映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『17歳の肖像』

2021年12月26日 | Weblog
ふつう

ロネ・シェルフィグ 監督
ニック・ホーンビィ 脚本
キャリー・マリガン、ピーター・サースガード、ドミニク・クーパー、ロザムンド・パイク、アルフレッド・モリナ、カーラ・セイモア、エマ・トンプソン、オリヴィア・ウィリアムズ 出演

1961年、ロンドン郊外。ジェニーはオックスフォード大学を目指す16歳。進学のための味気ない毎日を送る日々。ある大雨の日、倍も歳の離れた大人の男性デイヴィッドに出会い、初めてのクラシックコンサートやエレガントなディナーなど刺激的な大人の世界に魅了され、恋の虜になっていく。だが彼にはある「秘密」があった……。



話がありきたり。

キャリー・マリガンの出世作として有名らしいが、声が今よりもかなり低い。そして監督の狙いなのか、初夜を迎えるまでかなりのブスにみえる。

キャリー・マリガンと校長とのシーンが3回あり、ふたつめのシーンにかなりの重点がかけられているのだが、作品全体の流れとしてそれほど活きてこない。

スタッブス先生役のオリヴィア・ウィリアムズとのシーンのほうが、前半と後半とでうまく対比されていてわかりやすい。

2枚めの写真は映画本編では使われておらず、特典映像の未公開シーンの中にある。

平凡な実生活と派手な虚飾の生活とその中間の学生生活とでまとめればよかったはずなのだが……。

ガソリンスタンドで嘘がバレるシーンは、いくらなんでもイージーすぎる。

1960年代のロンドンでコンドームはそれほど使用されていなかったのだろうか? 

『六月の夜』

2021年12月08日 | Weblog
ふつう

ペール・リンドベルイ 監督
ラグナル・ヒルテーン・カヴァリウス、ペール・リンドベルイ 脚本
イングリッド・バーグマン、マリアンヌ・レーフグレン、ウーロフ・ヴィドグレーン、ハッセ・エクマン、リールトリ・セルマン、マリアンヌ・アミノフ 出演

アバンチュールの別れを切り出したことが原因で、相手の男から拳銃で撃たれ重傷を負ったシャスティン。事件はスキャンダルとなり、シャスティンは身も心も傷つき名前を変えてストックホルムへと移る。シャスティンは傷を診てもらった医者から紹介された医者のもとで働く看護婦や、彼女の友人たちとアパートで共同生活をする。しかし平穏な生活は長くは続かなかった。
ストーリーはDVDのパッケージより



1940年の製作だが、男も女も話も軽い(笑)。
新聞社の電話交換手の性格が最も深く描かれているが、ほかはまともな起承転結になっていない。
アメリカでのイングリッド・バーグマンには「清楚」というイメージがあると思うが、スウェーデンではただの美人扱いみたいな印象を受ける。
モノクロ映画なのに、赤髪の女役をイングリッド・バーグマンがやっているのは興味深い。