鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

推し、燃ゆ

2021年02月27日 | 日記
1999年生まれの大学生が164回、芥川賞を受賞した。

アイドルの追っかけをして、自身の精神のバランスを取りながら、学校、アルバイト先、家族とのかかわりが、苦しくなるほど克明に綴られる。

若さは不器用で、無茶苦茶で、世の中に素直になれなくて・・・、きっと誰もが抱えるあの時代の痛みを「推し、燃ゆ」は思い出させてくれた。

果たして、他人の、21歳の女子大生が書いた文章が、私の青春時代の傷をいやすのか?見事に裏切られたのだ。まるで私自身の傷にかさぶたを作るように収まった。

インタビューで、質問者が卒業後はどうされますかとの問いに、

「就職して社会に出て、継続的に勤め、お金をもらう経験をしてみたい」と答えている。素敵です。














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