12月15日、梯子乗り新春奉納に向かうシーンの撮影をすることになっていましたが、katsuraさんの草木染工房に着くと、工房の一角にスタジオができていました。
鏡餅と熊手は100均で調達、餅花は前の晩にご飯を練って作ってくださったそうです。
法被を掛ける位置決めをして、部屋らしい雰囲気を出し、さっそく撮影開始です。
ライティングもばっちり、後ろの棚の紙袋には、草木染の染料になる乾燥させた植物の葉や実が入っています。
頭領が「合点だ~」とお尻をぽんと叩くシーン、テディベアを片足で立たせるのは大変です、katsuraさんとガリさんが四苦八苦してくださいましたがうまくいかず、割り箸で支えて、床にガムテープで貼り付けました、さすがに、フォトショップでこの部分を加工しました。
12月20日に撮った追加のシーン、新春の設定をふだんの月の設定に小道具だけで変えました。
盆栽とだるまは100均で、katsuraさんが準備してくださいました。
しゅう防さんのアイデアで鏡を使った撮影をということになり、katsuraさんが探して急遽準備してくださいました。
鏡に写った竹登の表情、
しゅう防さんのかなりこだわった撮影がはじまりました。
竹登にいろいろとポーズをつけましたが、このときはテグスでぶら下げているので、上部に私の手の影が写りこんでいます。
土鍋は一人用、お茶碗は杯、小皿はアンティークです、昆布で出汁をとったもので、この日のお夕飯にいただきました。
お箸は割り箸の細い方の部分をカット、もうすこし細く削るとベストでしたが、許せる範囲なので、そのまま利用して、
このシーンになりました。
これは11月30日の人間用のお昼です。
katsuraさん特製のスープと焼きたてパン、12月15日はおむすびとけんちん汁、20日はカレーと元気の元になるお昼をごちそうになりました。
今回の打ち合わせと3度のロケ撮影は3人のことが多かったのですが、おーしおさんとガリさんもお仕事やご用の合間に顔を出してくださり、差し入れをいただいたり、「くーたんの海」以来のプロジェクトメンバー5人が力を合わせることができました。
昨年から第1部を6回、第2部を5回、メイキングを4回と長いシリーズになりましたが、梯子乗りは今日で終わりです。
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第1部で頭領のところに弟子入りした竹登の成長するようすが描かれています。
しゅう防さんがYouTubeにアップしてくださっています。
「義理と人情とやせ我慢 つよがり竹登のはしごのり」
つい先ほど、ふと窓の外に目をやると、物干し竿の先に小さな光の玉が見えました。
朝の冷え込みで、物干し竿にできていたつららが融けて、雫になって、太陽の光があたり、赤や緑に光ります。
以前にも一度目にしたことがある一瞬の自然の芸術ですが、すてきなプレゼントでした。
12:15追記