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歌がうまくなりたい

「誰にでもわかる」「実感できる」カヌマミュージックスクールのレッスン風景

③ロングトーンとテンポ

2019年04月19日 07時03分25秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。

3回目のテーマは…

#ロングトーン と #テンポ です。

一つの言葉の固まりをフレーズとして、
そのフレーズの語尾などにロングトーン(長い音符)がよく使われます。

長い音符というと、とにかく声に力を入れて伸ばそうとしがちですが、
それでは語尾のたびに息が苦しくなり、声がかすれたり、
ひっくり返ったり、あげく息継ぎがみだれ、腹式呼吸が出来ずに
一番いけない胸式呼吸(浅い呼吸)になり、
次のフレーズにスムーズに入ってゆけなくなります。

では、語尾などのロングトーンはどうしたらよいでしょう。

これもテンポに関ってくるのです。

前回、テンポに乗って歌う方法(歩きながら口ずさむ)はお話しましたが
語尾も同様です。

歩きながら歌っていると、語尾も歩いているはずです。
ところが、テンポを忘れメロディに合わせよう、合わせようと歌っている人は
口先となり、語尾のたびに声に力を入れ体が止ってしまうのです。
そこで、次のフレーズに入るため、慌てて息をし飛びついてしまいます。

語尾などロングトーンほどテンポに乗っていなくてはなりません。
テンポに乗り歩きながら声を出し、自然に息が入り、次のフレーズに入っていくのです。

さぁ、今回のポイントです。

語尾はその言葉で歩いて下さい。

一歩目はその言葉。二歩目からは必ず母音(アイウエオ)に変わってくれます。
母音は歌の響きを増大させてくれます。
ですから、声に力を入れなくても声のボリュームが出るわけです。

これこそ良い声の出し方(発声)につながるのです。