<福島民報ニュースより>
なみえ焼そばのPRユニット 映画化構想
浪江町のB級グルメ「なみえ焼そば」のPRのため結成されたご当地アイドルユニット「NYTS(ナイツ)」をモデルにした映画の構想が進められている。16日に二本松市で開かれた「なみえ3・11復興のつどい」に出演したNYTSのメンバーと製作関係者が明らかにした。
「ステップ」(仮題)という映画で、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により全国に離散した町民を励まそうと活動するNYTSを中心に、オリジナル物語を作る。「フレフレ少女」(新垣結衣主演)などの監督や「舟を編む」(石井裕也監督)の脚本を書いた渡辺謙作さん(42)=郡山市出身、東京都在住=が監督・脚本を務める。
復興のつどいで新曲「道~伝えたい想い(メッセージ)」を披露したNYTSの渡辺根音さん(16)、荒木瑠香さん(16)、西谷あかりさん(14)は、監督の渡辺さんとともに古里を舞台にした映画の構想を明かした。脚本の執筆はこれからだが、渡辺さんは「勇気を与えられる作品にしたい」と抱負を述べた。
同行したプロデューサーの日下部孝一さん=東京都在住=は「浪江をはじめ福島県の人々のさまざまな困難、復興への歩み(ステップ)を世界に発信する」と意欲を示した。日下部さんよると、数カ月以内に正式発表できるよう準備し、年内に撮影して来年の公開を目指すという。
県内での撮影を計画している。復興のつどいであいさつを受けた馬場有町長は「町内で撮影したいとの要請があれば協力する」と語った。
※NYTS
平成21年、浪江町商工会青年部による浪江焼麺太国(なみえやきそばたいこく)がPRや観光情報の発信を目的に、地元の小中学生のオーディションを行い、結成した。震災後も浪江加奈子さん(17)と宗像奈緒さん(17)を加えた5人が県内外に避難する町民の近くで開かれるイベントなどに出演している。
( 2013/03/17 11:00カテゴリー:主要)
*素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい。「ナイツ」だけに「ナイス」!
原発事故や避難を強いられていることが風化しつつある中で、映画化構想は意義があり、公開が楽しみです。