20代、30代の友人との出会いで、私の人間の地図の基礎ができたと思う。
自分とは違う、自分に似ている、それぞれ個性の違う彼女、彼たちと過ごした日々は、宝物の時間だ。
良い時も悪い時も、いつも同じ体温で接することが出来る友、というより、私のダメな姿を知られている人には、今でも遠慮がないので会うと心が安らぐ。
「よくぞ、こんな私とこんなに長くつき合ってくれたー」と心の中で拝んでしまう。
そして、仕事を通じて思いがけない絆で結ばれた人達、スタッフですが、大人になって出会えた素敵な女性達です。有り難うございます。いつも感謝しています。
この1年半、未曽有の事態の中でも仕事を続けてこれたのは、モチベーションを保ち続けられたのは、スタッフのおかげです。私は守られてきました。
お蔭でこの困難な時代、本当は明日の生活も不安で大変なのに、新しい布、柄に出会うと「これで何を作ろう?」と、前に前にと気持ちは向っていました。
私がやるべきことは明確で「良いものを作って売る」それだけです。良いものとは、手を掛けたもの、少々「面倒くさい」と思ってしまうぐらいのものです。物を作るうえで、労力を惜しまないことが、1番先に来ます。
仕事は、工房から家に持ち帰って、空き時間で製作をしてもらってます。これは起業当時から変わりません、子育て中の人、親の介護中の人がほとんどなのです。私自身も子育て、親の通いの介護をしながらやってきました。
営業マンはいません、ウェブ、プロモーションは貧弱です。私がそのあたりすべてやっているので、いっぱいいっぱいの現状です。
実際、お客様とのつながりを、もう少しちゃんとしないと、と思っています。今月も数件オーダーを頂きました。私どもの存在を探しに探してたどり着いた・・・、みたいなことを言っていただき、申し訳なくありがたく、ほんとうすみません。(ちなみにオーダーは和柄のパソコンケースと道中財布等です)
間もなく10月ですね。不安ばかりを口にしていてもしょうがないですね、仕事を通じて「安心な時間」を私はお客様、スタッフに頂いて居ります、有り難うございます。
「鎌倉今村」をこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。