小澤城・炎上

　絶好調だった民主党のターニングポイントが、やってきた。多分。

　東京地検特捜部が動いている。という事は、絶対に間違いない証拠を掴んだと言う事だ。まさかこの状況で「誤認逮捕でした」とはいえないのだ。

　１００％逮捕だっ。

　とうとう。とうとう逮捕されんのか小澤。
　間に合わないと思って、俺は諦めかけてたよ…。麻生総理、粘り勝ちか。よかった。本当に。解散しなくて本当によかった…。

　というか、もし解散して民主党が勝ってたら、民主党政権が誕生しており、その直後に小澤周辺逮捕かと思うと、ぞっとするなぁ。総理大臣逮捕ってのは、戦後では流石に前代未聞だろう。

　さて、俺は「突然で驚いた」というキャスターをかたっぱしからウォッチをしようと思ってたのだが…。
　どうやらその可能性は薄そうだな。突然逮捕ではなく、まず「特捜が動いている」報道からきたか…。ま、そりゃそうか。


　あれよあれよと言う間に、状況が変化していく。早い。恐ろしい…。

　民主の鳩山氏が陰謀論展開してるなー。

　おっと。小澤の資金管理団体の公設第一秘書が逮捕された。
　西松建設社長も逮捕された。

　個人事務所の強制捜査入った。流石に早いな…。これは詰んだ。マジで。小澤、行方不明か。

　ああ。２ちゃんねるのスレがどんどん削除されてる？もしかして。Googleのガジェットから、民主党関連が全部消えた！

　おおう。民主党内混乱してるなぁ。


　で…。
　どうなるんだろうな。これから。小澤逮捕と、西松建設ネタは、小澤だけではすまない。自民党の大物も相当に絡んでいる。亀井静香も加藤も森も噛んでいる。二階も献金は受け取っていたはずだが…。こちらの立件は難しそうだ。

　そして、最近頑張ってる鳩山邦夫の郵政瓦解大作戦。小泉・竹中チームの斜陽…。

　俺は、解散して欲しくないんだが、今絶好の解散チャンスだよな。でも…。まだまだ余震も続きそうだし、予断を許さない。郵政関連が落ち着くまでは解散はないのではなかろうか。

　この後民主党が分裂する可能性は極めて高い。
　ここから、手のひらを返すように、マスコミの民主党バッシングが始まるだろう…に違いない…だといいな…。

【関連】西松とかんぽを堂々と語れるブロガーはすごいと思う

やっぱりテレビでは民主党政権のスキャンダルは報じない

　とりあえず、今朝はテレビをザッピングしながら、前日の小沢最低発言が報道されるかどうかを確認していた。
　ズームイン朝、朝ズバ、ＮＨＫおはよう日本…と、朝6:30～7:30にかけて、ほとんどのチャンネルでやっているニュースを見て回ると、一番は「ＡＩＧの赤字６兆円」、次が麻生総理の「給付金受け取る。ブレまくりやのう」、「郵政の東京中央局の再開発」の３つが大きな話題だった。

　そして、とどめが、今朝俺が車中で読んでた産経新聞トップの麻生ブレまくり給付金受け取るぜ発言。

　相変わらず、世界は与党に厳しいのであった。
　一方、小沢最低発言の報道は、産経の独壇場である。続報としては、今のところ細田自民幹事長の「事実とすれば背任的」発言以外は見当たらない。小さな記事だ。※3月3日朝現在。

　【産経】細田自民幹事長、小沢氏の拉致問題発言に「事実とすれば背信的」

　既に、テレビ・新聞紙面からは淘汰圧力がかなりかかっている模様だ。

　ああなんて卑怯くさいんだろう。これをアンフェアと呼ばずしてなんと呼べばよいのか。

　いやじゃいやじゃ。小沢総理なんていやじゃ…。

集団教育の重要性

　自分に初めて子供が出来た頃。嫁は薬剤師、俺はＳＥ。どちらもクソ忙しい部類に入る社会人であった為、保育園に預けなければならなかった。
　嫁は仕事を辞める気など毛頭ない部類の女性であったし、だからといって俺も収入を嫁にゆだねる気はなかった。

　なもんで、我が家は最初から保育園に預ける事が前提なのだ。

　最初、やはり母乳で育てられないとか、生まれたばっかりなのに母親のそばにおれないとか、子供を不憫に思う感情が優先したものだったが。
　２人目を生んだ今、一刻も早く保育園に入れた方がいいと思うようになった。
　同年代の友人達が、同じ時期に父親や母親になっているのだが、保育園児と母親が就ききりで育てた子供とでは、成長速度がまるで違う。

　周りには、常に同年代のライバルがおり、常に年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる。次々に弟や妹が送り込まれ、兄・姉の自覚が生まれていく。
　保育園では、夜食の準備とかを手伝ううち、自宅でもいろいろ手伝ってくれるようになり、我慢も早くに覚えてくれる。

　要するに、日本の古き良き「大家族」がそこにはあるのだ。
　今ならわかる。日本の核家族化は失敗なのだ。複数世帯住む事ができる比較的大きな家に住み、祖父母が家のメンテナンスと子育てを担当し、若い世代は働いてお金を稼ぐ。

　俺は、「昔はよかった」というつもりはない。核家族には大家族にはない自由があるし。
　しかし、核家族化が、子供に単一的な価値観しか与えられなくなっているという事は、大いに有り得ると思うのだ。

　故に、俺は一刻も早く、保育園に入れた方がいいと思う。
　それに、ちょっと話は変わるが、この間、アレルギー児にしない１０大要素という研究結果が出ていたのだが、

１．犬や猫を飼う
２．幼少の頃にたくさん感染症にかかる
３．多少不潔なところで生活する

　等々…な感じだった。
　要するに、小さい頃は過酷な細菌環境にいたほうが、強い体になるのである。
　保育園は、それにうってつけなのだ。

　ちなみに、ウチの保育園に通っているご家庭は、３人以上の子供がいる家庭が多かったりする。充実の保育サポートがあると、子供は増やしやすいという典型例みたいなものではなかろうか。

　人口減少における労働力の充足で、女性の労働力は最早削れるものではないと思う。
　ならば、保育園の民営化ではなく、フルタイム労働の人を完全サポートできる保育園の充実も、重要だと思う。

　でも、ならば何故、前回のエントリで少子化対策として「保育園のフルタイム完全サポートの充実」をあげなかったかというと。
　政策としては弱いと思ったのと、世間の保育園への理解が足らないと思ったからだ。多少過激なぐらいの方が、食いつきもいい。その過程で紹介できるのが、俺は最も効率が良いと思った。

　我が大阪では、橋下知事が、保育園の民営化を目指している。保育園に入れない、「待機児童対策」で、保育園を儲かる場所に代え、増やそうという試みだ。

　俺は、この政策は間違っていると思っている。保育園は、そのほとんどが17時終了で、延長保育でもだいたい19時が限界だ。こんなのフルタイムで働いている人は使えない。で、橋下府政はこーゆー保育園を増やそうとしているわけだ。
　母親に、パート以外で働くなと言うに等しい。

　俺が使っている保育園は、最大22時まで預かってくれるが、そういうフルタイムで働いている人が使う保育園が、実は在住の市でも2箇所しかない。

　こちらを増やせ！と思う。

　前々回エントリで、ハンドルネーム「新人」さんがおっしゃったように、家庭のメンテを専業でやられている主婦・主夫への金銭的支援が必要というのは、俺も尤もだと思う。
　でも、女性の労働力は、今や重要なファクターとなっていると思う。新人さんの政策では、労働力の減少に繋がらないだろうかという懸念はないだろうか？

　うーん。対決姿勢にはしないつもりだったのに、反論になっちゃったなぁ。
　今の過剰な保育園への労働圧力は、医者と同じで問題なんだけど、医者と同じで単に「足らない」という問題なんだと思うんだよね…。