映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ヴィンセントが教えてくれたこと』

2016年11月12日 | Weblog
よい

セオドア・メルフィ 監督・脚本
ビル・マーレイ、ジェイデン・リーバハー、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、クリス・オダウド、テレンス・ハワード 出演

酒とギャンブルにまみれた初老の独身男ヴィンセントは、偏屈で頑固な近所の嫌われ者。ある日、その隣にシングルマザーのマギーと小学生の息子オリバーが引っ越してくる。仕事で忙しいマギーは、なかなか息子の面倒を見ることができない。そんなマギーから子守りを頼まれ、すかさず報酬を要求するヴィンセント。どうにか金額も折り合い、子守りを引き受けたものの、小学生のオリバーを酒場や競馬場にも平気で連れ回し、彼がいじめられていると知るや、相手の鼻をへし折る過激な撃退法を伝授する始末。それでもまるで対照的ながら2人は妙にウマが合い、いつしかオリバーは周囲の嫌われ者の意外な素顔を垣間見ていくのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352927





ナオミ・ワッツがいろいろな分野でビル・マーレイの面倒を見すぎることと、聖人の設定が不自然なのを除けばだいたいよい。

『ラスト・ナイツ』

2016年10月30日 | Weblog
よい

紀里谷和明 監督
クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、クリフ・カーティス、アクセル・ヘニー、ペイマン・モアディ、アイェレット・ゾラー、ショーレ・アグダシュルー、伊原剛志、アン・ソンギ 出演

とある封建的な帝国。清廉潔白で偉大な領主のバルトーク卿。ある日、欲深く狡猾な悪徳大臣モットの奸計に嵌められ、皇帝より死罪の沙汰が下る。そして、その首を落とす役目を愛弟子のライデンが命じられる。必死に抵抗するライデンだったが、バルトーク本人に諭され、泣く泣く剣を振り下ろす。一年後、すでに領地は没収され、騎士たちもバラバラに。誰もが復讐に立ち上がってくれると期待していたライデンにいたっては酒と女に溺れる始末。誰よりも復讐を恐れていたモットもその様子を知り、ようやく安堵するのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=353521





忠臣蔵の翻案ものとしては、とてもいいデキだと思う。

短いセンテンスに皮肉と含みを持たせた脚本もいい。

戦いの途中でうなずく伊原剛志! かっちょいい!

紀里谷監督の魅力である様式美とガジェット趣味がおさえられているのが気になる。

『の・ようなもの のようなもの』

2016年10月30日 | Weblog
よい

杉山泰一 監督
松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、尾藤イサオ、でんでん、野村宏伸、鈴木亮平、ピエール瀧、佐々木蔵之介、塚地武雅、宮川一朗太、三田佳子 出演

東京、谷中。30歳で脱サラして落語家となった出船亭志ん田。いまだ前座で、師匠・志ん米の自宅に住み込み修行中。師匠の娘、夕美に秘かな想いを寄せる志ん田だったが、彼の生真面目すぎる落語を夕美は“小学生が国語の教科書を読んでいるよう”と一刀両断。そんな中、志ん米の師匠・志ん扇の十三回忌に開かれる追善の一門会で、大事なスポンサーである斉藤後援会長のご機嫌をとるため、彼女のお気に入りである志ん魚の復帰が計画される。そこで師匠から、落語家を辞め行方知れずの兄弟子・志ん魚を捜し出し、連れ戻すよう命じられる志ん田だったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352952





2011年に急逝した森田芳光監督ファン、もしくは森田監督の処女作『の・ようなもの』ファン向け。

テクノ落語をすぐに出せ(笑)! あと麻生えりかをタクトかなんかに乗せて出せ!

前座が羽織着てよかったのか?

『マイ・インターン』

2016年10月30日 | Weblog
よい

ナンシー・マイヤーズ 監督・脚本
ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、レネ・ルッソ、アンダーズ・ホーム、アンドリュー・ラネルズ 出演

ファッション通販サイトを起業し、ニーズを的確に掴んで短期間で急成長させることに成功したジュールズ。そんな彼女の会社に、シニア・インターン制度によって採用された70歳のベン。妻に先立たれ、新たなやりがいを求めて再び働くことを望んだ彼だったが、若者ばかりの会社ではすっかり浮いた存在に。ところが、ベンはそんなカルチャー・ギャップを楽しみ、たちまちオフィスの人気者に。一方、ここまで仕事も家庭も順調そのものだったジュールズは、急速に拡大した会社の経営にうまく対応することができず大きな試練に直面していた。そんな時、彼女の支えになってくれたのは、どこか疎ましく思っていた人生の先輩、ベンだった。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=353403





前半と後半で明らかに主人公アン・ハサウェイのキャラクターに齟齬があるが、まあいいでしょう。

前半のキャラクターだと人に嫌われてもしかたないし、それがデ・ニーロのおかげで変わるというのも無理っぽい。

そのような細部にこだわらない人でロマンティックな作品がお好きな人にはおすすめ。

『アントマン』

2016年10月30日 | Weblog
よい

ペイトン・リード 監督
ポール・ラッド、マイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリー、コリー・ストール、ボビー・カナヴェイル、マイケル・ペーニャ、ティップ・“T.I.”・ハリス、ウッド・ハリス、ジュディ・グリア、アビー・ライダー・フォートソン、デヴィッド・ダストマルチャン、ヘイリー・アトウェル 出演

バツイチ、無職のスコット・ラング。養育費も払えず、このままでは最愛の娘キャシーにも会えなくなってしまう。人生まさに崖っぷちのスコットは、ひょんな成り行きから天才科学者ハンク・ピム博士に頼まれ、彼が開発した特殊なスーツを着て、1.5cmのヒーロー“アントマン”になることに。こうして、ハンクとその娘ホープ・ヴァン・ダインの厳しい指導の下、正義のヒーローになるための猛特訓を開始するスコットだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352769





親子の愛情物語(2、3パターン)をSF仕立てにした作品。

ラストでありがちなものを大きくしたのはいただけないが、その他のギャグセンスもいい。

『ジェイソン・ボーン』

2016年10月30日 | Weblog
よい

ポール・グリーングラス 監督
マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、アリシア・ヴィカンダー、ヴァンサン・カッセル、トミー・リー・ジョーンズ 出演

全ての記憶を取り戻したジェイソン・ボーンが消息を絶ってから何年もの月日が経ったある日、元同僚のニッキーはギリシャに潜伏している彼との接触を試みる。ニッキーはハッカーグループと手を組み、CIAのサーバーから極秘情報を盗み出していた。その中には“トレッドストーン計画”の全貌とそれに関わったボーンの父親の情報も含まれていた。しかしCIA長官のデューイはニッキーの足取りを追跡し、ギリシャに凄腕暗殺者アセットを送り込む。そんな中、野心を秘めたCIAの若手エージェント、ヘザー・リーは、強引なデューイとは距離を置き、ボーンを再びCIAに引き戻そうと画策するのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355735





映画館で観た。

シリーズ第五弾と言われているが、四作目のレガシーは無視してかまわない(笑)。

新シリーズ第一弾としては合格。第四弾(繰り返すがレガシーはなしだ!)としてはちょっと物足りないという人もいるだろう。そういう人は次回作に期待しよう。

手ブレアクションシーンはちょっと飽きてきた。

『スーサイド・スクワッド』

2016年10月30日 | Weblog
ふつう

デヴィッド・エアー 監督・脚本
ウィル・スミス、ジャレッド・レトー、マーゴット・ロビー、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィス、ジェイ・コートニー、ジェイ・ヘルナンデス、アドウェール・アキノエ=アグバエ、アイク・バリンホルツ、スコット・イーストウッド、カーラ・デルヴィーニュ、福原かれん、アダム・ビーチ、シェイリン・ピエール=ディクソン、ジム・パラック しゅつえん

スーパーマンがいなくなった世界に最大の危機が訪れた。政府は最後の手段として、服役中の悪党たちによる最強の特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成することに。さっそく、百発百中の冷酷スナイパー“デッドショット”やジョーカーに一途な想いを寄せるクレイジー・ガール“ハーレイ・クイン”をはじめ選りすぐりの極悪人が集められ、減刑と引き換えに到底達成不可能と思われる危険なミッションが託される。ただし、そのクビには、命令に背けば即座に爆発する自縛装置が巻かれていた。こうして、人類史上もっとも凶暴な悪党たちが、刑務所の外へと放たれるのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355448





映画館で2D字幕版で観た。

ハーレイ・クインをかわいく見せることと、ウィル・スミスを「いい人」に見せることに力をいれすぎで、映画をおもしろくすることを忘れている。

また、すぐ死ぬ人の紹介が手抜きすぎる!

『帰ってきたヒトラー』

2016年10月30日 | Weblog
ふつう

ダーヴィト・ヴネント 監督
オリヴァー・マスッチ、ファビアン・ブッシュ、クリストフ・マリア・ヘルプスト、カッチャ・リーマン 出演

1945年に自殺したはずのアドルフ・ヒトラーが、なぜか2014年のベルリンにタイムスリップして甦る。やがて彼をモノマネ芸人と勘違いしたディレクターにスカウトされ、テレビ番組に出演することに。すると、ヒトラーが生きていたらいかにも言いそうな言葉で現代のドイツを斬りまくると、その“芸”の完成度が評判を呼び、彼はたちまち大ブレイク。しかも言っている内容も意外に真理を突いていると迷える現代人の心を捉え、いつしか再び大衆の支持を集め始めてしまうヒトラーだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=356055





映画館で観た。

どのようにして復活したのかの説明なし(笑)。これから先どのようになるのかの説明もなし。

つまり本作は、移民問題やネオナチにゆれる現代ドイツ・ヨーロッパを表現したかったのだろう。

わたしの印象に一番残ったのは、エンディングの現代ドイツの一面を映したところであった。

熊本地震

2016年07月09日 | Weblog
の影響で、家電製品が雨漏りにやられたり、PCがびしょぬれになったり、住むところが変わったりと、いろいろいそがしく映画をじっくり観ておりません。

復活までしばらくお待ちください。

『ホーンズ 容疑者と告白の角』

2016年04月10日 | Weblog
よい

アレクサンドル・アジャ 監督
ダニエル・ラドクリフ、マックス・ミンゲラ、ジョー・アンダーソン、ジュノー・テンプル、ケリ・ガーナー、ジェームズ・レマー、キャスリーン・クインラン、ヘザー・グレアム、デヴィッド・モース 出演

ある日、街のマドンナだった美女メリンが森の中で惨殺死体となって発見される。すぐに恋人のイグに疑いの目が向けられ、イグは住民の激しいバッシングやマスコミの執拗な追及に晒される。恋人を殺されたばかりか、濡れ衣まで着せられ、絶望の淵に立たされるイグ。そんなある日、目覚めると、彼の頭から2つの角が生えてきた。パニックに陥ったイグだったが、奇妙なことに、その角を見ても誰も驚かず、そればかりかイグに対して本音や秘密を自ら打ち明けてしまうのだった。この角に不思議な力があることに気づいたイグは、その力を使って真犯人を突き止めるべく事件の真相解明に乗り出すのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=351518#1





キリスト教の七つの大罪をゆるやかに見せているのかとも思うが、自信はない。

空の酒瓶に手を伸ばして瓶が倒れて転がるという演出、これはコメディか陳腐なのかと思ったら、基本は前者であった。

だって悪魔の力を使って人をひとり殺した犯罪者を探すっていうのが、どうにも「役不足」だもの(笑)。

したがって、前半のコメディ部分がかなりいい。
医者のところ、「お前は育てにくかった……」のところなど最高である。

しかし……、以下ネタバレ







悪魔の力が犯人探しとうまくマッチせずに、結局偶然ロザリオを見つけたあたりから判明しだすのがおもしろくない。ミステリーの組み立てと解法がヘタなのだ。


それと、警察署の近くの酒場に車に乗って酒を飲みに出かけるというのが理解できない。

『西鶴一代女』

2016年04月10日 | Weblog
よい

溝口健二 監督
田中絹代、山根寿子、三船敏郎、宇野重吉、菅井一郎、進藤英太郎、大泉滉、清水将夫、加東大介、小川虎之助、柳永二郎、浜田百合子、市川春代、原駒子、毛利菊枝、沢村貞子 出演

奈良の荒れ寺に集まる街娼たち。年老いたお春は羅漢堂に入り、過去に出会った男の面影を思い浮かべていた。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=135671



某所のストーリー紹介に「島原の郭に売られたお春は、気に入られた客の住み込み女中となるが」とあるが、おそらく違う。年季が明けて自由の身になったお春が住みこみ女中として笹屋に行ったわけで、そこの主人はお春の過去を知らない。お客にお茶を出したらその人が島原でも客だったのでバレたのだ。

物語の終わり方としては、久しぶりの親子対面のときに無礼討ちにあうのがベストだと思う。「何かあったのか?」、「はっ、狂女が迷い込みましたので無礼討ちにいたしました」、「そうか……」、その場を見ようともせずに立ち去る子供……、これで終われば最高なのだが、それだと悲惨すぎるのだ(笑)。

時間の省略、竹林の中のカメラの動きがすばらしい。

三船敏郎と宇野重吉の顔くらいすぐにわかる……と思っていたが、わからないくらいに若い!

以下ちょっとネタバレ






尼寺を追い出された者が托鉢できるのだろうか? などと思うが、あれがないと観ている者がほっとできないのだ。

また、
街娼のことを,江戸では夜鷹(よたか),京都では辻君,大坂では惣嫁(そうか)または白湯文字(しろゆもじ)などと呼んだ。
コトバンクより
http://bit.ly/23sostF

ということは知っていたほうが、わかりやすいかもしれない。




淀川長治さんとおすぎさんの対談番組がネットにあって、本作を観るきっかけになりました。溝口監督の『日本橋』も観たくなったが、現存しないようだ。

『ビッグ・アイズ』

2016年04月08日 | Weblog
よい

ティム・バートン 監督
エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ、ダニー・ヒューストン、ジョン・ポリト、クリステン・リッター、ジェイソン・シュワルツマン、テレンス・スタンプ、ジェームズ・サイトウ、デラニー・レイ、マデリン・アーサー 出演

1958年。離婚を決意したマーガレットは、幼い娘ジェーンを連れて家を飛び出す。女手一つで娘を育てるため、サンフランシスコのノースビーチで似顔絵描きを始めたマーガレット。彼女はそこで口が上手く社交的な男性ウォルター・キーンと出会い、結婚する。ある日、マーガレットの描く瞳の大きな子どもの絵が、ひょんなことから世間の注目を集めるようになる。するとウォルターは、その“ビッグ・アイズ”を自分の絵と偽り売りまくる。それを知り抗議するマーガレットだったが、口八丁手八丁のウォルターにまんまと言いくるめられてしまう。以来、世間にもてはやされるウォルターの陰で、黙々と絵を描き続けるマーガレットだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=350425





みんないいが、旦那役のクリストフ・ヴァルツとディーアン役のクリステン・リッターの演技が特にいい。

気の毒な話だし、親権を奪われることを回避するのが大きな目的だったとは思うが、基本的にマーガレットに男を見る目がないということが、ディーアンの発言でわかる。



ディーアンの存在が当時の女性のスタンダード、基準的な女性像を表しているのではないか。

裁判のシーンは完全にコメディ。

『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』

2016年04月08日 | Weblog
よい

セス・マクファーレン 監督
セス・マクファーレン、シャーリーズ・セロン、アマンダ・セイフライド、ジョヴァンニ・リビシ、ニール・パトリック・ハリス、サラ・シルヴァーマン、リーアム・ニーソン 出演

時は西部開拓時代。生まれる時代と場所を間違えた臆病なオタク青年アルバート。マッチョな男たちがささいなトラブルで殺し合いを繰り広げる野蛮なこの町で、羊飼いをしながらひっそりと暮らしていた。そんなある日、酒場の乱闘騒ぎに巻き込まれたアルバートは、ひょんなことからミステリアスな美女アナと恋仲に。射撃の名手でもあった彼女に銃の手ほどきを受け、少しずつ男としての自信をつけていくアルバート。ところがそこに、泣く子も黙る西部一の大悪党クリンチが現われる。なんと彼は、アナの旦那だったのだ。案の定、クリンチの怒りを買ってしまい、絶体絶命の窮地に陥るアルバートだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=349118





軸となる「いい話」があって、その枝葉末節を徹底的に笑える要素(ひどいシモネタも辞せず)で修飾した作品。
酒場で起こったケンカの危険回避方法など、映画好きを喜ばせるところも多い。

シャーリーズ・セロンは『プロメテウス』、本作、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』とほとんど肌を露出せずに荒野が舞台の作品ばっかり出演しているような気がするが、荒野が大好きなのかもしれない。本作でもよかった。できればもっと肌を露出させてほしい。

決闘シーンが3回あるのも珍しいのではないか。

ミラ・クニス!

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』

2016年03月26日 | Weblog
ふつう

ザック・スナイダー 監督
ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ジェシー・アイゼンバーグ、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、ジェレミー・アイアンズ、ホリー・ハンター、ガル・ガドット 出演

メトロポリスで新聞記者として働く真面目な青年クラーク・ケント。しかし、その正体はスーパーパワーを秘めたクリプトン星人だった。第二の故郷・地球でスーパーマンとして幾度となく人類の危機を救ってきた彼だったが、その超人的なパワーが皮肉にも潜在的な人類最大の脅威ともなっていく。そんな状況に危機感を抱くのが、莫大な資産と強靱な肉体を武器に、闇の騎士バットマンとなりゴッサム・シティの平和を守ってきた大富豪のプレイボーイ、ブルース・ウェイン。やがてスーパーマンとバットマンの対立が決定的となる中、恐るべき陰謀が秘かに進行していくのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=353277





映画館で2D字幕版で観た。

長い(152分)。話が面白くない。ワンダーウーマンのガル・ガドットが美しくて魅力的だった。

まず、バットマンとスーパーマンが戦う理由がわかりにくい。これまで何回か映画化されているこのふたりのヒーローは一般人よりも深い洞察力を持っていたはずだが、本作では急にアタマがバカになったようである。

また、悪の天才レックス・ルーサー(なぜか坊主頭になる前)がクリプトナイトの輸入に反対されてある事件を起こすのだが、そのあとで密輸入しているのだ。天才だったら最初から密輸入しろよ(笑)。その分本編の長さを短縮しろよ!

クリプトナイトの槍をスーパーマンに取りに行かせるのは致命的におかしい。ワンダーウーマンでもバットマンでもいいじゃない!

ただし、『マン・オブ・スティール』の欠点をザック・スナイダー自らが本作でつっこんでいるのはいい。あの作品も無駄に人を殺しすぎだったもんな。


わたしの『マン・オブ・スティール』の記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/fd278090e74a5845994fae9c5787ca7d

『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』

2016年03月24日 | Weblog
ふつう

矢口史靖 監督・脚本
染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、近藤芳正、光石研、柄本明 出演

能天気な高校生活を送ったばかりに、気づけば大学受験には失敗し、彼女にも去られ、全てを失って卒業するハメになった平野勇気。そんな時、ふと目にしたのはパンフレットの表紙でほほえむ美女。彼女に会いたいがために、勇気は1年間の“林業研修プログラム”に参加することに。こうして向かった先は、ケータイの電波も届かぬ山奥にある神去(かむさり)村。しかし、そこに待っていたのは表紙の美女ではなく、ワイルドで凶暴な先輩・飯田ヨキとあまりにも過酷な林業の現場。たまらず逃げ出そうとする勇気だったが……・
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347864





演技はいい。この『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』というタイトルのせいで観客が5%くらい減ったと思われる。WOOD JOB!(ウッジョブ)か神去なあなあ日常のどっちかでいいじゃん。



作品内では架空の場所、架空の祭りを描いているが、その部分がうそっぽい。
大学生のサークルのシーンも類型的だし、祭りも雑だ。


ちなみに、長野県諏訪の人の話によると、御柱(おんばしら)の木に引かれて死ぬことは家族代々語り継がれるべき名誉ある死に方なのだそうだ。