冬宮は文字通り「冬の宮殿」で、歴代のロシア皇帝の住居だった建物です。
現代の冬宮は、冬宮としては5代目の建物で、イタリア人建築家ラストレイ(1700~1771年)によって、1754年から1762年にかけて建設されました。
ロシア・バロック様式の傑作で、緑の壁に白い柱、金の装飾が映える壮大な建築です。
1837年に一度大火災に会いましたが、スターソフをはじめとする優秀な建築家たちがオリジナルデザインを踏襲しつつも時流にあった変化を加えて修復、宮殿の荘厳さに磨きがかかりました。
「ラファエロの回廊」、「パヴィリオンの間」、「小イタリア天窓の間」、「ピョートルの間」、「玉座の間」、「1812年祖国戦争の間」などです。