鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

雛まつり

2017年03月02日 | 日記

七段飾りのお雛様を、いそいそ飾ったのは、娘が何歳までの事だったろう。

これが結構な労働で毎年、勿論私の仕事でした。

娘が幼いころ、段によじ登り、お気に入りの三人官女をわしづかみ、よしよしをしていたㇼ、

模擬菱餅をかじったり、お雛様とシッカリ遊んでいた。何をしても可愛かった。

お雛様は、亡き母と一緒にいろいろ見て回り買ってもらったものでした。

母が亡くなってからは、一度も箱を開けていない。

勿論今年も開けてない。納戸の中で6,7年お休みをいただいている。

もし今ふたを開けたら・・・、三人官女は歳をとってしまったか?

右大臣、左大臣は「おい、なにしてたんだー!」と怒るだろうなー。

五人囃子の青年たちは、奏でることを忘れてしまったのでは・・・、

お内裏様とお雛様は私の顔みて「しばらく会わないうちにおばーちゃんになっていたのねー、

それは忙しかったことでしょう・・・」と、たおやかな、寛大なまなざしで許してくれそう。

雛まつり・・・、、どこか女子力をアップさせてくれる雅な祭り、宴、

工房には、お気に入りの立雛が今、温かく私を見守ってくれています。

忘れてました、明日、桃の花を飾りましょう。

 

 

 

 

 

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