弁護人安田好弘さんの講演(2006/6/19)から。
「控訴審でも、ともかく死刑にしなければならないというので検察がやったのが、彼の例の手紙です。ひどい内容の手紙であることは確かです。しかし、それは隣の房にいた子どもが、小説家になりたいという希望を持っていて、彼からすれば、死刑を求刑されるような事件をやった被告人は関心の的であったわけです。文通の相手は被告人を偽悪的にもてはやします。そして、その . . . 本文を読む
弁護人安田好弘さんの講演(2006/6/19)から。
バッシングについて具体的な実感を話せと言われればそれほどお話しすることはない。だけどもたいへんな状態になってきたなあという感じはしています。 私も何本かの嫌がらせ電話を取ったわけですけれども、電話の向うで、精神的な、感情や意識の面における凶暴化がものすごく進んでいるという実感を持ちました。もちろん死刑廃止運動をするなかで、死刑存置の人たちか . . . 本文を読む
メディアによる殺せの大合唱
マスメディアの今の関心ですけれども、マスメディアと言いましても、テレビメディアと新聞メディアに分ける必要があると思うんです。今回は、殺せ殺せという大合唱をしている、あるいは裁判なんか不要だと言っているのはいわゆるテレビを中心としたメディアなんですね。ところがそれに対し一定の距離を置いているのは新聞と雑誌メディアです。とりわけ気になったのは、被告人の写真を出し、名前を . . . 本文を読む
光市裁判 -年報・死刑廃止2006
光市母子殺害事件 「なぜ弁論に欠席したか」弁護士安田好弘
読売新聞 平成18年(2006年)3月15日付朝刊
「山口・光市母子殺害 被告弁護人出廷せず 山口県光市の本村洋さん(29)宅で1999年、妻(当時23歳)と長女(同11か月)が殺害された事件で殺人罪などに問われ、1、2審で無期懲役の判決を受けた同市内の元会社員(24)(犯行時18歳)につ . . . 本文を読む
昨夜は、名音大のコンサートに行った。芸文(愛知県芸術劇場)コンサートホール。オーディションによる学部4年生の演奏。トップバッターは電子オルガンの演奏。演奏者自身の作曲。電子オルガンは、最新の「ステージア」。曲も良いし、演奏も巧かったが、やはりステージアの音色が最大限アピールしていた。
驚いたのは、作曲学科の学生による作品「ゴンドワナ」。弦楽四重奏曲だが、素晴らしい曲をものしておられた。演奏も . . . 本文を読む