クラブハリエのバームクーヘンをいただきました。
しっとりとしていて、周りにフォンダン(砂糖衣)を被せているのが特徴です。
1951年創業のクラブハリエ、60年以上におよぶ洋菓子作りの伝統のなかから、このバームクーヘンが生まれたそうです。
さっそく紅茶を淹れておいしくいただきました。
おいしさの秘密には、次のように記されていました。
クラブハリエのバームクーヘン、ふわふわしっとり、ご好評いただいております。
菓子職人たちは、このバームクーヘンをきれいに描きあげる年輪のように一層一層焼き上げていくのですが、ふんわりとした焼き具合を確かめるため、時折芯棒の丸太をトントンと叩いてやります。
ゆらゆらとバームクーヘンが揺れます。
この揺れ具合の微妙なバランスを見て菓子職人は焼き加減や、ふわふわしっとり加減を判断するのです。
しかし、時にはとんでもない事が起こります。
トントンと尋ねる叩き方が強すぎたり、これでよしっ、とオーブンから取り出したとたんバサッとバームクーヘンの一部がはがれ落ちてしまったりするのです。
程よい弾力のしっとりしたゆらゆらバームを作る微妙なバランスこそがクラブハリエの美味しさなのです。