映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『ゴーン・ガール』

2014年12月27日 | Weblog
よい

デヴィッド・フィンチャー 監督
ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリー、キム・ディケンズ、キャリー・クーン 出演

ミズーリ州の田舎町。結婚して5年目になるニックとエイミーは、誰もが羨む理想のカップルだった。ところが結婚記念日に、エイミーは突然姿を消してしまう。部屋には争った形跡があり、大量の血液が拭き取られていることも判明する。警察は他殺と失踪の両面から捜査を開始する。美しい人妻の謎めいた失踪事件は茶の間の注目を集め、小さな町に全米中からマスコミが殺到する。すると、次第にニックの不可解な言動が明るみとなり、いつしか疑惑と批判の矢面に立たされていくニックだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=350277#1





映画館で観た。

原作者のギリアン・フリンが脚本を書いているからか、非常に話がおもしろい作品。

結婚を考えている人は、ハンコを押す前にいちど観ることをオススメする(笑)。

この監督、もともと完成度が高い作品を作る人だが、底意地の悪い人間を描かせたらトップではないか。

主人公の双子の妹を演じたキャリー・クーンもいい。

マスコミの無責任な馬鹿騒ぎも素材にしているので、日本ではあまり取り上げられないかもしれないが、とてもおもしろい作品だった。

バーにバックギャモンは知っているが、人生ゲームを置くようなところもあるのか? 店主だからできただけか?

血だらけで戻ってくるのはやりすぎ。

『福福荘の福ちゃん』

2014年12月27日 | Weblog
よい

藤田容介 監督・脚本
大島美幸、水川あさみ、荒川良々、芹澤興人、飯田あさと、平岩紙、黒川芽以、山田真歩、徳永ゆうき、山本剛史、田口主将、真行寺君枝、古舘寛治、北見敏之 出演

福ちゃんこと福田辰男は、ボロアパート“福福荘”に住む塗装職人。真面目でバカがつくほど人のいい福ちゃんはみんなの人気者。しかし、女性恐怖症で恋愛とは無縁の人生を送っていた。親友のシマッチが用意してくれたお見合いも福ちゃんにはありがた迷惑でしかなかった。そんなある日、福ちゃんの初恋の人であり、彼の女性恐怖症の原因にもなった杉浦千穂が福福荘に現われる。中学時代の事件のことを謝りたいという彼女の突然の訪問に困惑する福ちゃん。それでも、カメラマン修行中という千穂に頼まれ写真のモデルになってあげた福ちゃんは、いつしか彼女への恋心を再燃させていくが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=348959





映画館で観た。

シナリオはふつうのコメディなのだが、大島美幸を主演男優に迎えたことで作品全体の演技に深みが加わっている。

大島美幸と平岩紙と古舘寛治の演技が特にすばらしい。ほかの出演者も悪くない。

食べ物と刃物がかなり多めに出てくる。アクセントというか、話の転換点に使われているようだ。


なんの根拠もなく書くが、福福荘の外観は『夢売るふたり』にも出てきたのではないか。否定されてもいいので、事情を知っている方がいたら教えてください。

『リディック:ギャラクシー・バトル』

2014年12月27日 | Weblog
ふつう

デヴィッド・トゥーヒー 監督・脚本
ヴィン・ディーゼル、カール・アーバン、ジョルディ・モリャ、マット・ネイブル、ケイティー・サッコフ、デイヴ・バウティスタ、ボキーム・ウッドバイン、ノーラン・ジェラード・ファンク 出演

遥か遠い未来。かつてネクロモンガー族の最高位、ロード・マーシャルの座に君臨していたリディックは、司令官ヴァーコの罠にハマり、荒涼とした大地が広がる見知らぬ惑星に置き去りにされてしまう。彼は満身創痍でサバイバルを続け、ついに無人のシェルターを発見する。さっそく非常用ビーコンを発信し、救援を求めるリディック。すると、それに気づいた賞金稼ぎたちが彼の首を狙って集まってくるのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347337





ギャラクシー・バトルって銀河大戦って意味じゃないのか? ひとつの星でのサバイバルとバウンティーハンターとの戦いだけだぞ。たぶんサブタイトルつけたのは日本人だと思うが、アホ。

こういうタイプの作品だと強烈な敵が必要だが、それができていない。脚本が弱い。

犬コロの成長が早いのか、時間経過の表現がヘタなのか……。

『影なき狙撃者』

2014年12月13日 | Weblog
よい

ジョン・フランケンハイマー 監督
ローレンス・ハーヴェイ、フランク・シナトラ、ジャネット・リー、ヘンリー・シルヴァ、アンジェラ・ランズベリー、レスリー・パリッシュ、ジェームズ・グレゴリー、ジョン・マッギーヴァー 出演

朝鮮戦争下、米軍マーコ大尉の小隊が中共軍の捕虜となった。やがて、小隊はアメリカへ送還される。だが、マーコは帰還して以来、不思議な夢ばかり見続けるのだった。そしてその原因を調べた結果、小隊は捕虜の時、洗脳の実験体にされ、そのうち誰かが暗殺者に仕立てられていると判明する。そんな中、捕虜仲間ショーの継父である上院議員と対立した政治家が、娘と共に何者かに射殺されてしまう。彼の娘はショーと結婚していた。マーコはショーに不審を抱くのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2405





リメーク版の『クライシス・オブ・アメリカ』を先に観ていたが、こちらがオリジナル。

こぇ~~。冷戦当時のアメリカ右派市民がどのように共産圏のことを考え、恐怖に感じていたかが伝わってくる。

途中で指示を出してくる人が変化するのがひっかかる。




わたしの『クライシス・オブ・アメリカ』の記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/a102ef70119fb69235f48c213a9dc9dc

『アステリックスの冒険 秘薬を守る戦い』

2014年12月13日 | Weblog
ふつう

ローラン・ティラール 監督
ジェラール・ドパルデュー、エドゥアール・ベール、ギヨーム・ガリエンヌ、ヴァンサン・ラコスト、ヴァレリー・ルメルシェ、ファブリス・ルキーニ、カトリーヌ・ドヌーヴ、シャルロット・ルボン 出演

紀元前50年。征服をたくらむローマ皇帝カエサルにより、コーデリア女王が統治する国ブリテンは存亡の危機に瀕していた。国家救済の使命に燃える高官ジョリトラックスは、「魔法の薬」で怪力を発揮するアステリックスとオベリックスに援護してもらうことに。凶暴なノルマンディー人を味方につけたカエサル軍を相手に、ついに戦いの火ぶたが切られた。
ストーリーはアマゾンより
http://amzn.to/1uwopJs





予告編を観て『ミッション・クレオパトラ』の続編だとわかったので観た。そのとおりだった。
原作がフランスの人気コミックで、『ミッション・クレオパトラ』がそのシリーズ第二作、本作が第四作目らしい。
1と3は日本では出ていない模様。

『ミッション・クレオパトラ』はとても豪華でおもしろかったのだが、本作はあまり予算がなかったように見える。

ギャグもあまりピリッとしないが、イギリス料理の不味さとバイキングのジェントルマン教育はおもしろかった。

『グランド・イリュージョン』

2014年12月13日 | Weblog
ふつう

ルイ・ルテリエ 監督
ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、メラニー・ロラン、アイラ・フィッシャー、デイヴ・フランコ、コモン、マイケル・ケイン。モーガン・フリーマン 出演

“フォー・ホースメン”を名乗る4人組のスーパー・イリュージョニスト・チームが、大観衆が見守るラスベガスのステージで前代未聞のイリュージョン・ショーを披露する。なんと、遠く離れたパリの銀行を襲い、その金庫から320万ユーロという大金を奪い取ってしまったのだ。一夜にして全米中にその名を轟かせたホースメンだったが、FBIとインターポールの合同捜査チームは、すぐさま強盗容疑で身柄を拘束する。しかしトリックを暴くことができず、証拠不十分のまま釈放を余儀なくされる。そこで捜査チームは、元マジシャンのサディアスに協力を要請し、ホースメンのさらなる犯行の阻止とその逮捕に全力で取り組むのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346052





話がまとまってないし、あとだし設定のようなものはやめてもらいたい。

マジックのところで、CGを使うのはいかがなものか。

容疑者の遺体の確認をすぐにはしないのか?

なんだあのラストのこしくだけがっかり愛がすべて感は……。

ダークナイトシリーズの名優がふたり。

タロットカードがあれば、手品師はみんなあんな行動をするのか(笑)?

『アウトロー』

2014年12月13日 | Weblog
よい

オスカル・ソール・アクセルソン 監督・脚本
ソルヴァルドゥル・ダーヴィッド・クリスチャンソン、ヨハンネス・ハウクル・ヨハネッソン、 デイモン・ヤンガー、マリア・ビルタ・ビャルナドッティル、ヴィクニル・ラフン・ヴァルソルソン 出演

1990年代のアイスランドを舞台に、犯罪と暴力の世界にのめり込んでいく青年の姿を描く。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347942





トム・クルーズのジャック・リーチャーものではないので注意。ニコラス・ウィンディング・レフンが製作総指揮にはいっていて、予告編がおもしろそうだったので観た。

喧嘩っ早い田舎の青年が、ちょっとしたきっかけで本格的な犯罪集団に参加し、のぼりつけていくさまを描く。テンポがいいのとコミカル要素もはいっているのがいい。

『セッションズ』

2014年12月13日 | Weblog
よい

ベン・リューイン 監督・脚本
ジョン・ホークス、ヘレン・ハント、ムーン・ブラッドグッド、アニカ・マークス、W・アール・ブラウン、アダム・アーキン、ウィリアム・H・メイシー、ロビン・ワイガート、ミン・ロー 出演

1988年、米カリフォルニア州バークレー。少年時代に罹ったポリオが原因で首から下が麻痺してしまったマーク。以来、ベッドに寝たきりの人生ながら、みごと大学も卒業し、38歳の今は詩人・ジャーナリストとして活躍していた。そんなある日、彼は新しく雇った若くて美しい介護士アマンダに心奪われる。しかし彼の恋は実ることなく、アマンダは去っていく。やがて失意のマークのもとに、障害者のセックスというテーマで原稿依頼が舞い込む。取材の過程でセックス・サロゲート(代理人)の存在を知り、自らもセックス・セラピーを受けてみたいと願うマーク。敬虔なマークの正直すぎる相談に、最初は戸惑いを抱いたブレンダン神父も、彼の純粋な思いを受け止め、真摯にサポートしていく。こうして期待と不安の中、ついにセックス・サロゲート、シェリルと対面し、彼女と初めての“セッション”に臨むマークだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346812





主人公の周囲の人間がどんどんいい人でかためられていくことと、セックス・サロゲートがお金をもらって泣くところがポイント。グッときた。

本筋とは別のところも丁寧に描かれていて、シナリオもいい。例えば、中国系のヘルパーがナンパされるところとか。

『もらとりあむタマ子』

2014年12月13日 | Weblog
よい

山下敦弘 監督
前田敦子、康すおん、伊東清矢、鈴木慶一。中村久美、富田靖子 出演

秋。東京の大学を卒業したものの、就職もせず、父・善次が一人で暮らす甲府の実家へ戻ってきたタマ子。家業のスポーツ用品店を手伝うでもなく、ただゴロゴロと暇を持て余しては、時折、世間に毒突いて口だけ番長ぶりを発揮するだけのあまりにも残念な日々を送るタマ子だったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346720





「間」を楽しむ映画。

前田敦子に演技力は期待しないし無いと思うが、楽しめるだけの存在感があるのだ。

終わり方がちょっと軽すぎるような……。