現在韓国は石破推し

　つくづく、御家人さんがお亡くなりになってしまったのは、惜しいことだと思う。

　御家人さんについてはウチでも何回か紹介しているが、俺の知る限り中国ウォッチャーとしては右に出るものは皆無だったほどの人である。「日々是チナヲチ」の著者。

日々是チナヲチ
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168

　彼のところで紹介されている、彼の遺訓を一部紹介しておこうと思う。

●必ず「中共語」でニュースを読むこと。

　以前にも何度か紹介したことがありますが、ここで念を入れておきます。一般に使われている中国語と、政府や党中央などから発せられる「中共語」は同じものではないということです。

　「日中友好」を中国語に訳すると「中日友好」。ただしこれが「中共語」になると意味が大きく異なってきます。凡例をいくつか挙げておきますので、ニュースで中国の公式声明に接するときは、これを以て解読してみて下さい。

　「対話」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
　「協議」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
　「協力」→「中共への奉仕」
　「平和」→「中共による制圧下での非戦時状態」
　「友好」→「中共に従順」
　「交流」→「中共の価値観の押しつけ＆軽度の洗脳」

　本日、久しぶりにブログを読んでみたが…。本当に惜しい人を亡くしたなぁ。

　で、なんでこんな話を思い出したかと言うと。
　今は、韓国内のニュースであれば、ウォッチャーとして右に出るものはいないであろうと思われる、シンシアリーさんとこのブログが、「韓国の御家人さん」に当たるなぁと思ったからであった。

　こーゆー分析は、日本語では検索しきれないものな。つか日本のマスコミもこーゆーネタを書けばいいのに。重要な情報だと思う。

【シンシアリー】いきなり「石破茂」記事が溢れる理由
http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11914937645.html

　現在、韓国ではいきなり石破氏の記事が溢れているのだそうだ。
　内容としては。彼のブログから引用すると。

「これで安部総理の長期執権は難しくなった」というものが多いようです。
例えば朝鮮日報系列の場合、「安倍の長期執権に赤信号」とか、そういうものをせっせと載せています。

　ってな事らしい。
　完全に、予想通りである。

【拙】アベノミクスが墜落寸前
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/7675e4dc49960e3134a803a4f8327651

ただ…。個人的には、安部総理が退陣し、石破内閣に変わった瞬間の話なんだけど。
　これまでの日中韓対立を全て安部総理に押し付けた上で、関係回復の為、中韓が速攻で手のひらを返して接近してきそうな気がするのである。

　すると、靖国神社参拝反対の石破氏は、どう対処するだろうか？

　何がって、安倍に全てを押し付けて、石破氏を絶賛するのがである。やっぱり。そうくると思ったよ。

　ちなみに。韓国の記事では日本語版ではあるものの、石破氏についてもこれまで極右扱いであった。シンシアリーさんは、ブログエントリ最後をこんな風に結論づけているんだけど…。

ですが、韓国のマスコミの皆さん、石破茂さんが（韓国基準で）「極右」だということを知らないようで・・（中略）
韓国のマスコミは、「安倍が憎い」しか考えてないため、他の部分は全然見えなくなっているようです。

　韓国紙って…。石破が「韓国から見れば」極右だって知ってると思うよ？
　一応、あっち（韓国）の代表的な記事を紹介するとな。

【中央日報】日本自民党は“右翼ツートップ”…安倍新総裁、幹事長に石破氏を起用（１）
http://japanese.joins.com/article/382/160382.html

　こんな感じである。
　まあ、韓国では過去の記事と現在の認識に致命的なズレがあるのは珍しくはないが…。さっさと、「石破茂…あいつもダメだ」と、韓国はさっさと気がついてほしいものである。ま、シンシアリーさんも言ってはるが、自民党である限り、誰が総理やってもほぼ変わらないんだけどな。

　…が、多分韓国は、ギリギリまで、石破茂がよほどの事をするまで、日韓友好の立役者扱いではやしてたるように思うんだよなぁ。
　でもって、最早隠しきれなくなってから、「石破茂に裏切られた」みたいな記事になるんではないかな。と俺は思っている。


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