6月16日金曜日、朝日放送番組審議会に出席後、書店で資料を探していたときに、創作仲間のかこまさみ(日俣雅美)さんが天に召されたという知らせを受けました。
最後にまさみさんとふたりで大阪の街をうろうろしたとき、この書店にも来たのだっけ、とぼんやりする頭で思い出しました。
それからすぐに家に帰る気にはなれなくて、あの日まさみさんが教えてくれた道、まさみさんが教えてくれたお店をひとりで辿りました。
6月17日土曜日、まさみさんの前夜式に行きました。
まさみさんのご遺志で「野の花のような服装でおいでください」というご案内でした。
わたしは透かし小花の白いブラウスと黄色いベレーを選びました。
黄色いベレーは、最後にまさみさんのアトリエにおじゃましたとき、かぶっていったもの。
「今日は特別!」
「タンポポだよ!」って。
6月18日日曜日、告別式には行きませんでした。
予定通り、同じ時間から始まる日本児童文学者協会の連続講座、北ふうこさんの実作指導を見学しました。
まさみさんは、全3回のこの講座を受講される予定でした。
でも第1回目から、病のため、叶いませんでした。
参加者全員で、まさみさんを想って祈りました。
創作を心から愛し、勉強熱心だったまさみさんと一緒にいるつもりで、私はそこに座っていました。
まさみさんの幼年童話「はたけのすもう」が「家の光」8月号に、
中学年向き童話「ゴーゴーミバコ」が「ちゃぐりん」9月号に掲載されます。
「ゴーゴーミバコ」では絵も描かれています。
多くの方の心に届きますように。