都会の真ん中にも、よく見ると緑がある。
大きな樹がある。今日、写真の樹に出会い、ある衝動に駆られた。
騒音を逃れ、木陰に行くと、ほっとする。
2年前、念願だった諏訪神社に出向き、大木にしがみつきしばらく耳を押し付けていた。
ごーごーと、水を吸い上げる音が聞こえた・・・、が、あれは夢の中のことのような気がする。
人間の体の血液が、すごい速度で巡るように、樹も水を吸い上げる、生きているから。
それにしてもすごい音だった、いや、やはり夢だったのだろう・・・。
東京のど真ん中で、それも真昼間、樹にしがみつき目をつぶっていたら怪しまれる。
明日、鎌倉の木で確かめてみよう。
なるべく人目を避けて。