風も波も、思ったほどでは無い。
でも、初の船釣りでは「船酔い」が、心配される。
最初の段階で「少し気持ちが悪い」時間が有ったが、いつの間にか回復していた。
釣り始めは、竿の操作が上手くいかずに、チョット苦戦。
それも時間経過とともに、慣れて来た。
「中々釣れないね」
と、仕掛けを回収していたら、魚の姿が見えて来た。
「あっ、釣れていた」
このオキアジから、ポツポツとアタリが出始めた。
釣れ始めは、太刀魚が多かった。
指3本程度の、小型のタチウオ。
それでも、釣果に成れば、笑顔が輝く。
太刀魚のアタリの合間に、強いアタリが来た。
慣れないやり取りに、四苦八苦しながら、巻き上げて行く。
竿先を叩くアタリ。
やがて、真鯛の姿が見えて来た。
50㎝超の、良型の真鯛。
初めての船釣りで、真鯛の釣果。
いっぺんに、船上が賑やかになって来た。
「凄いね。大きな真鯛だね」
親子で、検討をたたえ合う。
ポイントを変えると、又しても、真鯛がヒットして来た。
お母さんの大活躍に、子供さんも負けていない。
「何か来たよ」
35㎝クラスの、大きな真鯵。
「美味しそうだね」
船上は、笑顔が一杯になった。
真鯛や鯵の釣果で切り上げ、午後便と交代する。
夕方にかけての、青物の動きに期待して、ポイントへと急ぐ。
綺麗な上り潮が、入っていた。
しかし、下潮の動きがイマイチ良くない。
青物のアタリが来ても、針外れになってしまう。
40㎝クラスの真鯛が、最初のアタリ。
早めにポイント移動をしていく。
夕方に成ると、ベイト反応に変化が出て来た。
ベイト柱が、立ち始めた。
ハガツオが、ヒットして来た。
その後も、アタリは来るのだが、殆どがやり取り途中で、針外れ。
口惜しさが、少しずつ膨らんでいく。
アオハタも、50㎝クラスと型が良い。
チョッピリ、口惜しい夕方狙いだった。