Aさんは、月収30万円です。当時、ジュースは1本100円でした。
そんなAさんが100万円の借金をしました。
やがて、インフレが発生しました。物価は倍になりました。
Aさんの給料は60万円です。ジュースは1本200円になりました。
借金は100万円です。増えもしないし、減りもしない。
さて問題です。Aさんは、借金返済が楽になったでしょうか?
そんなAさんが100万円の借金をしました。
やがて、インフレが発生しました。物価は倍になりました。
Aさんの給料は60万円です。ジュースは1本200円になりました。
借金は100万円です。増えもしないし、減りもしない。
さて問題です。Aさんは、借金返済が楽になったでしょうか?
答えは、火を見るより明らかだ。インフレが発生すると、借り手は返済が楽になる。じゃあ、逆にデフレが発生すると、借り手は返済が大変になるわけだ。
上記Aさんの場合、月に給与の3分の1を返済に充ててたとすると、100万円の返済に10ヶ月かかる。
それが、インフレが発生すると、借金が5ヶ月で精算出来ることになる。
逆に、デフレ下で物価が半分になると、借金の返済は、1年8ヶ月もかかってしまうのだ。無論、普通月々の支払が減るわけではないので、物価が半分になれば、月収は半分の15万円。月々10万円の支払いに耐えることなどできなくなり、ここで家計が破綻する。
さて。ここで何が言いたいのか。
政府の方針に文句が言いたいのだ。日本は、なんでも天文学的な借金を抱えているそうで。必死に増税して、節約して、なんとかプライマリーバランスを黒字化しようとして、借金を返済しようとしているのだが。
すごく間違っているのがわからないかなぁ。
景気悪い時に借金をして、景気がよくなってきたら借金を返せばいいんじゃないの。増税して、ただでさえ減少しているGDPを政府が節約する事で、さらに減らして。景気が悪くなるように悪くなるように、仕向けているとしか思えない。
実際、日本のプライマリーバランスが黒字化したのは、バブル絶頂期だけだ。こんな恐慌時に、プライマリーバランスの黒字化を目指すなんて、愚の骨頂だ。
上記のAさんの例で言えば、借金の返済計画を見直し、月々の支払を軽減する方向でローンを組み直すのが正解だ。
と言うわけで俺は、現政権が気の毒で気の毒で…。
だってさ、今赤字国債はばんばん発行しなければならん時じゃないか。日本人はアメリカ人みたいに景気よく金を使うような性格じゃないから、政府がもっと支出して、その分日本国民の収入を増やさないといけない。
そうやって景気をよくした上で初めて、借金返済の目処がたつんじゃないか。
それなのに、自身の公約のせいで、国債発行額を増額すると、そのまま世間の皆様に叩かれるんだぞ?これを気の毒といわずして何というのかw
ま、今まで別に言った事はなかったんだけど、俺はインフレターゲット論者である。
日本という国が、なぜここまでインフレを嫌う国かと言えば、インフレは、蓄財している人の懐を薄めるからだ。
俺も、現在老後を迎えつつある人が、インフレで不安になる気持ちは理解できる。年金でもらえる額が決まっているのに、物価が上がれば生活していけるかどうか、不安になるのは当たり前だ。
でもだからと言って、ジジイババアの安定の為に、現役世代が犠牲になってもいいのか。正直、現状かなり限界くさいぞ。
鳩山政権、年内もたないという話が出てたな…。
はやく。はやく崩壊しろよぅ。もう。