4月1日はエイプリルフール、フランスではこの日に魚を食べる習慣があるとか、昨年に続いて、福岡のお菓子屋さん「16区」からショコラポワッソン(チョコレートの魚)をとりよせました。
「16区」のホームページのトピックスから、ポワッソン・ダヴリル(4月の魚)にまつわる楽しいお話を引用します。
マダム・ジュンコのパリ・メモワール
4月の魚「エイプリルフール」
フランスに渡り、二度目の春をパリで迎えた時の事です。
朝、外出のためドアーに鍵をかけようとすると、扉の下の方に魚の形に切り抜いた紙が縦に貼ってあります。
「なぜ?」と思いながらメトロの駅に向かうと、出勤の人の波にエコリエ(小学生)達の群れ。
するとその中の一人が前を行く紳士の背中に、コッソリと何かを貼り付けました。
それは私の部屋の扉に貼り付けられていたのと同様、魚の形の切り紙です。エコリエ達もそして周りの道行く人達も紳士の背中を見ては楽しそうに、「クスクス」と笑っていますが、誰も注意する人などありません。
その日、4月1日は魚の切り絵などでいたずらをして楽しむフランスのエイプリルフール「ポワッソン・ダヴリル(4月の魚)」だったのです。
ケーキ屋さんでも魚の形のチョコレートが色とりどりのリボンで結ばれ沢山売られていました。
その夜、主人が持って帰ったチョコレートを二つに割ると中から沢山のチョコレートの小魚が出てきたのにはピックリ!
その日のサプライズは今も私の心に鮮やかに残っています。
(三嶋淳子の「思い出日記」より)