あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

経済成長と脱成長

2014年02月04日 22時57分08秒 | 政治(安倍政権)
 投資関連で、ウチは厚く信頼している「オフィスマツナガ」。
 そのマツナガさんとこが、昨今の日経平均の異様な下落幅の要因を、「都知事選のどんちゃん騒ぎ」と分析している。



 この分析は、どこのマスコミも出していないと思う。
 が、実は俺もそうじゃないかなぁと薄々思っていた。東京都知事選は、まず舛添氏の勝利に終わるだろう。とすると、次期東京都知事は細川氏や宇都宮氏と比較すればマイルドではあるものの、脱原発派である。



 外国人が報道だけで判断するのであれば、細川氏が最もイチオシに見える。その彼が最も急進的な脱原発派で、宇都宮氏、舛添氏も脱原発派。原発推進派で有力な候補は、マスコミがスルーしてる田母神氏だけなのだ。
 細川氏のスローガンは、「脱原発・脱成長」だ。アベノミクスとは相容れない上、東京は日本のGDPの3割を叩き出す一極集中型首都である。



 こうしてみると、「日本の世論やマスコミの論調では、必ずしも日本の経済成長(アベノミクス)を歓迎していないのでは…?」と外国の市場関係者は読む材料は多いように思う。
 そこに、消費税率8%の導入時期が差し迫ってきている。現在、まだ消費税の駆け込み需要は効力を持っているが、そろそろ手仕舞いを考える時期であろう。

 今年は増税ラッシュで、すざまじいデフレ圧力がある。その中で最大最初の増税が、消費税8%の4月。
 ここにかぶせるような、「日本国民は東京を成長させたくない」とでも言いたげな都民のメッセージ。しかも先頭に立っているのがあの大人気の変人・小泉元総理である。東京都知事選が原因じゃないのか。ガチで。

 で…。
 何を思ったのか。細川氏陣営、「脱原発は経済を成長させる」とか言い出した模様。

「殿の大逆転」はあるか?細川元総理インタビュー「原発ゼロは経済を成長させる」
http://blog.goo.ne.jp/tanutanu9887/e/b05db9dc97326e3748f4b53a9081fdbc

 おいおい…脱成長じゃなかったの?なんかムチャクチャである。

 ウチは、最早趨勢を生暖かく見守るだけで、都知事選は結果しか興味がない。
 が、ひっかきまわして日本経済に爪あとを残すのは勘弁してほしいなぁ。

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 ところで。話は変わるんだが。
 俺は脱原発派である。はっはっは。
 ただ、しばき隊とかと違う点は、原発は停止してても危険な事に変わらないし、即廃炉は代替エネルギーが語られておらず無責任だと考えている点だ。
 猪瀬元都知事が推進していたような、天然ガスタービンのハイブリッド発電や、地熱発電等、代替できる安定供給型電源を推進した上で徐々にシフトするのはなんら問題ない。いやむしろ大歓迎。望むところだ。
※つまり、ウチのブログは田母神氏とも距離がある論調であると言える。

 既にドイツの政策で破綻してる、ソフトバンクのような一部政商だけが潤う太陽光発電とか風力発電とかの非現実的な代替え案は決して日本の為にならん。
 それと、原発を推進するには日本はもはや原発アレルギーが強すぎて、政治的停滞を引き起こす。縮小した方が政治的にスムーズだろう。

 だから、個人的には「脱原発で、経済も成長できる」と主張する細川氏の現在の最終案は悪くないと思ってたりするんだけど…。

 スローガン的に一致するのに、俺の考えている方向性と、細川氏の方向性の、めまいがするほどの違いは一体なんなんだろう。

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