これは、7~8年前にイタリアに出かけたときに、自分で買った。
自分で買ったのは、土産と言わないのかな?
ヴェネツィアのサンマルコ広場に面した銀細工の店、ショーウィンドウの品を見て一目ぼれ。
店のドアには鍵がかかっているが、奥の樫の木のどっしりとしたデスクには、執事風のおじさんが座っているのが見える。
とんとんとノックしてみる。
若い女性が出てきて、鍵を開けてくれる。
おじさんは、座ったまま、にこりともせず、見るからに、上客じゃないものね、しかたないか。
直径3.5センチほどのマスタード入れ。
手入れが悪いので、曇ってしまったが、ほんとうに、きれいだった。
純銀製、匙は金メッキ、なかはヴェネツィアンガラス、蓋には、栗鼠や象などもあった。
イタリアは、2週間足らずのツアー旅行だったが、半分以上がフリータイムだったので、結構、冒険もできて楽しかった。