ビーズのネックレス

去年の今頃から７月にかけて、病院通いに忙しくしていました。
ピアノ教室のレッスンも頻繁に変更。

「良性の腫瘍が見つかり、検査です」
と生徒さんたちに説明しましたが、お母様方は癌を怪しんでいたと思います。

今は病状が良いので、１年前の緊迫感もすっかり忘れました

１年後には生きていないかも・・・という可能性も考えたので、去年の夏は洋服を１枚も買いませんでした。
着ないかもしれない服を買うのは「もったいない！」


その反動で、今年はおしゃれしたい

というわけで、ビーズのアクセサリー作りにワクワクしています。
ビーズ屋さんでビーズ選びは悩むので、２時間位があっという間に経ちます。

吉祥寺のキワと、立川のパーツクラブに行きました。
立川伊勢丹１階のビーズ屋さんは、高級感のある物が多いので、来週じっくり買い物する予定

癌研有明病院②

２００７年６月末に、癌研の初診を受けました。
手術を待つ患者さんが大勢いるので、２ヶ月程度は待たされると言われました。
結果的には２ヶ月半待たされました。

待たされている間に、癌が進行して取り返しがつかなくなるのではないかが心配でした。
一般的な乳癌は、２ヶ月程度はそれ程心配いらないと先生が言ってくださるのですが・・・心配。
２週間後に主治医が決まるまでは「いたたまれない」気分でした。

食欲が無くなり、痩せてきました。
幸いな事に、夜は良く眠れました。

常に「癌！」が頭から離れないのですが、ピアノを教えている時は「癌」を忘れられました。
ピアノ教室の仕事に、どれだけ救われたか！！！

癌研有明病院①

早朝の通勤、通学客で混雑する電車に乗り、癌研有明病院に行きました。
玄関の自動ドア横には、制服姿のガードマンが、「おはようございます」と迎えてくれました。

ゆりかもめ有明駅からほんの数分の、大きな病院です。
患者さんが次々とやってきます。
「み～んな癌なんだぁ・・・」

癌研の初診受付の時にアンケートを書きました。

「癌の現在の病状を知りたいか、知りたくないか？」
いくつか、癌の告知に関する質問が続きます。
迷わず、告知を受けたい方・・・「はい」に○を書いていきました。

最後に
「余命を知りたいですか？」

これは少し考えました。
でも「知りたくない」と答えれば、「余命」に関しては主治医の説明を全面的に信じられなくなるじゃないですか。

それで、どんな現実も受け入れる覚悟をして、全て隠さず知りたいと記入しました。

熊

5月24日の朝。
防災無線がピン　ポン　パン　ポ～ン
「○○公園近くで、熊が目撃されました。ご注意ください！」

歌の先生のコンサートの日でした。
人的な被害はありませんが、小学生の通学路です。
ピアノの生徒たちに聞いたら「熊鈴」を持って登下校しているそうです。
子供達がかなり心配です。
通学路を変えなくていいのかな？

その公園は私の散歩コースだし・・・
それ以降は、別の道を歩いています。

運動嫌いなカルメンシータは、散歩も嫌いでした。
でも、去年の秋（退院後）から歩いています。

けっこう身体が気持ちいいですね。
歩き慣れて、坂道も息切れしないで登って行けます。

運動しているのに、じわじわ太っています。
スカートがきつくてやばい

父「太るくらいでいいんじゃない。」
母「ウェストがあるんだから大丈夫」
なんて、肯定されちゃうと・・・ついつい食べすぎ飲みすぎです。

紹介状を書いてもらう

他の病院で診察を受けるべきとアドバイスしてくれる友人Ａさん。
かなり強硬に言ってくれました。

でも、入院、手術まで予約したのに、
「他の病院へ行きたい」と、先生に言いにくい

カルメンシータ「何て先生に言えばいい？失礼じゃないかなぁ？」
Ａさんがいろいろ具体的に教えてくれました。

ＡさんとⅠさんに相談して、癌研有明病院に行くことにしました。
紹介状もあっさり書いていただき、癌研有明病院の診察予約も電話した2日後に取れました。