今朝、「すまたん」で、また性懲りもなくデフレを煽ってた。
すまたん公式ツイッターがあるので、文句の1つでも呟いたろうと思ってたのだが…。朝の糞忙しい時間帯にそんな余裕がない事に気がついた…。無理無理無理。その時間帯に俺がスマモ(※スマートモバイルね。俺はガラケーで、タブレットPCとかウォークマンZ+WiMAX)とかPCに触れようものなら容赦なく嫁に怒られるわ。「手伝え」と。
何を報道してたって、昨日の日銀の記者会見の模様を、日経新聞社提供の解説図で解説していたのだ。
ちなみに、解説員は現在入院中の辛坊氏に変わって誰かわからん人。多分読売新聞系列の人だろう。
内容としては、物価目標(インフレターゲット)をする事によって、どんな風に市場にお金が投入されるかという話で。
デメリットである「物価の上昇が所得上昇を上回る」という不安を語り、かつ、メリットとして「民間企業がお金を借りやすくなる」「借金してる人の金利が下がる」しか説明してなかったのだ。
アホかと。いや日経も読売もコテコテの財務相寄りなのでわざとだと思うが、安倍政権が何故「国土強靭化政策」を掲げていると思っているのかと。
民間がお金を借りやすくなったところで、結局不況下では貸し倒れリスクは変わらないのであって金融機関がお金を貸さないから市場にお金が流れないってのが、現状のボトルネックだろうが。
民間がお金を使わないなら、国がお金を使いましょう。ってのが、いわゆる「アベノミクス(安倍政権の経済政策)」の基本方針だろうが。
今朝、産経新聞が「平成の是清」と、財務大臣に内定した麻生元総理を表現していたが、結局、デフレ脱却は政府の積極財政出動と日銀の全面協力がカギとなるのだ。
#これの意味が解らない人は三橋貴明氏の「コレキヨの恋文」を読もう。アレはコレがよく解らない人向けのマクロ経済啓蒙ライトノベルである。
コレキヨの恋文
【産経】「平成の是清」アピール 安倍氏、経済再生へ麻生氏起用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00000525-san-pol
日銀、読売、日経はいつまで、金融政策のみの円安誘導の話ばかり続けるのだろう。これじゃ日本国民へのメリットは極めて見えにくい。
なぜなら、銀行に貸せる金が増えようが、元々借金をしている人の金利が下がろうが、それによるメリットを直接受けれない日本国民の方が圧倒的に多いからである。
そもそも銀行は、自行にうなる現金を運用する義務を負っている。預金者へ確実に利子を支払わねばならないのだ。絶対に損はできない上に、現金のまま塩漬けにもできない。元々、運用先不足で苦しんでいるのだ。公共投資爆増こそ、ココで一番語るべき話のはずだ。
すまたんの読売解説員とか、日銀の白川の解説が本当に空虚だった。こいつらの話は、まさに「肉抜きの牛丼@諸星あたる」である。
で。
案の定、昨日の東京市場は反落。
日銀白川が何かすると、確実に市場は落胆よね…。
「本日のマーケット」日銀白川の「too little too late」のボケをやりすごしてしっかりした展開。3連休前だが、利益確定より持たざるリスク。
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/51400194.html
わかってないハズないんだけどなぁ。日銀も、日経も、読売もな。今の市場の反応を見れば、一目瞭然なんだもの。
選挙前なら、まだ安倍政権の邪魔をするのはわかる。でも今は確実に安倍政権になるんだし、まず間違いなく即効性で効果があるよ?この経済政策。お前ら、自分のアホを宣伝している事に、本当に気がついてないの?ガチのアホなの?死ぬの?
デメリットばかり強調して、本質を語らないとか偏り方がハンパではないわ…。