あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

小澤祭・開催前夜

2009年03月02日 22時23分33秒 | 政治(麻生政権)
【NHK】韓国人人質解放 合意の背景

 2007年8月の事。
 韓国人宣教団が自業自得によってテロリストに拉致された事件。
 この事件は、韓国政府が200万ドルという身代金をテロリストに支払う事により、人質を解放してもらう事に成功(?)した…。
 愚か以外、何者でもない事件であった。捕まっていた韓国人宣教団の人質達とテロリスト以外、全員が損をした。本来、韓国人宣教団の救出努力は行うべきではあるものの、見殺しもやむなし、である。

 テロリストは今後、人質をとって身代金を要求すれば成功する事例が存在すると考え、同様の犯罪を繰り返す可能性が高くなる事が想定され、さらには、韓国がテロリストに支払った金はそのままテロリストの資金に回り、武器や弾薬に変わって、国際社会の脅威となるのである。

 『テロに屈した韓国』、当時のウォッチャーからはこのような発言が相次いでいた。俺も、そんな発言をした人間の1人である。

 韓国が人質解放の条件に身代金を支払うのは、超現実的な選択肢の一つであろう事は理解できる。
 しかし、それをするのであれば、こっそり取引するべきであって、決して表舞台に登場させてはならない情報だろうと思う。
 人質解放の背景をネタばらししてしまった韓国は、大変なマヌケだとしか言いようがなかった。


 ああ…。

 しかし…。

 日本に。この日本にである。韓国の事例をも上回る斜め上の発言をしやがる超・有力政治家がいるとは…俺は本当に思わなかった。

 その名を、「小澤一郎」といふ。

 【産経】民主党解剖(1)小澤首相は大丈夫か

2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。
「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」



 そんなアホな。
 いや、いや。まあ実際それしかないのは判る。政治家も人気商売。コワモテで訪朝し、居丈高に「拉致被害者を帰せ」と叫び、こっそり大金を渡して、数ヵ月後に拉致被害者を全員解放してもらうとかなら、まだわからないではない。たとえその大金が、テポドン2とかの開発費にまわり、日本全体の脅威となっても…だ。
 実際、上記韓国は、そのように事を運びたかったはずだ。

 オ・ザ・ワ…。こいつ、民主党の議員と支持者のいる会合で、つまり自分を支持する大勢(多分)の一般人の前で、そんな事を言ったの?
 交渉する前から思いっきりネタばらし。アホ?アホ以外何者でもないやん。いやアホに申し訳ない。クズ?カス?ホンマに?

 観客に、まず種あかしをしてからはじめるマジックのようなものだと、何故わからぬ。


 こんな事を麻生総理が言えば、間違いなくスーパーウルトラミラクルデラックスゴールデンデリシャスグレイトバッシングが発生するであろう。
 未だに中川昭一元大臣のバッシングが続いている事を考えると、ネチネチと1~2ヶ月は同じネタを繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し報道するに違いない。

 一方、小沢のこのカス発言は、恐らく他のニュースにまぎれて、女子高生のパンチラのように一瞬だけ報道され、あとは何事もなかったかのように時間が流れていくわけだ。

 なんてアンフェアーなんだろうか報道。
 ああ。アンフェアーかどうか、まだわかんないな。1週間ぐらい、小沢のこの発言が、どのようにテレビで扱われるのか気になるところだ。

 …最近、テレビの報道なんて見てないからなぁ。誰か分析しないだろうか。