つまらん選挙だった。
俺的には、ほぼ予想通りの結末と言える。とは言え、それは結果論なので、「当てたウチのブログってスゲー!」とは言わない。わかる人には誰でもわかる結論だったし、この結論に至る紆余曲折は、田母神都知事戦と同じく存在した。故にやっぱり、戦前に予言の如く獲得議席予想なんぞ、できるものではないのである。数ある想定の紆余曲折パターンの1つで落ち着いただけだ。
拙エントリは、今回のこのつまらない選挙がなぜ、この結論に至ったのかを、俺なりに分析していこうと思う。
まず、今回の選挙は「左翼躍進選挙」だったと言える。自民党が言う「アベノミクスが信任を得た」というのは嘘っぱちだ。
自民党の議席数は微減(295→291)。公明党、共産党は躍進である。これは、自民党のブレーキ役として、公明党が期待された証である点と、消費税増税をきっぱり中止せよと主張した、共産党が有権者の信任を得た結果だと思う。
それ故に、自民党に近い経済政策を考えている維新や次世代の党が伸びなかったと、俺は見ている。あれでは現在の反自民層に対する受け皿にはなりえない。
自民の議席291は、低投票率時の組織票有利の展開が産んだものである。
解散直後の予想、自民議席数231~272、民主党93~119は、「どう考えてもありえない」数字なので、これこそが、反自民なメディアが画策したバンドワゴン効果を狙ったものである事は間違いなかったと思う。
その後、各メディアの票読みアンケートがあり、調査結果から自民の議席が300席を超える可能性が濃厚であるという予測が出るが、これがかなり正確な数字であった事も確定。
ウチでは、
【拙】今バンドワゴン効果が注目される意味
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/c5d6606e7e033d21b8e7c61d854f6782
このように主張していたが、案の定、マスコミは上記の調査結果を受け、動いた。
「自民圧勝予測」の後、「自民320議席!」「安倍にまかせてしまっていいのか」「現在超不景気!」「アベノミクスは間違っていた」「東京全25区民主当確はゼロ」を連呼したのだ。
アンダードッグ効果(『負け犬効果』。負け犬に同情票を集める効果)、スノッブ効果(他人と違う行動をしたいと考える心理を利用し、自民党以外に票を流す効果)等をフル活用し、自民党票を激減させた。
その結果が、291議席であろう。310議席ぐらいの予測から20議席近い減だ。流石マスコミといわざるをえない。
これで、受け皿となり得る政党があったなら、おそらくかなり拙かっただろう。
そんな中、維新は議席減とは言え、かなり健闘したと思う。次世代の党並の存続危機に陥るかと思ったが、これが、今回の選挙で最も大きな謎である。奴らが勝てる理由がわからない。大阪ではあんなに自民に票を喰われたのに、なんで微減ぐらいで済んでるんだろう?
今回の選挙、自民、維新、次世代が議席を減らし、特に次世代は党消滅の危機である。そして、民主、公明、共産という、護憲勢力が議席を増やした。
上記により、これでまた、少し憲法改正が遠ざかったと見るべきであろう。
実はけっしていい結果ではないのが、今回の選挙なのであった。
民主党の枝野だったかな。「勝てるうちに解散」だって言ってたのは。まさに今回の安倍内閣の解散にぴったりのネーミングだと思う。
消費税増税で景気なんぞ、回復するわけがない。
財務省にとってベストシナリオは、増税で支持率が低下した安倍にかわり、麻生や谷垣のような財務省にとって御しやすい人を後釜に据える事であったろうが…。
そうそう、思惑通りにいってたまるか。
安倍は、どうやら生き残ったようである。

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問答式選挙運動早わかり
俺的には、ほぼ予想通りの結末と言える。とは言え、それは結果論なので、「当てたウチのブログってスゲー!」とは言わない。わかる人には誰でもわかる結論だったし、この結論に至る紆余曲折は、田母神都知事戦と同じく存在した。故にやっぱり、戦前に予言の如く獲得議席予想なんぞ、できるものではないのである。数ある想定の紆余曲折パターンの1つで落ち着いただけだ。
拙エントリは、今回のこのつまらない選挙がなぜ、この結論に至ったのかを、俺なりに分析していこうと思う。
まず、今回の選挙は「左翼躍進選挙」だったと言える。自民党が言う「アベノミクスが信任を得た」というのは嘘っぱちだ。
自民党の議席数は微減(295→291)。公明党、共産党は躍進である。これは、自民党のブレーキ役として、公明党が期待された証である点と、消費税増税をきっぱり中止せよと主張した、共産党が有権者の信任を得た結果だと思う。
それ故に、自民党に近い経済政策を考えている維新や次世代の党が伸びなかったと、俺は見ている。あれでは現在の反自民層に対する受け皿にはなりえない。
自民の議席291は、低投票率時の組織票有利の展開が産んだものである。
解散直後の予想、自民議席数231~272、民主党93~119は、「どう考えてもありえない」数字なので、これこそが、反自民なメディアが画策したバンドワゴン効果を狙ったものである事は間違いなかったと思う。
その後、各メディアの票読みアンケートがあり、調査結果から自民の議席が300席を超える可能性が濃厚であるという予測が出るが、これがかなり正確な数字であった事も確定。
ウチでは、
【拙】今バンドワゴン効果が注目される意味
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/c5d6606e7e033d21b8e7c61d854f6782
今回の選挙で、300議席をとって自民党が勝っても、それはバンドワゴン効果ではない。300議席のところ320議席とれたなら、15議席分ぐらいはバンドワゴン効果なのだ。バンドワゴン効果とはそういうものだ。
このように主張していたが、案の定、マスコミは上記の調査結果を受け、動いた。
「自民圧勝予測」の後、「自民320議席!」「安倍にまかせてしまっていいのか」「現在超不景気!」「アベノミクスは間違っていた」「東京全25区民主当確はゼロ」を連呼したのだ。
アンダードッグ効果(『負け犬効果』。負け犬に同情票を集める効果)、スノッブ効果(他人と違う行動をしたいと考える心理を利用し、自民党以外に票を流す効果)等をフル活用し、自民党票を激減させた。
その結果が、291議席であろう。310議席ぐらいの予測から20議席近い減だ。流石マスコミといわざるをえない。
これで、受け皿となり得る政党があったなら、おそらくかなり拙かっただろう。
そんな中、維新は議席減とは言え、かなり健闘したと思う。次世代の党並の存続危機に陥るかと思ったが、これが、今回の選挙で最も大きな謎である。奴らが勝てる理由がわからない。大阪ではあんなに自民に票を喰われたのに、なんで微減ぐらいで済んでるんだろう?
今回の選挙、自民、維新、次世代が議席を減らし、特に次世代は党消滅の危機である。そして、民主、公明、共産という、護憲勢力が議席を増やした。
上記により、これでまた、少し憲法改正が遠ざかったと見るべきであろう。
実はけっしていい結果ではないのが、今回の選挙なのであった。
民主党の枝野だったかな。「勝てるうちに解散」だって言ってたのは。まさに今回の安倍内閣の解散にぴったりのネーミングだと思う。
消費税増税で景気なんぞ、回復するわけがない。
財務省にとってベストシナリオは、増税で支持率が低下した安倍にかわり、麻生や谷垣のような財務省にとって御しやすい人を後釜に据える事であったろうが…。
そうそう、思惑通りにいってたまるか。
安倍は、どうやら生き残ったようである。

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