あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

続・自転車厳罰化、また天下の悪法が1つ…

2015年06月03日 22時02分29秒 | 政治(安倍政権)
 昨日のこのエントリにて。

【拙】自転車厳罰化、また天下の悪法が1つ…
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/88323c7cb748a1512f001e5b31748c93

 こんなコメントを貰った。

しかしいかんやろ (ロード乗り) 2015-06-03 08:43:03
ロード乗りとして、ママチャリと一緒にするなと思うことはある(歩道を走れと命令されたとか)。

しかし、歩道で、スマホやプレーヤに集中して、まわりに何も注意を図らないのは、問題でしょう。
あれで、周りの人に事故起こしたら、まずかろう。
風で飛ばされて、車道に転んで、はねてしまったら車のドライバーも浮かばれない。

運用法次第で悪くもなるけど、周囲に安全確保させる意味で重要かと。

 昨日のエントリは、嫁さんにもツッコミを入れられるわ、そしてmixiの日記の方でも、長年の友人に「規制は厳しい方がいい」とも言われるわで、積極的に意見をくれる人はみんな規制賛成派なのである。

 でも、俺は正直なぜこの罰則強化にみんなこんなにも賛成するのか、よくわからないのだ。
 とりあえず、そのへんのところを、もう一回だけエントリしておこうと思う。

 俺は別に、マナーの悪いママチャリとか電動アシストチャリとかモトクロスとかをほっといていいとは思ってはいないのだ。
 ロードとママチャリと子供と無謀老人を同じルールで縛るのに違和感があるのである。

 上の人のコメントなんか、ガチでヒントになると思うんだけどな。
 とくにこの辺り。

運用法次第で悪くもなるけど、周囲に安全確保させる意味で重要かと。

 昔からよく言われる言葉を、ちょっと書いてみようか。

「悪法も良法も運用次第」

 人権擁護法案って、その存在意義は立派なものである。
 でも、その成立に俺をはじめ様々な人が反対するのは何故だろう。それは、恣意的な運用が可能だからだ。それが成立してしまうと、その法律を撤廃するのも困難を極める。無理だとは言わないが不可能に近い。
 いつもウチのブログでは主張しているが、政治なんてものは「小さく産んで大きく育てる」ものなのである。だから、悪意が見える法案の成立には反対するわけだ。

 ドローン規制を、通産省が嫌がってるよね。通産省とは今、俺は同じ気持ちだ。

「ドローン規制はナンセンス」焦る経産省 燃料電池車の“二の舞”懸念 技術の海外流出も
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/03/news060.html

 これも、実は俺はtogetterでドローン規制に反対論を投じた事がある。

 「みんなが安全に利用する為のルール造りならいい。業者しか利用できない等、行き過ぎた規制は、この面白い技術を潰すことにならないか」

 ってな。すると、コメントで俺をテロリスト予備軍みたいな扱いをする奴が現れて、「あ。議論するだけ無駄やわ」と思って即撤退した。…苦い記憶だ。

 自転車の規制だってそうだと思う。
 ロードは、むしろ歩行者と一緒に走行するのは危険だと思う。原チャリで歩道を走るようなものだ。こっちはみんな、非常識だと思うだろう?
 原チャリとロードは、用途や性能が近いと思うのだ。だから、規制をかけるなら、ここからではないかと思う。

 あくまでも、実用面で考えての事だ。

 無論、無法なママチャリや無謀な老人チャリダーなんかを放置するのは問題だと思う。しかし、ロードと同じルールってのは、絶対的な違和感がある。俺も今日、ちょっと考えてたんだけど…。確かにこれについては明確な答えなんて、俺も持ってはいない。

 でも、もっと、無理のない方法がないのかと思うんだよね。
 例えば、ロードと切り分けるなら、もっと摘発事項を減らせると思うんだよ。
 片耳イヤホン、傘の片手持ちや、危険が伴う事もある通行禁止違反とか、飲酒運転も。こんな規制いらんやろ。

 自転車ナビとか、片耳イヤホン想定だよ?
 つい最近まで、「飲酒運転は危険だから」っつって、飲み会の席に自転車で現れてた人はいっぱいいたわけで、むしろ「真面目だなぁ。偉いなぁ」って言われてたんだぜ?大きな居酒屋に自転車置き場もあったんだぜ?俺、こう言ったら叩かれるであろう事を覚悟していうけど、自転車の飲酒運転も、ママチャリ相手だったら行き過ぎだと思う。


 前のエントリでも主張したけど、個人情報保護法にしたって、ゴミの分別回収にしたって、ルールを守る人の方が極端に負担になったわりに、実際に有効性があったのか。クズが会社内で犯罪行為やって、「こんな事をやったやつぁ誰なんですか?」ってマスコミに詰め寄られても、「いや、個人情報なのでお答え致しかねる」とか、むしろ悪人を助けるツールと化しとるやん。その割に、俺らの個人情報が漏らされた事件とか山ほどあって、俺の名前なんぞアホみたいにそこら中に流出しているんだが。で、それでなんか実害があったか。そこにルールを守る価値があったか。
 個人情報保護法ってのができてしまっているから、個人情報の流出はもはや世間では「悪」とみなされており、個人情報保護の機運が撤廃される事はもうない。

 迷惑駐車の摘発強化は、やった結果確かに違法駐車が激減して見た目悪くなさそうだけど、宅配業者なんてすっごいワリ食ったし(しかも今回の自転車摘発強化でまたしてもワリを食うんだぜ?まあ確かに歩道を三輪自転車で爆走する佐○急便を「危ないなぁ」って思った事はあるけどさ。どんなけ宅配業界いじめるんや)、駐輪禁止強化のアオリでバイクなんぞ売上9割減でほとんど市場レベルで崩壊したやんけ。そこまでしなければならない事なのかって思う。

 これらこそ、もっと議論を尽くさねばならない話だったのではないのか。

 残念ながら、自転車の安全義務に関しては、厳罰化の方向へ向かい始めてしまった。法律なんて、「小さく産んで大きく育てる」ものだ。これが、今後さらなる厳罰化にすすむ事はあっても、緩和の方向へ向かう事はない。個人情報保護法と同じ運命となるのはもう、ほぼ見えている。

 俺は嫌なんだが。
 それでも、やっぱり規制賛成な人はきっと賛成なんだろうなと思う。
 なんか、それはそれでちょっと、ちゃんと話も聞いてみたいところだけどな。

 これはまあ、俺の意見なんである。異論は認める。

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