トヨタ方式と言えばだれでもご存知の在庫を持たない生産方式。
ジャストインタイム(JT)ジットと言う言葉も聞く。
中身はほぼ同じだと思いますが、無駄を省く、在庫を持たない。
でも必要なときは、時間を短縮して、素早く商品がお客様の元に届ける。
物作りの組織には、夢のような形態です。
待てよ、私は起業した16年前からやってます。
一人で起業して、何から何まで一人でやっていた。
お金がないから布の仕入も少しづつしか買えなかった。
少ししか商品を作ることが出来なかった。
催事が決まると大慌てで商品作りをする。
基本は売り上げ目標の1.5倍の商品を作る。
それがやっとでした。
でも思いのほか好評の時など、商品が途中でガラガラになり
資金は無いは、作る時間は無いはと、ドキドキハラハラ
全く綱渡りのような数年でした。
しばらくして一人、二人とお手伝いしてくれる方が出てきて
今は、恵まれた状況です。
しかし、在庫は今でも持ちません。
何故なら、催事場の土地柄、街の雰囲気に合わせて商品作りをします。
基本一点物ですから、これは、これからも変わらないと思います。
物が溢れに溢れている現在、ちょっと人とは違う手間暇かけたものをお客様は求めている・・・、
そんな根強い思いがあります。
起業した当時は外国、特にヨーロッパブランドが全盛の時で、
私の作る「和」のエッセンスを基調にした小物、バッグ類は売れませんでした。
「私の仕事、何時まで続けられるかしら・・・」不安だらけの日々でした。
でも信じていました、。
いつか「Japan」の魅力に気づいてくれるはず・・・,
そんなこんなで16年たちました。
結構、しぶとい「鎌倉今村」です。