秘密を知ってしまう。折しも、町では残酷な猟奇殺人事件が連続して発生し、住民を恐怖に陥れていた。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338758





脚本もこの監督の名前になっているが、ストーリー自体は『ぼくのエリ 200歳の少女』(トーマス・アルフレッドソン監督、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト脚本)と同じである。わたしの評価はあちらがよくて、こちらはふつう。
どこが違うのか?

本作は強調するところが間違っている! 思春期の少年が女性に興味を持っても何も問題はないが、本作でそれを強調してもうまく作品全体につながらない。それに母親が宗教熱心な描写もヘタクソである。

あちらは悲惨な環境にユーモラスな描写を織り交ぜることで心理的にラクになるし、エンディングにほっとできるのだが、こちらにはそれがない。



『ぼくのエリ 200歳の少女』のわたしの記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/df915457f35a23633a95ab910c6362ee

『グリーン・ランタン』

2012年10月02日 | Weblog
ふつう

マーティン・キャンベル 監督
ライアン・レイノルズ、ブレイク・ライヴリー、マーク・ストロング、ピーター・サースガード、ジェイ・O・サンダース、テムエラ・モリソン、タイカ・ワイティティ、アンジェラ・バセット、ティム・ロビンス 出演

数十億年前、宇宙最強の力を手に入れ守護者となった不死身の種族が創設した宇宙警察機構“グリーン・ランタン”。その一員たる勇者は、強い意志を持ち恐怖心を克服できる者だけを選び出す宇宙最強の万能武器“パワーリング”により様々な星から厳選され、宇宙の均衡はそんな彼らによって保たれていた。だがある時、伝説の戦士アビン・サーに無人の星へ封じ込められていた最大の敵パララックスが復活。その復讐を受け、致命傷を負ったアビン・サーは後継者を求めて飛び立つ。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339831#1





グリーン・ランタンはエネルギーの充電器でいいのか? その充電システムの説明(ランタンにはどうやっていれるのか)がまったくなかったと思うが……。

アビン・サーは宇宙船で脱出し、新米は指輪のパワーだけでもっと遠いところまで飛んでいけるのか。地球人に目撃されながら……。

敵の「触れた相手の記憶を知る」能力がほとんど活かされていない。

『スペースバンパイア』を彷彿とさせるエネルギー吸収シーンはよかった。

『ボーン・レガシー』

2012年10月02日 | Weblog
ふつう

トニー・ギルロイ 監督
ジェレミー・レナー、エドワード・ノートン、レイチェル・ワイズ、ジョーン・アレン、アルバート・フィニー、デヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン、ステイシー・キーチ、ルイ・オザワ 出演

記憶を失った最強暗殺者ジェイソン・ボーンの存在によってCIAの極秘プログラム“レッドストーン計画”が暴かれようとしていた。それはさらなる極秘計画“アウトカム計画”にも波及し、国家調査研究所のリック・バイヤーはCIAを守るため、すべてのプログラムを闇に葬り去るべく動き出す。関係者が次々と抹殺されていく中、アウトカム計画の“最高傑作”アーロン・クロスは間一髪で逃げ延びる。アーロンは同様に命を狙われた研究者マルタを救い出すと、体調の維持に必要な薬を求めてフィリピンのマニラへと向かうのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342005#1





映画館で観た。

ほんとに悪くはないしおもしろい。後半というかエンディングをのぞいてのことだが……。

訓練で最優秀だろうと、もっと強力で実戦経験を積んでいる敵よりも上か?

あれだけ苦労して努力して生き延びようとしていたのに、鏡のメッセージでかたがつくのか?

薬のシステムがさっぱりわからない。なぜほかの人たちは服用中止の薬を飲むことになっていたのか?