あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

アベノミクスが墜落寸前

2014年08月14日 22時58分46秒 | 政治(安倍政権)
 先日、産経新聞のトップが、GDP4~6月期-6.8%だった。
 とんでもない下げ幅だったのはわかるし、漠然と、これが消費税に代表される増税の結果である事は、ある程度理解は誰でもできるところなんだけど。悲しいかな、俺がそれを伝えるのには正直知識不足である。

 なので、この手の記事の専門家である、三橋貴明氏待ちとなった。
 彼は確実にこれをネタにするからな。

 と、言うわけで彼のエントリである。

【三橋オフィシャル】マイナス6.8%
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11909178161.html

【三橋オフィシャル】続 マイナス6.8%
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11909653601.html

 まあ、彼のエントリは昔からこのテーマで一貫している為、その分析と先見性は大したものだ。まるで未来視の如く、予測が的中していく。彼は選挙情勢とかも予測しているが、そっちとは雲泥の差である。

 とりあえず、分析はそっちに任せるとして、よーするに彼が一番言いたい部分はここである。間違いない。

97年4月の消費税増税時、4-6月期のGDPは年率換算で3.55%(対前期比0.9%)のマイナスでした。すなわち、今回のGDPの落ち込みは、パーセンテージで97年時の二倍近いということになります。(今回の対前期比はマイナス1.7%)

 今回のアベノミクスだが、消費税増税を支持する連中の弁や、安部総理の弁を聞いていても、「橋本政権の時は、最悪のタイミングでの増税だったが、今回は違う!」ってのがものすごく目立つ。

【Webネットマネー】橋本内閣と安倍内閣での消費税率引き上げ環境の違い
http://netmoney-web.com/2013/11/28/橋本内閣と安倍内閣での消費税率引き上げ環境の/

最悪のタイミングで実施された橋本龍太郎内閣での消費税率引き上げと、今回決断された安倍晋三内閣の引き上げ決定の背景はまったく異なっていると認識すべきだ。(以下略)

 例えば、2013年11月末に発表されたこの記事、エントリ冒頭からこれである。
 こいつら、今のGDPの落ち込み具合を、今現在の状況を見ても、同じ事が言えるのかね。

 ちなみに、安部総理や、担当である甘利経済担当相の現状認識は…そりゃーもう、酷いの一言に尽きるわ。

【産経】消費税率10%、難しい決断 GDP6.8%減…内外需とも牽引役不在
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140814/mca1408140500001-n3.htm

甘利明経済再生担当相も13日の会見で、景気の先行きについて「駆け込みで伸びて反動で下がり、それを受けて次はかなり上昇する。先行きは明るいイメージになる」と楽観的な認識を示した。

【読売】GDP落ち込みに首相「ならすと成長している」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140813-OYT1T50077.html

 こうなってくると、最早安部総理にこだわる事はなくなっているように思う。
 民主党政権の頃から、次期総理として安部総理の最大のライバルは石破茂だった。

 俺が石破氏がイヤだった理由ってのは、彼の掲げる経済政策が、今の安倍政権のような財政均衡論だったからだ。
 今の自民党は、誰が総理になったとしても、自民党であるかぎり、特亜寄りになる事はほぼないと言える。あの「ハニトラのハニ垣」とすら表された谷垣元自民党総裁ですら、「保守回帰」を標榜していたのである。

 ならば、安倍総理と石破幹事長の差は、

 人を上手く使うと言われているアホな安倍と、
 人も使え、自分も政策を考える石破という事になる。

 安部総理は人をうまく使えるというが、この増税路線がまかり通っているところを見ると、まず間違いなく財務官僚のコントロールに失敗している。俺には彼が、ちゃんと自分で考えているように見えない。

 なら、ちゃんと自分の考えている事を実施できる石破氏の方がマシではないかと思うのである。同じ財政均衡論支持者でも、情勢判断がより的確ではないかと思うのである。

 ただ…。個人的には、安部総理が退陣し、石破内閣に変わった瞬間の話なんだけど。
 これまでの日中韓対立を全て安部総理に押し付けた上で、関係回復の為、中韓が速攻で手のひらを返して接近してきそうな気がするのである。

 すると、靖国神社参拝反対の石破氏は、どう対処するだろうか?
 正直、その点不安が拭い去れない。同じ事は麻生氏にも言えるが、彼の場合はTPOで靖国参拝もする。ぜんぜん心配いらないんだよな。

 恐らくだが、このまま安倍政権が続けば、日本経済的には大きな痛手になるのはもう間違いないだろう。

 どう転ぶのが一番いいのか、正直わからないが…。
 安倍は、そろそろ痛い目を見てほしいと思うのが、正直なところである。

 どーせしばらく自民党政権なんだよ。もう民主党政権の時みたいな無条件売国なんて、それこそ絶対できないと思う。日本の後ろ盾のない中韓なんぞ、衰退していくのである。
 同時に、反自民が集約しきれない現野党に怖さなんぞない。

 自民党は、自民党内で群体のクラゲのように、世代交代して澱まないようにしていたのだろう?なら、今の安倍政権は、アベノミクスが失敗しつつある現時点で既に澱みにハマっているんだよ。今こそ自浄作用を働かせる時ではないかね。

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