青山繁晴ＶＳ政府 その続報

　ウチも連休前にとりあげた最後のエントリであった、青山繁晴氏の原発現地レポート。　その続報。

　【拙】福島原発の現場担当者・生の声
　http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/92594e41b95f1e3a26c1ecdb85a9adb6

　【読売】細野首相補佐官「政府としてではなく、個人として入った。今後はないようにする」と不快感
　http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110503-OYT1T00528.htm

その時の動画。


スーパーニュースアンカー 2011/05/04放送分　3/3






　と、言うわけで、青山氏の原発現地入りを非難。
　非難された側の今回のスーパーニュースアンカーの中でも、この政府対応は紹介されている。
　なんというかアレだ。尖閣ビデオが流出した問題発覚後の仙谷の会見がフラッシュバックした。

　もう、流出しちゃったんだから負け惜しみにしか聞こえない。
　ま、今後はもう、原発には政府圧力で入れなくなるんだろうけどな。酷い話だ。一方、青山繁晴氏の弁は、「真実の力」があるように見えるな。これが東電側「プロパガンダ」であったとするならば、それはもう、大したものだ。

　しかしまあ、今日に限った話ではないが、民主党の隠蔽工作が酷いなぁ。それが、原発の件でより顕在化した形になっていると思う。
　原発の件では、5月2日という近い日付の中でも、このような政府圧力による情報隠蔽体質が記事になっている。

【読売】「老婆心ながら守秘義務」と官邸、小佐古教授に
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110502-OYT1T01026.htm

　こちらは、現内閣参謀参与を辞任した小佐古教授が、文部省が言う小学校の、校庭利用時の放射線被爆限度の問題点について、解説する予定だったものを、政府の「忠告」によって中止になったという記事。

【赤旗】外部電源喪失　地震が原因　吉井議員追及に保安院認める
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-04-30/2011043004_04_0.html

　こちらは、4月30日、外部電源喪失の原因が「予想外の津波」ではないという記事である。これも、何故か赤旗以外は追求しない。

　俺は、基本的に東電を何がなんでも叩けという立場ではない。青山氏のスクープからこっち、主に敵失（敵＝民主党政府）を理由に、東電はいきを吹き返しているような気がするが。でも…。

「給与カットなら仕事しない。原発メルトダウンして関東大停電する」発言主はやはり東電社員だった！
http://watch2ch.2chblog.jp/archives/3726368.html

　これだけの巨大企業となると…十人十色というか、いろんな人がいるわけで。
　行き過ぎた愛社教育の賜物だろうか、自社にアイデンティティを置く人の中でもバカに分類される人が足を引っ張っててなぁ。



放射線測定器ガイガーカウンター放射レベル警告あり

エントリ再開

　ＧＷ期間中、みなさまどのようにお過ごしだろうか。
　俺は、嫁さんの実家に帰省していたので、エントリが空いてしまっていたが、嫁さんが今日から職場復帰である為、また、今日からブログを再開する。

　さて。ＧＷ期間中いろんな事があった。
　目についたニュースは３つあった。１つがビン・ラディン氏の殺害、１つが焼肉屋えびすの食中毒事件、最後の１つが相変わらずの原発ネタである。
　どれも甲乙つけ難く興味を引くニュースだったのだが、長くウォッチしてた原発ネタをメインに、この久しぶりのエントリを書こうと思う。（よってこのエントリでは、原発ネタ以外の２つを紹介し、次のエントリで原発ネタをやる）

　…ぶっちゃけ、自宅ではマトモにエントリが書けないのである。子供寝かしつけたり、家事したりで。
　エディタ開けて、職場でちまちま書いている方がエントリできるのであった。

　１つ目。ビン・ラディン氏の殺害。
　ニュースを見る限りでは、ビン・ラディン氏は確実に死んだらしい。
　しかし、海外のブログとか掲示板を見るに、どうも信用されていない…というか懐疑的みたいだ。発表された時、既にビン・ラディン氏の死体はなかったそうじゃないか。海に捨てたとかで。
　しかし、ＤＮＡ鑑定済みで、本人である事を確認済みと。
　ビン・ラディン氏の殺害作戦は、潜伏場所まで特定済みで、生け捕りも可能であったように思えるのに、確実に殺している。

【CNN】米大統領、ビンラディン殺害作戦の映像を見守る
http://www.cnn.co.jp/usa/30002633.html

＜ビンラディン殺害作戦をリアルタイムで見守る一同＞


　このへん、我らの反米みずぽたんが、（俺的には）正論を吐いている。俺の心情的には、かなり彼女に近かったりする。

【時事】福島みずほ「ビンラディンさんをなぜ殺害した。事実について世界中が知りたいと思っていたはず」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011050200567

　まあ、彼女の弁に１００％同意するわけはないけどな。
　いくらなんでも俺は、彼女のように「ビンラディンさんが殺害されたことで、テロの報復が繰り返される危険性もある」とは思わない。報復を恐れて何もしないのであれば、テロリストの思う壺だろうが。少なくとも公の場で、その発言をするべきではないだろう。

　とりあえず、陰謀論が噴出しているが、陰謀論というよりは政治ショーの意味合いが強いのだろうと思っている。殺すことになんの意味があるねん。


　２つ目。焼肉屋えびす。
　ユッケで食中毒が発生し、Ｏ－１１１の感染で、大量の重症者が発生した事件。死者も出ている。

【痛いニュース】「焼肉酒家えびす」でユッケ食べた40代女性死亡…死者は3人に
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1620741.html

　Ｏ－１１１の、他の感染事件を見ても、今回のケースは異様な程に重症化している。しかも、同焼肉店で同じように食中毒症状が出ている人のうち、ユッケを食べてない人からも、食中毒患者が出ている。…ということは、「Ｏ－１１１が原因」という話からは、既にかなりの乖離が発生してしまっているように思う。少なくとも「ユッケ」の問題ではなかろう。

　思うところは２点ほど。
　なんつかね、一時期山ほど発生した、誰も死者が出なかった食品衛生事件との温度差がすごいなと。船場吉兆の事件や、雪印、不二家等、この事件はどこよりも酷いはずなのに、マスコミに取り上げられている情報量…いや、情報量じゃないな、露出量の少ない事少ないこと。そんなに焼肉業界が大切なのか…？と勘ぐりたくもなるわな。というのが１点目。もう１点は、なんか執拗に「ユッケ」の問題だけに終始している点。
　少なくとも、ユッケを食っていない客からも患者が出てる関係上、ユッケを問題視するのは違うだろう。
　半生でも危険であるとか、生肉を扱う箸で食べてなかったのかとか、そーゆー話がまったく出てこないのが、すげーバランスが悪いよね。生肉からしか出てこない「Ｏ－１１１」に本当に原因があるのか？という前提すら、もう既に確定事項ではなくなっている。
　あと、例の絶対にワビをいれているように見えないマジキチの店長の態度な。





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