あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

祝・自存自衛の一里塚

2009年03月27日 21時09分44秒 | 政治(麻生政権)
 ついに、来るべき時が来た。

 【日経】政府、北朝鮮ミサイルへ破壊措置命令 日本落下なら迎撃

 「(事前予告がなければ、ミサイル発射から)7、8分たったら、浜田靖一防衛相から麻生太郎首相の所に報告に行ったら終わってる」とか言ってた鴻池官房副長官涙目。そうならないように、現場の意思で迎撃する為の法整備をやってたんでしょうが。政府要人のくせに知らなかったの?それともこの記事、産経のミスリードなのか?ミスリードくさいなぁ。

 【産経】政府筋「7、8分たったら終わっている」北ミサイル迎撃に懸念

 でも、果たして日本にミサイル迎撃の機会はあるのだろうか。

 …それは極めて低い可能性なのだそうだ。

 弾道ミサイルは超高度まで打ち上げて、後は自由落下していくだけの兵器だ。
 打ち上げの段階で迎撃するならたいした速度ではないから迎撃はさほど難しいわけではないが、日本上空を通過する時は超高度なので、領空侵犯にも当たらず、ミサイルも届かない。
 また、ミサイル落下時は超速度なので迎撃は難しいものの、そこまでミサイルが飛んでいくと、既に日本の管轄から外れてしまう。

 ではなんの為にミサイル破壊措置命令をしているのかというと…。今回のテポドン2号は多段階式なので、ブースターを切り捨てて飛行する。
 その、切り離したロケットの残骸が日本の領土・領海に落ちてきた時の為と、まだ1度も成功した事のないテポドン2の発射失敗により、国土に落下する事を防ぐ為である。

 飛行距離も、日本に到達するか怪しい。
 今回、アメリカのイージス艦は、北朝鮮のミサイル発射準備の報を受け、日本海に展開している。打ち上げ時のミサイル迎撃率は、実に99.9%に達する。まず、ここで迎撃されて終わる可能性が最も高い。

 でも。
 迎撃するのがアメリカだろうと日本だろうと構わない。今回のこの「ミサイル破壊措置命令」が下った事が、これが大きく報道された事、「平和主義」なんてものが幻想でしかない事が知れ渡っちゃうことが大切なんだと思う。

 「一発なら誤射かもしれない」とかアホな事をぬかす某新聞の言説が普通にまかり通った昔と今は違う。

 社民党の福島瑞穂が「迎撃ミサイルが目標に当たったら残骸が落ちる。当たらなくともミサイルは向こうへ行ってしまう。国内外の市民に被害はないといえるのか」「当たらない場合は国益を侵害し、当たった場合でも単なる人工衛星だったらどうなるのか」と腐った事を言えば、与野党問わず失笑をかうのが今だ。

 【産経】社民・福島氏、北ミサイル迎撃批判を延々と 野党席からも失笑

 安倍元総理以来、一進一退しながらも、日本は真の意味での自主独立に向っている。その成果ともとれる1つの事件なんじゃないかなと思った。




 ところで、鴻池官房副長官とか中曽根外相とかが、ミサイル防衛システムが「あたるわけねーよ」と言ってて話題になっているんだが…。
 そりゃまあ100%じゃあないんだけどさ、基本的に落下してくるシロモノの着弾点を計算して、その弾道に割り込むという考え方で、かつ誘導ミサイルなので、そんなに悪い確率じゃあないだろ?なんの意図あって、そんな事を言ってるんだろう。
 もしかして、MDを役立たず扱いして、核ミサイル武装への道を開こうとしているのか?