サンタクロースは いますよ
ほんとうに いるんですよ
にんげんをしあわせにできる
いろんなものをもって
えんとつのある家にも
えんとつのない家にも
たずねていって
とてもたいせつなものをくれます
それってなにって聞くとね
サンタクロースは笑っているだけで
教えてはくれないの
ただ いつかわかるときがくるって
それだけ言って
次の子のところに行ってしまうの
小さな淋しさが
窓辺にとりついて
こどもたちはいつまでも空を見ている
今は何もわからない
だけどおとなになったらね
わかるんだよ
だれかを幸せにしてあげたいって
そんな心が自分の中で
いつの間にかどきどき動いてる
こんにちはって 挨拶しながら
やさしい心が 小さな卵を割って
君の小さな心臓の中に
生まれてくるんだよ