以前「悪徳商法の話」「悪徳商法の話2」でトイレの修理業者の話を書いた。
排水の詰まりの修理を頼んだら、何十万もの請求をされてしまった出来事である。
これがその後、あちこちで頻発しているらしくて、テレビやネットニュースで同じ話題を度々見た。
びっくりしたのは、多くの人が皆、その場になると大金を支払ってしまうもんなんですね。
そう、これも空気と思う。
記事の通り、相手はもっともらしい理屈や明細を出して、多くの人が惑わされる専門家の雰囲気を出してくる。
鵜呑みにしないで自分の頭で考えようとすると、後ろから、いかつい男が出てきて威喝してきたりもする。
(若い作業員と思って甘く見ていると、車にはこういう男が待機している)
その場は理屈より常識より、アッという間に
「支払わなければならない」「怖い」「ミスをしたこちらが悪い。なのに大変な作業を頑張ってくれて申し訳なかった。本当にありがとう」という空気に強く支配される。
「自分の頭で考える」っていうのは簡単だけど、考えるだけではなくて、それはドドーンと立つ波風と空気に打ち勝つこととセットなのである。
どこの世界もこのパターンは一緒ですね。
これに勝つには、こっちが更に強い「それおかしいでしょ?!」という空気を作ること。
私の場合は最後に電話で問い詰めたら、蚊の鳴くような返事で一言も反論しなかった。
(おばちゃんはやはり最強( ̄∇ ̄) )
大勢対一人は厳しいけど、相手が数人程度なら負けるべからず。