リモート天文台、運用を始めて1年半程度たちました。
その間思った感想を書いていきたいと思います。
利点
〇とにかく体が楽。
インターネットで自宅PCからアクセスし、撮像が終わったら
遠隔でスリットを閉めて、望遠鏡を原点に戻し、電源を切る、たったこれだけで
画像を取得できます。
私は夜半すぎると寝てしまうので、撮像終了時、目覚まし時計で起きて終了動作をします。
〇システムは絶えず改良が必要ですが、そのシステム改良を考えることがとても知的好奇心を
刺激します。
いろいろな改良を考えるのはとても楽しいです。人生に潤いを与えてくれます。
とにかく楽しいです!!
〇欠点として、私のドームの場所のせいでもありますが、太陽光発電に頼らざるを得ないところです。
太陽光パネル設置など、初期費用もかさみます。悪天候が続くと電源が落ちるなど不安定です。
(発電し始めるとまた自動で復活しますが、、。)
〇設置場所が自宅から230Kほど離れているので、欲を言えば遠いです。しかし、それ以上に素晴らしい晴天率は
その欠点を埋め合わせて有り余っています。
〇”不審者”の敷地内への侵入の形跡が見られます。これは遠隔ドームだけでなく、遠隔に設置してある
ドームやスライディングルーフも一緒でしょう。絶えず防止策を練っていきます。
〇欠点かどうか分かりませんが、重い機材を担いでの遠征は全くする気がなくなりました、、、。まあ、それもいいでしょう。
結論 遠隔ドームは体力、気力の衰えを十分にカバーするどころか、毎日でも簡単に撮像できて、好きな画像処理を
いつも楽しめる、また、システム運用で知的好奇心を心から満足させる大変すばらしいものです。
作ってもいいと思ってらっしゃる方にはぜひともお勧めです!!心よりお勧めします!!