基本的に、ネットでの出来事どころか、ニュース映像や、テレビで解説している学者の台詞にすら、一度ぐらいは「本当かなぁ」と、実に疑り深い自分がいる。
ただ、それは自分にとって興味深い事にのみである。
例えば、去年大流行した「デング熱」。あれは、複数回罹患する事によって重症化するという話が蔓延しているが…。これは諸説ありの話で、本当のところは証明されていないそうだ。
専門家の端くれである嫁さんに聞いた。なんでも今日、業界の勉強会があってそっちに出席したそうなんだが、そこで著名な先生が解説してくれたとの事である。
俺は、デング熱と言えば複数回罹患すると重症化するという話をほぼ鵜呑みにしていたので、その事を嫁さんから聞いた時、素直に関心してしまった。
そういえば話はそれてしまうが、今年はデング熱が発生していない。昨年発生したデング熱ウイルスを持つ蚊が産卵できないように、昨年秋に撲滅作戦をやったからだ。見事な対応と言えるだろう。閑話休題。
そんなわけで。俺はデング熱は2回めが危険だと、特に疑いもせず信じていたのである。基本的に「疑う」為にはきちんと興味を持たないとできない。マジで。
で。本題に入る。
はすみとしこ氏の個人情報を割って、ドヤ顔で流出させた人の話である。
はすみとしこ氏と言えば、ここ最近頭角を表した、アマチュアの漫画家である。まあプロではないそうで、本人がニートだって言っているので多分そうであろう。
彼女(?)の書くイラストは、思想的には所謂ネトウヨである。さんざんコピペされてそこら中で見かけるので、政治に興味がある方であれば、1回ぐらいは見たことがあるであろう。
要するに在日韓国人とか生活保護者、日本国籍の中国人を叩く論調のイラストなのだ。
彼女の書くイラストはステレオタイプで、全ての在日とか生保受給者とか中国人がそうだとは言わない。しかし一面の真実を突いている。よーするに「現代風」風刺画である。はすみ氏曰く「私のイラストが賛否両論になるのは言論環境が健全な証拠だ」と語っているので、まあご本人はある程度覚悟の上であろう。
俺は以前、シャルリー・エブドの風刺画について、こんなエントリを投下している。
【拙】フランス週刊誌襲撃事件雑感
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/8c3ffbc97043d0cd823a4d6877b4a6ae
▲原発事故当時のシャルリー・エブドの日本に対する風刺画。放射能による奇形で、足が3つある
俺は、あのシャルリー・エブドの風刺とはすみとしこ氏のイラストを同一視する気はない。シャルリー・エブドは完全な捏造だからだ。風刺ですらない。
一方、はすみ氏のものは一面で真実を捉えており、彼女の作品はまさに「風刺」だと思う。
でも、対象者からすれば怒って当然なのだ。「確かにはすみ氏の言うような在日はいるかもしれない。でも、そうでない在日の方が多いのだ。真っ当に生きている在日に謝れ」とか。そういう論調は当然あるだろう。
でも。だからと言って法を犯してまで、はすみ氏を責め立てては駄目だ。
それはまさに、仏週刊誌「シャルリー・エブド」を襲撃したイスイス団と同じ精神構造だからだ。はすみ氏の個人情報を故意に流出させたこのやり口は、まさにテロリスト。
こんなテロ行為を、個人が容易に特定可能なツイッター上で犯罪自慢しちゃいけないでしょ。で、自身がセキュリティ関連のプロである事を公表しちゃって、はすみ氏に「俺にはお前の個人情報を公開する力がある。社会的に死んでこい」とか言っちゃってるんだよ?
それで激怒した日本のネットユーザが、このしばき隊員の個人情報を逆に割って、彼の所属するセキュリティ会社に、彼のネットでの活動を情報提供すると共に警告をしたのである。
恐らく、セキュリティ会社の人にとっては前代未聞の出来事であろう。一番やっちゃいけない人がやってくれちゃったわけなのだから。
俺も、あーゆー連中を観察してて、最初の頃は不思議で仕方がなかったんだよね。
アホではないはずなんだよね。この久保田直己ってしばき隊員。アホはこんな仕事できないもの。民主党の原口一博とか、蓮舫とか、枝野幸男とかも賢いくせに、なんでこんなマネができるのだろうかって。
ある日、突然思ったんだよね。連中冒頭で俺が喋った通りなんだよ。よーするに自分の成している行為は絶対善であって、疑う余地がないんだよ。俺らが奴らに何を言っても馬耳東風なのは、連中主観で語るなら「ネトウヨが嘘ついてるに決まってる」からなんだよ。疑えてないんだよ。
だから、自分の所属する会社に報告された段階で、多分初めて自分のやった事の重大性に愚かにも気がつくわけだ。いつのまにやら一線を超えてる事に気がついちゃったんだよ。そーでも考えないと、こんな自爆テロ、できるわけないもの。それとも、「俺が犠牲になれば日本は救われる」的な、中二病全開の英雄気取りか?
エフセキュア社(久保田氏の勤めている会社)は外資系だけど。少なくとも日本の社会風土において、ある団体の構成員になんらかの問題があった場合、その責任範疇が会社全体におよぶ事は珍しくない。
今回の場合、「エフセキュアにそんな社員がいるようじゃあ、あの会社のウイルスソフトは使えないな…」となる。ヘタすっと致命的なのである。
俺は、久保田氏の方が逆に社会的に終了する可能性があると思う。
つーかツイッター削除して逃走したしな。
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ε‐δ論法からトポロジーへ
ただ、それは自分にとって興味深い事にのみである。
例えば、去年大流行した「デング熱」。あれは、複数回罹患する事によって重症化するという話が蔓延しているが…。これは諸説ありの話で、本当のところは証明されていないそうだ。
専門家の端くれである嫁さんに聞いた。なんでも今日、業界の勉強会があってそっちに出席したそうなんだが、そこで著名な先生が解説してくれたとの事である。
俺は、デング熱と言えば複数回罹患すると重症化するという話をほぼ鵜呑みにしていたので、その事を嫁さんから聞いた時、素直に関心してしまった。
そういえば話はそれてしまうが、今年はデング熱が発生していない。昨年発生したデング熱ウイルスを持つ蚊が産卵できないように、昨年秋に撲滅作戦をやったからだ。見事な対応と言えるだろう。閑話休題。
そんなわけで。俺はデング熱は2回めが危険だと、特に疑いもせず信じていたのである。基本的に「疑う」為にはきちんと興味を持たないとできない。マジで。
で。本題に入る。
はすみとしこ氏の個人情報を割って、ドヤ顔で流出させた人の話である。
はすみとしこ氏と言えば、ここ最近頭角を表した、アマチュアの漫画家である。まあプロではないそうで、本人がニートだって言っているので多分そうであろう。
彼女(?)の書くイラストは、思想的には所謂ネトウヨである。さんざんコピペされてそこら中で見かけるので、政治に興味がある方であれば、1回ぐらいは見たことがあるであろう。
要するに在日韓国人とか生活保護者、日本国籍の中国人を叩く論調のイラストなのだ。
彼女の書くイラストはステレオタイプで、全ての在日とか生保受給者とか中国人がそうだとは言わない。しかし一面の真実を突いている。よーするに「現代風」風刺画である。はすみ氏曰く「私のイラストが賛否両論になるのは言論環境が健全な証拠だ」と語っているので、まあご本人はある程度覚悟の上であろう。
俺は以前、シャルリー・エブドの風刺画について、こんなエントリを投下している。
【拙】フランス週刊誌襲撃事件雑感
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/8c3ffbc97043d0cd823a4d6877b4a6ae
例のフランスの週刊誌版元襲撃テロ事件。話がずいぶんと大きくなっているのを感じる。
これだけのネタなのに、ウチでこれまでエントリしなかった理由は、本当にこのネタをエントリする気が進まなかったからだ。
だってさ。この襲撃された出版社って、日本も福島原発の時に餌食にされた、「風刺」を錦の御旗にしたレイシストの白人至上主義者やん。あんな風刺画を掲載されりゃ、普通怒って当然で、正直自業自得なのである。
これだけのネタなのに、ウチでこれまでエントリしなかった理由は、本当にこのネタをエントリする気が進まなかったからだ。
だってさ。この襲撃された出版社って、日本も福島原発の時に餌食にされた、「風刺」を錦の御旗にしたレイシストの白人至上主義者やん。あんな風刺画を掲載されりゃ、普通怒って当然で、正直自業自得なのである。
▲原発事故当時のシャルリー・エブドの日本に対する風刺画。放射能による奇形で、足が3つある
俺は、あのシャルリー・エブドの風刺とはすみとしこ氏のイラストを同一視する気はない。シャルリー・エブドは完全な捏造だからだ。風刺ですらない。
一方、はすみ氏のものは一面で真実を捉えており、彼女の作品はまさに「風刺」だと思う。
でも、対象者からすれば怒って当然なのだ。「確かにはすみ氏の言うような在日はいるかもしれない。でも、そうでない在日の方が多いのだ。真っ当に生きている在日に謝れ」とか。そういう論調は当然あるだろう。
でも。だからと言って法を犯してまで、はすみ氏を責め立てては駄目だ。
それはまさに、仏週刊誌「シャルリー・エブド」を襲撃したイスイス団と同じ精神構造だからだ。はすみ氏の個人情報を故意に流出させたこのやり口は、まさにテロリスト。
こんなテロ行為を、個人が容易に特定可能なツイッター上で犯罪自慢しちゃいけないでしょ。で、自身がセキュリティ関連のプロである事を公表しちゃって、はすみ氏に「俺にはお前の個人情報を公開する力がある。社会的に死んでこい」とか言っちゃってるんだよ?
それで激怒した日本のネットユーザが、このしばき隊員の個人情報を逆に割って、彼の所属するセキュリティ会社に、彼のネットでの活動を情報提供すると共に警告をしたのである。
恐らく、セキュリティ会社の人にとっては前代未聞の出来事であろう。一番やっちゃいけない人がやってくれちゃったわけなのだから。
俺も、あーゆー連中を観察してて、最初の頃は不思議で仕方がなかったんだよね。
アホではないはずなんだよね。この久保田直己ってしばき隊員。アホはこんな仕事できないもの。民主党の原口一博とか、蓮舫とか、枝野幸男とかも賢いくせに、なんでこんなマネができるのだろうかって。
ある日、突然思ったんだよね。連中冒頭で俺が喋った通りなんだよ。よーするに自分の成している行為は絶対善であって、疑う余地がないんだよ。俺らが奴らに何を言っても馬耳東風なのは、連中主観で語るなら「ネトウヨが嘘ついてるに決まってる」からなんだよ。疑えてないんだよ。
だから、自分の所属する会社に報告された段階で、多分初めて自分のやった事の重大性に愚かにも気がつくわけだ。いつのまにやら一線を超えてる事に気がついちゃったんだよ。そーでも考えないと、こんな自爆テロ、できるわけないもの。それとも、「俺が犠牲になれば日本は救われる」的な、中二病全開の英雄気取りか?
エフセキュア社(久保田氏の勤めている会社)は外資系だけど。少なくとも日本の社会風土において、ある団体の構成員になんらかの問題があった場合、その責任範疇が会社全体におよぶ事は珍しくない。
今回の場合、「エフセキュアにそんな社員がいるようじゃあ、あの会社のウイルスソフトは使えないな…」となる。ヘタすっと致命的なのである。
俺は、久保田氏の方が逆に社会的に終了する可能性があると思う。
つーかツイッター削除して逃走したしな。
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