JR両国駅西口から江戸東京博物館1階玄関入口を結ぶ通路に、およそ30mの壁画があります。
江戸から400年の時を超えて、日本橋の楽しさを今に伝える絵巻です。
作者は、現代の絵師菊池ひと美さん、江戸の生き生きとした人々のようすを今に伝えたいとの思いがこめられているそうです。
絵巻には、歴史を知らないものにもわかりやすいように、説明文が書いてあります。
橋の上は、富士山を眺める人、旅の人をはじめたくさんの通行人です。
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この絵巻は、作者がいうように、一つは、高札場、魚河岸、大店ストリートなどを描きこんだ「日本橋名所図絵」として、二つめは、楽しい物売りたちを大勢登場させた「職業尽くし」にもなっています。
先日、上京して、この通路を歩いた時、最初はのんびり通り過ぎようとしたのですが、途中でこの物売りの人たちに見惚れて、思わず写真を撮っていました。
5回シリーズでアップします。