「今村さんのところの商品、壊れないの、それって儲からないじゃないですか?」
「あの、その・・・」
ありがたい話ですが、返事につまってしまった。
確かに、よく言われます。
一つ一つ手作業で、丁寧に作っています。
別に当たり前のことで、改めて言うことがおかしいですね。
特別な伝統技術でもない私どもの商品は「心を込めて作る」その一点。
今、藤沢有隣堂の催事向け商品が揃い、工房は商品であふれています。
おなじみの「道中財布」 人気の「デジカメケース」定番商品です。
「男物トート」 「小銭入れ」は、岡山、国産ジーンズの大人気「赤耳」でつくりました。
商品の価値は、買ったその時はわからないものです。
その方の(お客様の)生活の中に組み込まれ、「生きて」初めて生まれるもの。
私の手を離れた商品が、お行儀よく、または生き生きと役割を果たしていますよう・・・。