映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ワールド・イズ・ノット・イナフ』

2007年06月30日 | Weblog
ワールド・イズ・ノット・イナフ - goo 映画
よい

マイケル・アプテッド 監督
ピアース・ブロスナン、ソフィー・マルソー、ロバート・カーライル、デニース・リチャーズ、ロビー・コルトレーン、ジュディ・デンチ、デスモンド・リュウェリン、ジョン・クリーズ、マリア・グラツィア・クチノッタ、ゴールディー、セレナ・スコット・トーマス、サマンサ・ボンド、コリン・サーモン、クロード=オリヴィエ・ルドルフ 出演

007シリーズ第19作。5代目ボンド、ピアース・ブロスナンが石油パイプラインを狙うテロリストと攻防戦を繰り広げる。

ビルバオでの銀行家との交渉からロンドンにもどってのボートシーンがとてもいい。狙撃手がマリア・グラツィア・クチノッタだったとは、2回目に観たときに気づいた。

それ以外のストーリーは、「いつもの」で片付けることができるのだが、身内のことで特筆すべきことがある。
まず、Q役のデスモンド・リュウェリンの遺作となったこと。彼が映画界引退を表明したため、R(ジョン・クリーズ!)の登場となったが、撮影終了後に交通事故で亡くなったらしい。ご冥福を祈る。
それと、エレクトラ(ソフィー・マルソー)がMの娘のように描かれていると思う。日本語版をまだ観ていないので断言できないが、それをにおわせている。

ほんとの悪はロバート・カーライルなのか?

二枚組みのアルティメット版で観たが、メイキングに興味が無い人は一枚ものでじゅうぶんだろう。

『趣味の問題』

2007年06月27日 | Weblog
趣味の問題 - goo 映画
ふつう

ベルナール・ラップ 監督
ジャン=ピエール・ロリ、ベルナール・ジロドー、フロランス・トマサン、シャルル・ベルリング、アルチュス・ドゥ・パンゲルン、ジャン=ピエール・レオ 出演

洗練された趣味を持ち、美食家として知られるフランス経済界の実力者フレデリックは、ある日ニコラという魅力的な青年に出会い、彼を自分の毒見係として雇う。極度の人間不信で食事アレルギーのフレデリックは、ニコラの卓越した味見の才能を見抜き、彼を自分の完璧な分身に仕立て上げようとする。

設定に無理がありすぎる。小説であれば作家の筆力で、映画であれば映像や脚本の力や演技の力で観る者をねじふせるのだが、そこまでには至っていない。

映画の趣味があう、食事の趣味があうなど、一分野に関しての同一化はあるかもしれない(それでも完全一致となると難しいだろうが)。しかし、それをほぼ全分野にまで広げようとするフレデリックの意図がわかりづらい。単純なホモ・セクシャルだけでは納得いかないのだ。おそらく、ナルシズムの外部対象を作ろうとしたのだろうが、そんなの端(はな)から無理である。それをねじふせる力はなかった。

あと、あんな侍の刀は見たことがない。

『コーマ』

2007年06月25日 | Weblog
コーマ - goo 映画
ふつう

マイケル・クライトン 監督・脚本
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、マイケル・ダグラス、リチャード・ウィドマーク、リップ・トーン、ロイス・チャイルズ、エリザベス・アシュレイ、ハリー・ローデス、ランス・ルゴール、チャールズ・シーバート、ジョアンナ・カーンズ、デヴィッド・ホランダー、トム・セレック、エド・ハリス 出演

ボストン記念病院。女医スーザンは、中絶手術の後、昏睡(コーマ)状態になった親友のナンシーの症状に不審を抱き、独自の調査を始める。

1977年の映画としてはかなりの先見の明をもち、臓器移植問題をメインに女性問題もからめた作品。主人公のジュヌヴィエーヴ・ビジョルドがしょっぱなからどちらが食事を作るかで恋人とけんかをするところでもわかるし、男性社会でひとりぼっちで真相をつかもうと苦労する。

しかし、謎の解明部分が今となってはそれほどおもしろくなく、証拠をつかむかどうかに集約されてしまうので、それで2時間もたせるのがつらい。
ジェファーソン研究所や病院の地下室などのスペクタクルはあるのだが、ふ~~んで終わってしまう。

『スティーブン・キング シャイニング』

2007年06月24日 | Weblog
よい

ミック・ギャリス 監督
レベッカ・デモーネイ、スティーヴン・ウェバー、メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ、コートランド・ミード、ウィル・ホーネフ、エリオット・グールド 出演

コロラドの雪深い山中にそびえたつ豪華なホテル。冬の間は陸の孤島となるこの地に、管理人としてやってきたトランス一家。過去に管理人が一家を惨殺するという事件があったこの地に、一歩足を踏み入れた瞬間から、何かが少しずつ狂い始めた……。

キューブリック監督版の『シャイニング』に不満を持っていた原作者のスティーブン・キングが製作総指揮を務め脚本を書き下ろした、米ABCで放映されたTVミニ・シリーズ。

観るのに覚悟と体力が必要な作品。90分×3、DVD両面1枚と片面1枚というボリューム。

キューブリックは、映像美、様式美の表現に優れているのだが、ストーリーを語るのがへたくそな監督である。それは『2001年』を観てもわかるだろう。
その監督と、ストーリーを語るのが得意な原作者が結びついたのが不幸であった。

それでこの作品なのだが、予想通りというか、物語に十分溢れ非情にわかりやすい作品になっている。キューブリック版の終盤がわかりにくいと思った人は、こちらを観ると納得がいくだろう。
原作を読んではいないが、おそらく、いや間違いなく、本作品のほうが原作に近い仕上がりにはなっているはずだ。
ただし、映像美や演技にはあまり期待しないこと。金をかけられないかわりに、時間をかけてストーリーを語った作品だと思えば、十分楽しめる出来になっている。

詳細情報はこちらが詳しいようだ

http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id83530/

『舞妓 Haaaan!!!』

2007年06月20日 | Weblog
舞妓 Haaaan!!! - goo 映画
よい

水田伸生 監督
阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、小出早織、京野ことみ、酒井若菜、キムラ緑子、大倉孝二、生瀬勝久、山田孝之、須賀健太、Mr.オクレ、日村勇紀、北村一輝、植木等、木場勝己、真矢みき、吉行和子、伊東四朗 出演

鬼塚公彦は東京の食品会社で働く平凡なサラリーマン。ただひとつ普通じゃないのは、修学旅行で京都を訪れて以来、熱狂的な舞妓ファンだということだった。

大きく分けて、
1 ハイテンションコメディ→2 しんみり家族問題→3 なんやわからんが歌って踊ってエンディング
となるが、1の部分がもっとも長く、そして楽しい。

残念なことに植木等最後の出演作品となってしまったが、この作品もむかしのクレージーキャッツの無責任シリーズのような、調子のいいサラリーマンがガンガン成功していくという構成にならっている。
植木等は裏づけのない自信・安定感があったが、阿部サダヲはハイテンション・不安定で攻めてくる。

柴咲コウのスケジュールがキツキツだったことが素人にもわかるような撮り方はいただけない。

生瀬勝久が抑えた声と演技でおもしろい。

『2300年未来への旅』

2007年06月20日 | Weblog
2300年未来への旅 - goo 映画
ふつう

マイケル・アンダーソン 監督
マイケル・ヨーク、ジェニー・アガター、ピーター・ユスティノフ、ファラ・フォーセット=メジャース、ロスコー・リー・ブラウン、リチャード・ジョーダン 出演

30歳になれば命を断たねばならない遠い未来のドーム都市からの脱出行を描くSF。

コンピュータの管理によるドームでの快適な生活を30まではすごせるのだが、30になると新生の儀式を受けなければならない。その儀式に疑問を持った警官が主人公。
なかには儀式の前に逃げだす住民がいて、それらを殺すのがサンドマンという警官の仕事。ある日コンピュータから、逃亡者たちが聖域とよぶドーム外の地域を探索することを命じられる。

主人公の心境の変化がどこあたりから起こったのかがわかりにくい。
ドームの管理をするコンピュータと「冷凍庫」の管理人のボックスは、明らかに別物(そうでなければ、探索をする必要がなくなる)なのだが、では、ボックスは誰が作ったものなのかわからない。
ドームの外に出てからテンポが悪くなる。
あれくらいでコンピュータが故障するのもおかしいが、爆発となると……。当時のコンピュータ観はそんなものだったのか?

ファラ・フォーセット=メジャースが出ているのは、はっきりわかるが、噂によると売れる前のシルベスター・スタローンもエキストラで出ているという話をおおむかしに読んだことがある。冷凍庫のシーンが怪しいのだが、確認できなかった。

『女帝 [エンペラー]』

2007年06月18日 | Weblog
女帝[エンペラー] - goo 映画
ふつう

フォン・シャオガン 監督
チャン・ツィイー、ダニエル・ウー、グォ・ヨウ、ジョウ・シュン、ホァン・シャオミン、リー・ビンビン、マー・チンウー、チン・ハイルー 出演

唐王朝滅亡後の古代中国、戦乱の五代十国時代。ある国で皇帝が謎の死を遂げ、美貌の王妃ワンは新たに皇帝の座につく亡き夫の弟リーとの結婚に同意する。都から離れ隠遁生活を送っていた皇太子ウールアンは、父の死が叔父である新帝の陰謀であることを見抜き復讐を決意するが、その身にも暗殺の魔の手が伸びていた。

美術と前半の舞踏のところがとてもいいが、あとがつまらない。
前衛舞踏を思わせる白仮面のところとその舞台となる修練場(?)のデザインがただものではないと思わせるのだが、そのあとがただものになってしまう。

皇太子が三年も修行した割には軟弱者で、武術の腕もヒーローにはなれない程度の強さで思慮も足りなさそうに見えるのが不満。

チャン・ツィイーも『初恋のきた道』と『グリーン・デスティニー』(作品的には私の好みではない)だけが代表作ではつらいだろう。

『プレステージ』

2007年06月17日 | Weblog
プレステージ - goo 映画
ふつう

クリストファー・ノーラン 監督
ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、パイパー・ペラーボ、レベッカ・ホール、デヴィッド・ボウイ、アンディ・サーキス、エドワード・ヒバート、サマンサ・マハリン、ダニエル・デイヴィス、ジム・ピドック、クリストファー・ニーム、マーク・ライアン、 ロジャー・リース、ジェイミー・ハリス、ロン・パーキンス、リッキー・ジェイ、モンティ・スチュアート 出演

19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャーとボーデンは、中堅どころの奇術師ミルトンの元で修行をしていた。しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリアが水中脱出に失敗し死亡。事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。これを機にアンジャーは復讐鬼へと変貌し、2人は血を流す争いを繰り返すことになる。

話自体はまったくおもしろくない。妻を殺し、殺されたふたりの奇術師の確執もまともに描かれないし(だいたい弾丸つかみのところで殺せよ、アンジャー。おまえは単なる根性なしじゃないか)、瞬間移動に関しては物理的に見せるか、オカルトで見せるかの違いでしかない(原作通りらしい)。
ヒュー・ジャックマン(アンジャー)の奇術師としての心構え・認識の甘さが物語の進行とともに成長するかのようにも見えるが、描き方に深さがない。

しかし、ニコラ・テスラ役のデヴィッド・ボウイとカッター役のマイケル・ケインの演技がいい。
あと、演技うんぬんではなく、スカーレット・ヨハンソンだ。

『ソイレント・グリーン』

2007年06月17日 | Weblog
- goo 映画
よい

リチャード・フライシャー 監督
チャールトン・ヘストン、エドワード・G・ロビンソン、リー・テイラー=ヤング、チャック・コナーズ、ジョセフ・コットン、ブロック・ピータース、ポーラ・ケリー 出演

2022年ニューヨーク。爆発的な人口増加と環境汚染により、食糧問題は深刻になっていた。同年ソイレント社は合成食品ソイレント・グリーンを発表。しかし、同社の幹部が殺害されているのが発見され、刑事ソーンが捜査に乗り出す。

むかしテレビで観て強烈な印象を残した映画がいくつかある。『ひとりぼっちの青春』や『2001年宇宙の旅』などとともに、この作品も忘れられないエンディングであった(ネタバレになるので書かない)。

きれいな女性の一部は「家具」として扱われ、部屋に具えつけのもので主人にイロイロサービスしたり、知識人の一部は「本」として扱われ、警察に知識を供給したり、他の「本」と交流し知識を深めていく。人間をモノとして扱うようになりつつあるのだ。

暴動シーンや「ホーム」など、荒廃した世界を描いたSFというよりもむしろ社会派サスペンスとして楽しめる。

『松ヶ根乱射事件』

2007年06月12日 | Weblog
松ヶ根乱射事件 - goo 映画
ふつう

山下敦弘 監督
新井浩文、山中崇、川越美和、木村祐一、三浦友和、キムラ緑子、烏丸せつこ、安藤玉恵、西尾まり、康すおん、光石研、でんでん、榎木兵衛、中村義洋、鈴木智香子、宇田鉄平、桜井小桃 出演

舞台は90年代初頭頃。とある田舎町・松ヶ根で警察官をしている光太郎は、事件という事件のない退屈なこの町にウンザリしていた。

地方の田舎町の特殊性を描いた点では、『ゆれる』よりもかなりよくできている。
秘密が秘密でない地域、知らないフリをしているだけで皆が知っている世界が濃密に描かれる。

春子(安藤玉恵が好演)を中心とした物語はとてもおもしろく描かれるが、それと木村祐一、川越美和を中心とした物語がうまくかみあっていない。なくてもよかったのではないか。

良識派の人には目を背けたくなるようなシーンがあるかもしれないが、それは映画か田舎か人間をよく知らないからだろう。

『しゃべれども しゃべれども』

2007年06月12日 | Weblog
しゃべれども しゃべれども - goo 映画
ふつう

平山秀幸 監督
国分太一、香里奈、森永悠希、松重豊、八千草薫、伊東四朗 出演

うだつの上がらない二つ目の落語家、今昔亭三つ葉は、ひょんなことから落語教室を開くことになる。

国分太一のアイドル映画としては品がありすぎるし、青春ドラマとしては雰囲気だけで人間が誰ひとり描かれていない(森永悠希くらいがまとも)し、下町を舞台にしたとはとてもいえない切り取り方で、東京の下手な観光案内くらいの背景にしかなっていない。
ただし、香里奈とのデートの部分やあえてブスに見せたとしか思えない東西対決の発表会の部分はおもしろかった。

この映画に落語の完成度は求めないが、これまでに『の・ようなもの』、『寝ずの番』と落語がからんだ映画を観たなかで、満足度はもっとも低い。かといって、演技がどうとかいう問題ではない。監督か脚本の問題だろう。

主人公が師匠から落語を褒められるシーンがあるが、それが主人公の人間的成長によるものか、前日に起こったことによるものかはっきりしない。

最後に主人公が水上バスに乗るのだが、なぜあそこに香里奈がいたのか? エンディングだからか?

『ビデオドローム』

2007年06月10日 | Weblog
ヴィデオドローム - goo 映画
よい

デヴィッド・クローネンバーグ 監督・脚本
ジェームズ・ウッズ、デボラ・ハリー、ソーニャ・スミッツ、レイ・カールソン、ピーター・ドゥヴォルスキー 出演

弱小ケーブルテレビ局の社長マックスが、「ビデオドローム」というサディスティックな海賊番組に興味を持ち調べ始めるが、それと同時に幻覚を見るようになる。

これについては書いているつもりだったが、どうやら書いていない(サイト内検索で見つからない)ようなので見直してみた。

前半の主人公の視点と後半のオブリビオン博士側とスペキュタクラー・オプティカルズ(眼鏡屋さん)側との対立がうまくつながっていないために、ストーリーがぼやけてしまうが、おもしろい。

有機的な特撮では『遊星からの物体X』(本作と同じ1982年の作品)があるが、本作もエロ・グロさではかなりきている。CGではない特撮に興味がある人は観ておいて損はない。

この作品を観て理解できないと思った人は、以下のページが参考になるだろう。
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20050218

『セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ』

2007年06月09日 | Weblog
- goo 映画
よい

ジョン・ウォーターズ 監督
スティーヴン・ドーフ、メラニー・グリフィス、エイドリアン・グレニアー、 アリシア・ウィット、ラリー・ギリアード・Jr、マギー・ギレンホール、ジャック・ノーズワージー、マイケル・シャノン、ケヴィン・ニーロン 出演

ハリウッド女優ハニー・ホィットロックが主演作のプレミア上映会で誘拐されてしまう。犯人はセシル・B・ディメンテッドと名乗る男とその仲間で、世界中の映画界に蔓延する拝金主義、良識主義の“腐った映画”を打倒すべく、“予算ゼロ”“究極のリアリティ”をスローガンに真の映画『狂える美女』を撮ることを企て、勝手にハニーを主演に迎えたのだった……。

映画好きのためのコメディ。
無理やりのハッピーエンド、きれいごとをぬかす主人公、必要なのに残酷なシーンを見せない、そんな腐った映画に飽き飽きした人向けの作品。

監督率いる映画狂集団スプロケット・ホールズの登場シーンがかっこいい。
それぞれ自分の尊敬する映画監督の名前をイレズミしているのだ。

ゲリラ撮影を行うたびに銃撃戦になってしまうが、そのときにたすけてくれるのがカンフー映画ファン、ポルノ映画ファン、ドライヴ・イン・シアターの観客たちなのだ。

けっこう評判もいいらしく、まともな感覚の持ち主が多いことに少し安心した。

『フォートレス2』

2007年06月09日 | Weblog
ふつう

ジョフ・マーフィ 監督
クリストファー・ランバート、パム・グリア、ウィリー・ガーソン、ユージ・オクモト、デヴィッド・ロバーソン、ジョン・フロック、エイダン・レア、リズ・メイ・ブライス、ベス・トゥセイント 出演


近未来の地球はメンテルという巨大組織に支配されていた。ジョン・ブレニックは脱出不可能と言われた刑務所から脱獄したが、再び捕らえられ地球から26,000マイル離れたメンテル第2発電所に収容されてしまう。入所の際囚人たちは「インプラント」と呼ばれるものを注入され、施設全体を管理するコンピュータ「ゼッド」を介して行動を抑制されていた。ジョンの望みはここから脱出していつか妻子と再会することだけだった。

特にとりたてていうことのないどうでもいい映画。
最悪というところもないが、おもしろいというところもない。
「インプラント」の仕組みの説明がまったくなくて、「ゼッド」からの指示で苦痛を与えるのはわかるのだが、脱獄すればもう心配しなくていいのかどうかがわからなかった。
それと、地球にもどってからどうやって妻子と会えたのか、妻子はつかまらなかったのかがわからなかった。

作品データはこちらで

http://www.generalworks.com/databank/movie/title2/fort2.html

『大日本人』

2007年06月06日 | Weblog
大日本人 - goo 映画
ふつう

松本人志 監督
松本人志、竹内力、UA、神木隆之介、海原はるか、板尾創路 出演

ひっそりと平凡に暮らす大佐藤は、6代目大日本人として防衛庁から不定期に依頼される仕事で生計を立てていた。

序盤のガラスの割れる音、しめる獣のデザインの異様さなど期待を裏切らないデキでガシガシ進んでいったが、最後の実写版のところが……。

公開前の情報統制、直前のプロモーションから成功は予想されたし、実際たけしの映画よりも客ははいっていたが、マナーの悪い客(音をたてる、途中で立つ)もこちらが多かった。

実写版のところはまんまテレビのコント、しかも関西弁。