関根医師、全国表彰に 医療功労賞
地域医療や保健福祉に長年尽力した人たちに贈られる「第41回医療功労賞」の中央(全国)表彰に、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴う浪江町の避難住民に寄り添い、仮設診療所で診察を続ける関根俊二さん(70)が選ばれた。15日に東京・帝国ホテルで表彰式が行われる。
医療功労賞は、厳しい自然条件など困難な環境の下で、地域住民のために働く医師や医療スタッフを表彰している。読売新聞社の主催、福島民友新聞社の共催、厚生労働省、日本テレビ放送網の後援、エーザイの協賛。中央表彰は、関根さんら都道府県受賞者をはじめ、国内外の医療関係者の中から18人が受賞した。
関根さんは、阿武隈山系の浪江町津島地区で唯一の医療機関である同町国保津島診療所で15年間、地域医療を担った。原子力災害で住民が避難すると、二本松市で転々とした避難先に仮設診療所を開設、診療に当たっている。関根さんは「患者に寄り添うという流儀をひたすら貫いた結果。医師としての取り組みが評価されてうれしい」とはにかみながら喜びを語った。
(2013年3月11日 福島民友ニュース)
*今日は、関根先生の第41回医療功労賞受賞祝賀会がありました。15年間の永きにわたり津島診療所の医師として地域医療を担っていただきました。関根先生の挨拶の中で「これからも体が続く限り、地域医療に医師として従事したい」と力強い言葉がありました。今後もよろしくお願いいたします。