個人消費は相変らず横ばいと、今日の夕刊に出ていた。
個人消費が伸びない分、お金は貯蓄に行くという。
ということは、買いたい商品がないということになる。
物づくりの、吹けば飛ぶような会社の社長の私は反省し、考えを新たにしなければ。
そこそこ売れる商品にこだわっていては、伸びる筈がない。
先日、スタッフとのミーティングで「昔作っていたあのバッグ、あれ良かったのに・・・」
一人の、つぶやきに似た、ぽろっと出たひとことが引っ掛かった。
私の仕事の軸には「若い人の着物人口を増やす」という強い思いがある。
今、その「昔作っていたー」のひと言に火が付いた。
それは布製の横長の、例えていうなら大人の「お稽古バッグ」
よく売れたのですが、とにかく細部にこだわりすぎて、原価と売値のバランスにゆきずまった。
よし、再び仕掛けていこう!さらに細部にこだわり、売値を上げればいいだけで、今こそ
「これですけど!」と自信をもって差し出そう。
ベースの生地探しに、私は今、連日歩き回っている。
必ず話題になる商品にしたい!
大好きな布と、濃密な時間を過ごしている、幸せな私。